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歯根嚢胞だけど抜歯したくない人のための選択肢とは?

「歯根嚢胞だけど抜歯したくないひとのための選択肢とは」について2つのポイントを解説します。
 
■ポイント1
歯根嚢胞は抜歯をすることで初めて確定できる
 
■ポイント2
歯根端切除術や意図的再植など、外科的治療を行う
 
以上の2つのポイントを解説します。

ポイント1 歯根嚢胞は抜歯をすることで初めて確定できる

【レントゲンで歯根嚢胞があるかどうかはわからない】

 

まずは、前提的なお話をさせていただきますが、実は、歯根嚢胞が見つかるのは、抜歯をした後に初めて分かるのです。
確かに、レントゲン上で根っこの先が黒くなっている場合に歯根嚢胞がある可能性もありますが、実際にはそれが、膿が溜まっているからなのか、骨が溶けてなくなってしまっているのかはレントゲンだけではわかりません。
ですので、「歯根嚢胞」があるから抜歯をするということではなくて、歯が割れてしまったり、あまりにも虫歯が大きくて、歯が残らない場合に抜歯をし、その時に「歯根嚢胞が見つかった!」というのが正しい解釈なのです。

 

ポイント2 歯根端切除術や意図的再植など、外科的治療を行う

【根っこの中からの治療でも改善できない時は外科治療を行う】
 
レントゲン上で黒い影が写っていて、歯根嚢胞があるかもしれない時にまずしていただくことは、顕微鏡やCTなどを活用しながら、根っこの中の治療をしっかりとすることが大切です。
精密な根管治療をすることで、根っこの先の黒いところがなくなっていき、骨に置き換われば抜歯をせずに済みます。
 
ただし、この治療をしても良くならない場合もあります。
そんなときは、歯の外側からアプローチを掛けてあげることが大切です。

 

大きく2つ種類がありますが、1つ目は歯茎をめくって、根っこの先を少し切り、お薬を逆から詰めてあげる歯根端切除術と呼ばれる治療です。
この治療をする際に、膿の袋があれば取ることも可能なので、治療をすることで抜歯を回避することができます。

 

2つ目は、一度歯を抜いて、抜いたところをきれいにしてあげてからまた歯を戻してあげる意図的再植と呼ばれる治療があります。
こちらも治療をしてあげることで、歯根嚢胞があれば取ることができるので、改善すれば抜歯を避けることができます。
 
この外科的な治療は、すべての歯医者さんでできる治療というわけでは有りませんので、しっかりと治療を行っているかを確認することが大切ですし、もちろん、その治療をしたとしても改善が見られない場合には抜歯になることもあります。
ですが、残せる可能性もありますので、まずは相談を受けていただくことをおすすめいたします。

 

まとめ

今回は、「歯根嚢胞だけど抜歯したくないひとのための選択肢」について、2つのポイントを解説しました。
1つ目のポイントは、そもそも歯根嚢胞は抜歯をすることで初めて見つかるということ
2つ目のポイントは、歯根端切除術や意図的再植など、外科的な治療を行うことによって、抜歯を回避できる可能性があるということです。
まずは、精密な根管治療を受けていただき、それでも改善しないときには外科的な治療があるということをお話させていただきました。
今回お話させていただいた治療は、専門的な治療ですので、すべての医院さんで行っているとは限りません。
ですので、治療を行っている医院さんにご相談していただいて、治療が可能かどうかの診断を受けていただくことをおすすめいたします。

 

歯根嚢胞は抜歯することでしか治療できないのか?

歯根嚢胞は抜歯することでしか治療できないのか?について2つのポイントを解説します。
 
■ポイント1
歯根嚢胞は抜歯をすることで初めて見つかる
 
■ポイント2
歯根端切除術や意図的再植など、外科的治療を行う
 
以上の2つのポイントを解説します。

ポイント1 歯根嚢胞は抜歯をすることで初めて見つかる

【レントゲンで歯根嚢胞があるかどうかはわからない】

 

