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根管治療の内容

Q.根管治療で使う被せ物の種類とそれぞれのメリット・デメリットや費用の違い

「根管治療で使う被せ物の種類とそれぞれのメリット・デメリットや費用の違い」について被せものの種類を4つに分けて解説
  
■被せ物の種類1
金属の被せ物を使うメリット・デメリット・費用
 
■被せ物の種類2
プラスチックの被せ物を使うメリット・デメリット・費用
 
■被せ物の種類3
ゴールド(金)の被せ物を使うメリット・デメリット・費用
 
■被せ物の種類4
セラミックの被せ物を使うメリット・デメリット・費用
 
以上の4つの被せ物の種類について解説します。

被せ物の種類1 金属の被せ物を使うメリット・デメリット・費用

【汚れが付きやすい】


一般的に良く知られているのは、金属の被せ物では無いでしょうか??
金属の被せ物のメリットは、保険適応ですので、安価に作成することができます。
医院の施設基準や、使う金属の種類によっても若干の金額の差はありますが、1本あたり1万円以内で被せ物を作成することが可能です。
しかし、金属の被せ物にもデメリットはあります。


まずは金属アレルギーです。アレルギーをすでに持っている方は使用することができませんし、今金属が大丈夫であったとしても、アレルギーは突如発生するものですので、身体に対してはあまり良いものでは有りません。
また、被せ物をつける接着剤も水溶性と、水に溶けやすい接着剤を使用します。
お口の中は、常に唾液が存在したり、飲み物を飲んだりと水分にまみれています。
そうすると、段々と接着剤が溶け出し、歯と金属との間に隙間ができ、そこに細菌が侵入し再度虫歯を作り出してしまいます。
つまり、一度治療をしたとしても、限界があり再度虫歯を作り出してしまいやすい、また根管治療が再度必要になる可能性が高いといったデメリットがあります。

被せ物の種類2 プラスチックの被せ物を使うメリット・デメリット・費用

【汚れがつきやすく、割れやすい】

次に紹介するのは、プラスチックの被せものです。
CAD/CAMとも言い、保険診療で使用することのできる白い被せ物です。
メリットは、今お伝えしたとおり見た目が白いというところです。
ただし、すべての歯に適応できるわけではなく前から5番目までの歯であること、前から6番目の歯にはすべての一番奥歯、7番目の歯が生えていることなど、条件があります。
適応かどうかは、歯医者さんでの確認が必要です。
デメリットは、割れやすいということです。
プラスチック素材のため、噛む力が強い方であればすぐに割れてしまったり、外れてしまうこともあります。
また、適合もセラミックなどと比べると合いにくいため、歯茎が炎症しやすかったりなどのデメリットもあります。

 

被せ物の種類3 ゴールドの被せ物を使うメリット・デメリット・費用

【色味が目立つ】

次に、ゴールドの被せ物についてお話をします。
ゴールドの被せ物とは、その名の通り金でできた被せ物のことをいいます。


ゴールドの被せ物のメリットは、銀歯と違って土台となる歯との適合がとても良いです。
ですので、隙間があって虫歯ができやすいというところは、避けることができます。
また、装着する接着剤自体も外れにくいものを使用するので、簡単に外れてしまったりすることはありません。
しかし、デメリットもあります。
1つ目は、ゴールドの被せ物も、銀歯と同様に金属アレルギーを発症してしまう可能性があります。
また、金も銀歯と同様に汚れが付きやすいというところがデメリットです。
汚れが付きやすいということは、虫歯にもなりやすいことに繋がるので、デメリットとして挙げられるのでは無いでしょうか。
さらに、金は見た目にも目立つので、前歯や奥歯でも見えるところは気になってしまうと思います。

費用に関しては、自由診療となりますので、一概にこの金額といった設定は難しいです。また、金の金額は時価によっても材料費がことなるので、時価で金額が変わる医院さんもあると思います。

ちなみに当医院では、メリットよりもデメリットの方が多いので、金はあまり使用していません。

 

被せ物の種類4 セラミックの被せ物を使うメリット・デメリット・費用


セラミックというものをご存知でしょうか?
いわば陶器のお茶碗と同じような素材のもので、見た目も白い被せ物のことです。
セラミックのメリットは、金属の被せ物とは違い、レジンセメントと呼ばれる接着剤を使用するので、水分で溶け出すこともありません。
また、金属アレルギーといった症状も有りません。


汚れも、つるんと落ちてくれやすいので、虫歯にもなりにくいと言われています。
デメリットを挙げるとすれば、自由診療になってしまうということです。
セラミックは保険適応されませんので、費用が保険の被せ物よりは必要です。
自由診療ですので、それぞれの医院さんごとで価格設定を行うので、全国一律このぐらいといったことは説明できませんが、10万円を超えるものではあります。
つまり、それだけ良いものを使っているという証拠とも言えます。
ただし、金属に比べて、根管治療の再発のリスクがセラミックのほうが格段に低いのはデータとしても挙げられています。

まとめ

今回は、「根管治療で使う被せ物の種類とそれぞれのメリット・デメリットや費用の違い」について、4つの被せ物の種類を解説しました。
1つ目の被せ物は、金属の被せ物について
2つ目の被せ物は、プラスチックの被せ物について
3つ目の被せ物は、ゴールドの被せ物について
4つ目の被せ物は、セラミックの被せ物について
です。
どの被せ物の種類を選ぶのかは、患者様が選んでいただくことになります。
それぞれの被せ物にメリット・デメリットが存在するので、しっかりとご検討していただき、歯医者さん側にもお伝えするのが大切なのではと思います。