タイトルには、歯根嚢胞は抜歯することでしか治療できないのか?とありますが、じつは、歯根嚢胞が見つかるのは、抜歯をした時に初めて分かるのです。
確かに、レントゲン上で根っこの先が黒くなっている場合に歯根嚢胞がある可能性もありますが、実際にはそれが、膿が溜まっているからなのか、骨が溶けてなくなってしまっているのかはレントゲンだけではわかりません。
ですので、「歯根嚢胞」があるから抜歯をするということではなくて、歯が割れてしまったり、あまりにも虫歯が大きくて、歯が残らない場合に抜歯をし、その時に「歯根嚢胞が見つかった!」というのが正しい解釈なのです。

 

ポイント2 歯根端切除術や意図的再植など、外科的治療を行う

【まずは抜歯にならないための方法をとことん試すことが大切!】
 
では次に抜歯にならないための治療について説明をします。
もちろん抜歯をせずに歯を残すことができればそれに越したことは有りませんよね。
まずは、顕微鏡やCTなどを活用しながら、根っこの中の治療をしっかりとすることが大切です。
精密な根管治療をすることで、根っこの先の黒いところがなくなっていき、骨に置き換われば抜歯をせずに済みます。
 
ただし、この治療をしても良くならない場合もあります。
そんなときは、歯の外側からアプローチを掛けてあげることが大切です。

 

2つ目は、一度歯を抜いて、抜いたところをきれいにしてあげてからまた歯を戻してあげる「意図的再植」と呼ばれる治療があります。こちらも治療をしてあげることで、歯根嚢胞があれば取ることができるので、改善すれば抜歯を避けることができます。
 
この外科的な治療は、すべての歯医者さんでできる治療というわけでは有りませんので、しっかりと治療を行っているかを確認することが大切ですし、もちろん、その治療をしたとしても改善が見られない場合には抜歯になることもあります。

 

大きく2つ種類がありますが、1つ目は歯茎をめくって、根っこの先を少し切り、お薬を逆から詰めて上げる歯根端切除術と呼ばれる治療です。
この治療をする際にも、膿の袋があれば取ることも可能なので、治療をすることで抜歯を回避することができます。

 

まとめ

今回は、歯根嚢胞は抜歯することでしか治療できないのか?について、2つのポイントを解説しました。
1つ目のポイント…そもそも歯根嚢胞は抜歯をすることで初めて見つかるということ
2つ目のポイント…歯根端切除術や意図的再植など、外科的な治療を行うことによって、抜歯を回避できる可能性があるということです。
ただし、どんな治療もメリット、デメリットがありますし、治療を施しても治りきらず抜歯になる可能性ももちろんあります。
まずは、治療を行っている医院さんにご相談していただいて、治療が可能かどうかの診断を受けていただくことをおすすめいたします。

 

歯根嚢胞が原因での抜歯後のケアは何に気をつけどうすれば良いか?

歯根嚢胞が原因での抜歯後のケアは何に気をつけどうすれば良いか?について2つのポイントを解説
 
■ポイント1
歯ブラシが難しくても洗口液で消毒をする
 
■ポイント2
硬いものなど、噛まないように気をつける
 
以上の2つのポイントを解説します。

ポイント1 歯ブラシが難しくても洗口液で消毒する

【口腔内環境を清潔に保つことが大切】

 

抜歯後直後は、抜歯した部分が傷口になっているため、抜歯をした近くの歯の歯ブラシは難しく感じるかもしれません。
だからといって、歯ブラシをせずに、食べ物が詰まったままになってしまったり、お口の中の環境が悪いと、かえって傷口から感染を引き起こしてしまう可能性があります。
これは、実際に抜歯をして歯根嚢胞があっても、なくても同じことです。
もちろん、抜歯した近くの歯は歯ブラシが難しかったとしても、磨ける部分はきちんとケアすることが大切です。
また、抜歯をした近くのところは、歯ブラシが難しい場合には殺菌作用のある洗口液などを使用していただくことをおすすめします。
抜歯をしても、お口の中の環境が悪くならないようにするということが大切なポイントの1つ目となります。

 

ポイント2 硬いものなど、噛まないように気をつける

【あえてそこで物を噛んだりしないように気をつける】

 

抜歯をしたあと、しばらくは歯がない状態になります。そこで硬いものを噛んでしまうと、歯茎を傷つけてしまうので、何か噛める物がはいるまでは、硬いものはそこで噛まないということも大切です。
もちろん、ご飯粒がすこしその場に行くぐらいは全然問題有りません。
お食事をされる際は、気をつけて行ってくださいね。

 

まとめ

今回は「歯根嚢胞が原因での抜歯後のケアは何に気をつけどうすれば良いか?」について2つのポイントを説明しました。
1つ目は「歯ブラシが難しくても洗口液で消毒をする」
2つ目は「硬いものなど、噛まないように気をつける」
抜歯をした際のいちばん大切なことは、傷口を治すためにも、口腔内の環境をきれいに保つということが大切です。
抜歯を受けられた方は、動画を参考にしていただき、ケアにも気をつけていただければと思います。

 

歯根嚢胞が原因での抜歯治療中の痛みと抜歯治療後の痛みついて

歯根嚢胞が原因での抜歯治療中の痛みと抜歯治療後の痛みについて、3つのポイントを解説
 
■ポイント1
抜歯をすることで初めて歯根嚢胞があることがわかる
 
■ポイント2
抜歯治療中の痛みについて
 
■ポイント3
抜歯治療後の痛みについて
 
以上の3つのポイントを解説します。

ポイント1 抜歯をすることで初めて歯根嚢胞があることがわかる

【歯根嚢胞が原因で抜歯になるのではない】

 

今日はここで、大前提のお話をできればと思いますが、実は「歯根嚢胞」があるから抜歯をするのではなく、抜歯をしてから病理検査に出して、初めて「歯根嚢胞」があったということがわかります。
つまり、どういうことかというと、レントゲン上で黒い影があったとしても、それは多くの場合、歯根嚢胞ではなく歯根肉芽腫という病気です。
抜歯が必要な場合は、歯が割れたり、虫歯が大きすぎて残る歯の量がとても少なくなった場合に抜歯をします。
ですので、歯根嚢胞があるからと言って抜歯をするということはないのです。

 

ポイント2 抜歯治療中の痛みについて

【麻酔が効いているので痛みは感じない】
 
では、皆さんが気になっておられると思う抜歯治療中の痛みについて解説していきます。
実際に抜歯をしてみて、歯根嚢胞があったとしても、抜歯の治療中には麻酔をしますので、痛みを感じることは基本的には有りません。

 

また、最近では麻酔自体も歯茎の表面に表面麻酔を貼って、その後麻酔を行っていきますので、針が刺さるチクッとする痛みさえも感じずに治療を行うことができます。
 
麻酔が途中で切れてきたり、そもそも麻酔が効きづらい方もおられると思います。
ですので、そんな方は事前に麻酔が効きづらいということを、術者に伝えたり、途中で違和感を少しでも感じられた方は、すぐにお伝えしていただければと思います。

 

ポイント3 抜歯治療後の痛みについて

【1週間程度痛みが続く場合も】

痛みの程度は人によっても様々ですし、翌日には痛みを感じないとお話される方がいる一方で、痛みが続いて大変だったとお話される方もおられます。
ただし、一般的には、麻酔が切れてから2〜3日後が痛みのピークで、1週間もあれば痛みは落ち着いてくると言われています。

 

また、痛み止めが効きますので、治療後は我慢せずに痛み止めを飲んでいただくということも、とても大切です。
痛みがどんな程度のものかについても、気にされると思いますが、親知らずを抜歯するほうが痛みが強いと思います。
なぜなら、埋もれている親知らずを抜歯するときなどは、顎の骨の削る量も多くなるため、大きく腫れたり、痛みも強く出る可能性があるからです。
虫歯や歯の状態がすでに悪く、抜歯をした時に歯根嚢胞がある場合などは、逆に歯に悪い影響を与えていたものを取り除きますので、痛みの原因になっていた場合には落ち着く可能性もあります。
どちらにせよ、個人差があるということだけはお知りいただきたいので、炎症を抑えるためにも治療後は痛み止めを飲むことをおすすめします。

 

まとめ

今回は歯根嚢胞が原因で抜歯になった場合の抜歯中の痛みについてと抜歯後の痛みについてお話をしました。
ポイント1つ目は「抜歯をすることで初めて歯根嚢胞が分かる」ということ、
ポイント2つ目は「抜歯治療中の痛みについて」は麻酔を使用することでほとんど痛みを感じることはない、
そして、ポイントの3つ目は「抜歯治療後の痛みについて」は痛み止めが効く程度ということをお話しました。

 

歯根嚢胞が原因での抜歯後の再発の可能性と再発しないためにどうすれば良いか?

歯根嚢胞が原因での抜歯後の再発の可能性と再発しないためにどうすれば良いか?について2つのポイントを解説
 
■ポイント1
抜歯をすることで初めて歯根嚢胞があることがわかる
 
■ポイント2
抜歯時に病気を取り切ることが大事
 
以上の2つのポイントを解説します。

ポイント1 抜歯をすることで初めて歯根嚢胞があることがわかる

【歯根嚢胞が原因で抜歯になるのではない】

 

今日はここで、大前提のお話をできればと思いますが、実は「歯根嚢胞」があるから抜歯をするのではなく、抜歯をしてから「歯根嚢胞」があったということがわかります。
つまりどういうことかというと、レントゲン上で黒い影があったとしても、それは膿が溜まっているのか、骨が溶けているのか、どちらかなのかはわかりません。
抜歯が必要な場合は、歯が割れたり、虫歯が大きすぎて、残る歯の量がとても少なくなった場合に抜歯をします。
ですので、歯根嚢胞があるからと言って抜歯をするということはないのです。

 

ポイント2 抜歯時に病気を取り切ることが大事

【歯根嚢胞がある場合はしっかりと取りきることが大切】

 

では本題に入りますが、抜歯をした時に「歯根嚢胞」を見つけたら、しっかりと取りきることが大切です。
万が一きちんと取りきらなければ、骨の中に嚢胞がのこったままになってしまい、再度歯茎をめくって取らなければならなくなる場合があります。
ですので、抜歯時のお掃除がとても大切ということになります。
抜歯をした時に、マイクロスコープと呼ばれる顕微鏡で、抜歯したところをしっかり確認することで、より歯根嚢胞を残さずに治療することが可能です。
しっかりと確認できる設備があることも大切になってきます。

 

まとめ

今回は「歯根嚢胞が原因での抜歯後の再発の可能性と再発しないためにどうすれば良いか?」について2つのポイントを説明しました。
「歯根嚢胞」はそもそも、抜歯をしてみないとわからないということと、抜歯後に歯根嚢胞がある場合は、しっかりと取りきることが大切ということをお話しました。
抜歯時に抜歯したところを、マイクロスコープを使ってしっかりと確認することもとても大切です。
抜歯が必要と言われた方はぜひ、歯根嚢胞がある可能性もありますので、設備の整った歯医者さんで治療を受けていただくことをおすすめいたします。

 

歯根嚢胞が原因での抜歯後に気をつけるべき3つのポイント

歯根嚢胞が原因での抜歯後に気をつけるべき3つのポイントを解説
 
■ポイント1
舌や指で触ったりしない
 
■ポイント2
当日はお酒や刺激物などを摂取しない
 
■ポイント3
タバコは吸わない
 
以上の3つのポイントを解説します。

ポイント1 舌や指で触ったりしない

【余計に出血させてしまったり、細菌感染の原因になる】

 

基本的には、歯根嚢胞があったとしても、その後の抜歯で気をつけることは通常の抜歯で気をつけることと同じです。
ポイントの1つ目としては舌や指で、抜歯をしたところを触らないということです。
なぜなら、舌や指で触ってしまうと、余計に抜歯をしたところを出血させてしまったりして治るまで時間がかかってしまいます。また、細菌感染のリスクが高くなり化膿してしまう可能性があります。どちらにせよ、傷口を舌や指で触らないことが、早く治すためのキーとなります。
 
また、同じようなポイントに、強くうがいをしないということも挙げられます。

 

ポイント2 当日はお酒や刺激物などを摂取しない

【飲食物も出血の原因につながる】

 

ポイントの2つ目も、歯根嚢胞があるからと言うことに絞ったことでは有りませんが、抜歯をするということで、お口の中には傷口ができるため、お酒だったり、辛いような刺激的な食べ物を摂取することで、血流が良くなり出血しやすい状態になるので、抜歯をした当日は特に、気をつけていただければと思います。

 

ポイント3 タバコは吸わない

【血流が悪くなり、治りも悪くなる】

 

先程から申し上げているように、傷口を治すためには出血しすぎても良くないですし、血流が悪いということもよくありません。

 

ポイントの3つ目も、歯根嚢胞があったからという状態だけに限りませんが、抜歯をしたあとにタバコを吸うことで、血流が悪くなり、傷口の治りを遅らせてしまう、または治りにくい状態に陥らせてしまう可能性があります。
一番はタバコを吸わないに越したことはありませんが、せめて、抜歯をしてから糸取りまでの1週間程度はタバコは控えていただくことをおすすめいたします。

 

まとめ

今回は「歯根嚢胞が原因での抜歯後に気をつけるべき3つのポイント」を解説しました。
1つ目は「舌や指で傷口を触らない」2つ目は「当日はお酒や刺激物を摂取しない」3つ目は「タバコは吸わない」ということについてお話しました。
どれも歯根嚢胞があったからといった状況に限りがあるものではなく、通常の抜歯後に必要なケアと同じことが当てはまります。
もし、抜歯が必要となった方は、ぜひ動画を見ていただき、抜歯後にもこのようなポイントに気を付けていただければと思います。

 

歯根嚢胞で抜歯になった場合の費用とその理由について

歯根嚢胞で抜歯になった場合の費用とその理由 それぞれ2ポイントで解説します!
 
■ポイント1
歯根嚢胞で抜歯になった場合の費用について
 
■ポイント2
歯根嚢胞で抜歯になった場合の理由について
 
以上の2つのポイントを解説します。

ポイント1 歯根嚢胞で抜歯になった場合の費用について

【基本的には保険診療が適応される】

 


歯を残すことが難しく、抜歯が必要になった場合は、基本的には保険診療の抜歯の費用で治療が可能ですので、医院の基準や設備によっても、多少は異なりますが、おおよそ3000円から10000円程度です。
また、抜歯にも難易度があり、すぐに抜ける真っ直ぐ生えている抜歯は、費用も低く抑えられますが、根っこが大きく肥大していたり、歯が折れていて歯茎を切開して治療するなどの場合は、治療も難しくなるので、10,000円近く費用を必要とする場合もあります。
 
そして、上記の表にはお薬の費用は書いてありませんが、抜歯などの外科後には、お薬の処方をされることも多いため、その分費用が追加される場合があります。
 
ただし、抜歯をすることで、抜歯をした部分の、歯茎や骨が少なくなります。
抜歯後に、インプラントを考えておられる方は、骨があることがとても大切になりますので、抜歯をすることで、できる限り骨を減らないようにするために、骨補填材と呼ばれる、骨の素を入れる治療「ソケットプリザベーション」を行う場合には、自由診療となります。
 
ちなみに、アスヒカル歯科では55,000円で行っております。
医院さんによっても異なりますので、まずは治療を行っているかどうかをお確かめいただければと思います。

 

ポイント2 歯根嚢胞で抜歯になった場合の理由について

【実は、歯根嚢胞は抜歯してみないとわからない】

 

歯根嚢胞とは、根っこの先にできた膿の袋のことを言います。
レントゲンで根っこの先が黒く写っていると、何かしらの膿があったり、骨が溶けてなくなってしまっているという証にはなりますが、それだけで歯根嚢胞というものがあるということは断言できません。
実は、実際に抜歯をしてから、初めて歯根嚢胞があったということがわかります。

 

抜歯になる理由としては、歯にヒビが入ってしまったり、虫歯が大きすぎて、残る歯の量がとても少なくなった場合に抜歯をします。
ですので、歯根嚢胞があるから抜歯をするのではなくて、歯を残すことが難しい場合に抜歯をして初めて歯根嚢胞があるということが分かるのです。

 

まとめ

歯を残すことが難しくなった場合の、抜歯の費用は基本的には保険適応されるので、3000円から抜歯の難易度にもよりますが、10000円程度で行うことができます。
歯根嚢胞は、レントゲンを見ただけでは判断することができず、実際に抜歯をしてから、初めて歯根嚢胞があったということがわかります。
まずは、歯が残せるかどうかを歯医者さんでしっかりと確認してもらい、必要がある場合には抜歯をして次の手段を選択していただくことをおすすめいたします。

 

根管治療は終了するまでにどのような工程にどれくらいの期間がかかるのか?

根管治療は終了するまでにどのような工程にどれくらいの期間がかかるのか?2つのポイントで解説!

 
■ポイント1
根管治療の工程について 
 
■ポイント2
根管治療の期間について
 
以上の2つのポイントを解説します。

ポイント1 根管治療の工程について

 【抜髄治療と再治療とで少し異なる】
根管治療には、大きく2つの流れがあります。
①神経をとる「抜髄治療」
虫歯が大きく歯の神経が残せなかったり、歯をぶつけるなど外的な刺激が原因で、歯の神経が死んでしまっている場合に、神経を取る抜髄治療を行います。

 


抜髄治療の工程は、まず、虫歯や膿んでしまった神経を掻き出し、消毒・殺菌をした後、再度感染を起こさないように、神経をとった根管にお薬を詰めます。

②一度根管治療をした歯の根っこが、再度感染してしまった場合に行う、再根管治療


多くの場合は、根管治療後に銀歯などの被せものを入れていることがほとんどです。
ですので、根管治療を開始する際は、すでに入っている被せものや、中にある土台を外し、昔に詰めたお薬を取り、消毒・殺菌した後、薬を詰めるという工程で治療を進めます。

 

ポイント2 根管治療の期間について

【通常は2〜3回の治療回数がかかる】

 

根管治療の回数はおおよそ2〜3回程度必要です。
1週間に1回のペースで来ていただくと、2〜3週間の期間が必要ということになります。
根管治療では、被せものを外したり、消毒したり、お薬を詰めたりと、細かな作業をいくつも行うので、30分程度の治療時間であれば、1回で終わらせることが難しいことがあります。
特に、再治療の場合では、以前に詰めたお薬を外すという工程が必要となります。
ですので、外す作業にも時間を有します。
また、前歯に比べて奥歯は、根っこの本数も多くなります。
ですので、奥歯の方が前歯に比べて期間を有することも多いのです。

しかし、最近の根管治療のデータとしては、できる限り1回の治療で根管治療の全ての工程を終わらせてしまうと、治癒の結果もいいと言われています。

ただし、これだけの工程を行いますので、時間が必要です。
保険診療では時間の確保は難しい部分はありますが、アスヒカル歯科でも、精密根管治療はできる限り1回で治療を終えられるような工夫を行っております。

まとめ

根管治療には、大きく『抜髄治療』と『再治療』の2つに分けることができます。
どちらも、消毒をしたり、お薬を詰めることは同じですが、再治療の方が、被せものを外したり、以前に詰めたお薬を外すという工程が必要です。
根管治療も通常は2〜3回程度は治療回数が必要と言われています。
最近では、できる限り1回で治療を終えるということがいいというふうに言われだしています。
ぜひ、お時間を見つけて、丁寧な治療ができる精密根管治療をしていただくことを、おすすめいたします。

 

すべて公開!根管治療、歯髄温存療法(VPT)の実際の治療の様子ノーカット動画

歯髄温存療法(VPT)の中でも間接覆髄と呼ばれる治療の様子をノーカット動画でお届け!
 
■歯髄温存療法(VPT)の手順
1 表面麻酔
2 浸潤麻酔
3 ラバーダム装着
4 歯の消毒
5 以前に充填された詰め物を除去
6 う蝕検知液にて虫歯を検知しながら除去
7 削った所を消毒
8 神経を保護する薬剤を充填
9 仮蓋
10 かみ合わせのチェック
11 咬合調整
12 治療終了
13 治療の説明

歯髄温存療法(VPT)とは、どんな治療か?

VPTは「虫歯が大きくても歯の神経を取らずに残す」治療法

VPTって聞き慣れない名前ですよね。専門的には、Vital Pulp Therapyの頭文字をとったもので、生活歯髄温存療法と呼ばれます。
従来であれば「神経を取らなければいけなかった歯」であっても、「神経を取らずに治療する」ことが可能となっており、他の先進国では一般的な治療です。
成功率は当院では、欧米先進国と同様に90~95%程度になっています。

 

どんな人に向いているのか?

ズバリ、「歯の神経を取りたくない」人に最も向いている

 

例えば…
・神経まで進んだ大きな虫歯で、歯医者で「神経を取らないといけない」「虫歯を取っている最中に神経が出てきたら神経を取らなきゃいけない」と言われた方。
・学校でぶつけて歯が折れてしまった子供さん
に適しています。

 

VPTのメリットとデメリット

最大のメリットは「歯の神経を取らずにすむ」
そしてデメリットは、「キチンとしたVPT治療は保険がきかない」

 

メリット①
歯の神経をとると、その歯は割れたり折れたりしやすくなります。
そうなると、多くの場合は歯を抜くことになってしまいます。
つまり、歯の神経をとることは、明らかに歯の寿命を短くすることになるので、歯の神経を残すことは大きな価値があります。
 
メリット②
歯の神経が残ることで、万が一虫歯になった場合に「しみる」などの初期症状を感じ取ることが出来ます。それにより、早期発見早期治療が可能となります。
 
デメリット
保険診療の範囲で行なった場合は成功率が低くなることが挙げられます。
また、VPT後に適合が悪い、つまり、合いのよくない詰め物や被せものをしてしまうと、そこから細菌が侵入し、せっかく残した歯の神経がダメになり、結果的に神経を取らなければいけないことがあります。

 

普通の保険治療との違いとは?

保険診療の範囲で行われる昔ながらのVPT治療ではMTAセメントやバイオセラミックなどと呼ばれる薬剤が使用出来ないため、成功率が低くなる

自由診療の範囲では90~95%と高い成功率になり、抜歯してブリッジ治療や入れ歯治療と比較し費用対効果が非常に高い治療になります。

 

根管治療で良い歯医者を探す時にホームページを見て確認するべき3つのポイント

根管治療で良い歯医者を探す時にホームページを見て確認するべき3つのポイント
 
■ポイント1
アメリカや日本の根管治療の学会に所属しているか 
 
■ポイント2
マイクロスコープやCTなど設備が整っているか
 
■ポイント3
治療の料金が明確か
 
以上の3つの特徴を解説します。

ポイント1 アメリカや日本の根管治療の学会に所属しているか

【専門的な知識・技術を得ているかが大切】

 


ホームページを見て確認していただきたいポイントとして、治療するドクターが、アメリカや日本の根管治療の学会に所属しているかという所を確認していただければと思います。
根管治療は虫歯治療に比べて、とても複雑で細かな難しい治療です。
矯正などの専門の先生がいるように、根管治療にも専門の先生が存在します。
専門的に根管治療を行っている先生は、こういったアメリカや日本の根管治療の学会に所属し、常に最先端の治療を勉強し、技術・知識を身につけているので、根管治療を進めていく上で、確認する大事なポイントとなります。

 

ポイント2 マイクロスコープやCTなど設備が整っているか

【複雑な根管治療には、確認の取れる設備があることも大事】

 

根管治療は、前述でもお話しましたが、とても複雑な治療です。
例えば、根っこの先が枝分かれしていたり、根っこの中でつながっていたり、肉眼では見えない根管が存在していたりと、とても難しい治療なんです。

 

その治療を肉眼で行おうと思っていても、実際は手探り状態での治療となるので、治療しきれないことがあります。
そこで使用するのが、マイクロスコープと呼ばれる顕微鏡とCTです。
これを使用することにより、20倍程度に拡大して見ることができたり、CTを活用することで、より根っこの状態が詳しくわかります。
ですので、設備が整っていることもとても大切です。
ホームページで見る際も、設備が掲載されているかを確認していただくことをおすすめします。

 

ポイント3 治療の料金が明確か

【治療の内容ごとに細かく確認できる】

 

根管治療を受けるにあたり、治療費が明確かどうかは、患者様にとってもとても大切なことだと思います
精密根管治療が良いということがわかっていても、治療費がどのぐらいかかってくるのかが、わからなければ、不安に思われると思います。
根管治療に精通している歯医者さんの多くは、きちんと治療費が明確に記載されています。
ぜひ、ホームページでも確認していただければと思います。

まとめ

今回は根管治療を受けるにあたり、ホームページの見るポイントについて説明しました。
1 術者がアメリカや日本の根管治療の学会に所属しているか
2 マイクロスコープやCTなど治療設備が整っているか
3 治療費が明確に記載されているか
というお話をしました。
ぜひ今回の動画を見ていただき、治療を進めていくための参考になれればと思います。