根管治療大阪クリニックによる痛みの少ない根管治療・MI修復などお困り方はお気軽にご相談下さい。

根管治療で良い歯医者を探す時に電話で確認すると良い3つの質問

根管治療で良い歯医者を探す時に電話で確認すると良い3つの質問について解説
 
■質問するといいこと1
マイクロスコープやCTなどの設備があるかどうか 
 
■質問するといいこと2
ラバーダムを使用しているか
 
■質問するといいこと3
精密根管治療を行っているか
 
以上の解説をします。

質問するといいこと1 マイクロスコープやCTなどの設備があるかどうか

【複雑な根管治療をするためには、設備が揃っていることも大事】

 


電話で質問すると良いことの1つ目は、マイクロスコープやCTなどの設備が整っていることが大切です。
マイクロスコープとは、歯科用の顕微鏡のことで、歯を20倍などに拡大することができ、根管内部を拡大して見ることができます。
CTは3D形式で、360°の角度から根管を見ることができるので、中の複雑な状態を確認することができます。

 


根管内は実はとても複雑で、中で根っこがつながっていたり、根っこの先が枝分かれしていたりと、治療をすることはとても大変です。
これを肉眼で治療をしようとしても、根管内の状態を見ることができず、治療のやり残しが出てしまい、再度膿んできてしまう原因になりかねません。
ですので、まずはマイクロスコープやCTなどの設備があるかどうかを質問することをおすすめします。

 

質問するといいこと2 ラバーダムを使用しているか

【唾液からの感染を防いでいるかが大事!】

 

根管治療で大切なことは、治療中の歯の中に、唾液が入ってしまわないようにすることです。
なぜなら、唾液が入ってしまうと、唾液の中には様々な細菌があるので、せっかく治療をしていても感染してしまうからです。
ラバーダムやズーと呼ばれる器具は、唾液の侵入を防いでくれるので、この器具を使用されているかどうかを質問していただくこともおすすめします。

 

質問するといいこと3 精密根管治療を行っているか

【根管治療専門医が治療を行っている】

 

先程から説明している、マイクロスコープやCTなどの設備があるだけではなく、根管治療専門医による、精密根管治療を受けると言うことがとても大切です。
根管治療を勧めていく上で、ただ機材があるからそれで大丈夫というわけではなく、この機材をきちんと使いこなせるかが大事なポイントです。
皮膚科や眼科など、それぞれ専門医がいるように、歯医者さんの中にも「根管治療専門医」という専門分野があります。

根管治療専門医は根管の中の専門的な知識を常に勉強し、新しい知識を取り入れたり、実際に難しい根管治療を治した先生に学んだりと、知識を蓄えています。
根管治療は、上記でもお伝えしたとおり、とても複雑な治療です。
また、どんどんと最新治療が出てくる治療でもあります。
こういった情報を得て治療しているのとしていないのとでは、治療結果も大きく変わるのです。

実際の難しい根管治療を治すことに成功している先生は、こうした機材を自由自在に使いこなしています。

ぜひお電話で相談される時も、根管治療専門医がいてるかどうか、精密根管治療を行っているかどうかをご確認いただければと思います

まとめ

電話をするときの3つの質問についてお話をしました。
1 マイクロスコープやCTなどの設備が整っているか
2 ラバーダムを使用しているか
3 根管治療専門医による「精密根管治療」を行っているかどうか
この3点を確認していただければと思います。

 

根管治療で失敗しないための選んではいけない歯医者3つの特徴

今回は根管治療で失敗しないための選んではいけない歯医者3つの特徴を解説
 
■特徴1
ラバーダムやズーを使用しない 
 
■特徴2
治療期間が長い
 
■特徴3
治療回数が多い
 
以上の3つの特徴を解説します。

特徴1 ラバーダムやズーを使用しない

【唾液からの感染を防いでいるかが大事!】

 


根管治療で大切なことは、治療中の歯の中に、唾液が入ってしまわないようにすることです。
なぜなら、唾液が入ってしまうと、唾液の中には様々な細菌があるので、せっかく治療をしていても感染してしまうからです。
ラバーダムやズーと呼ばれる器具は、唾液の侵入を防いでくれるので、この器具を使われているかどうかは、根管治療で失敗しないための大切な理由の1つです。

 

特徴2 治療期間が長い

【治療期間が短い方が、治癒していくのに良い】

 

最近では治療期間が短いほうが良いということが言われています。
というのも、根管内部の細菌はゼロになるということはなく、根管内部は生暖かいので、その生暖かい環境にあると細菌は増殖をし続けます。
つまり、治療期間が長くかかればかかるほど、細菌の増殖が広がるということです。

 

ここで大切になってくるのが、細菌が少なくなった段階で、すぐに根っこの先までお薬を引き詰めてあげるということです。
こうすることで、細菌が増殖するスペースが無くなります。
また、バイオセラミックシーラーと呼ばれるお薬を使用することで、わずかに残った細菌も閉じ込められて、出てこられなくなります。
ですので、治療期間が短いことは、根管治療を失敗させないために大切なこととなります。

 

特徴3 治療回数が多い

【治療回数も少ないほうがいい】
治療回数も、治療期間と同じく少ないほうが良いと言われています。

 

根管治療中は、穴が空いた状態になりますが、穴が空いたままでは唾液などから細菌感染してしまうので、治療が終わるごとに仮の蓋をします。
蓋をするので、外からの感染は防ぐことができますが、あくまでも仮のものなので、長期間使用できるものでは有りません。
仮の詰め物の状態が長く続くと、小さな隙間などができてきて、そこから細菌感染する恐れがあります。

まとめ

根管治療を失敗させないために大切なことは、
1ラバーダムなどを使用して、防湿されているか
2治療期間が短いか
3治療回数が少ないか
ということが挙げられます。
ぜひ動画を見ていただき、治療をする参考にしていただければと思います。

 

歯にヒビが入ってしまう原因とは?

歯にヒビが入ってしまう原因は? 2つの原因を解説!
 
■原因1
噛む力が強いため 
 
■原因2
歯並びの影響で歯に負担がかかっているため
 

原因1 噛む力が強いため

【特に神経を取った歯は割れやすい】

 


歯にヒビが入ってしまう原因の1つが「噛む力」が強いことが原因です。
特に一度神経をとってしまった歯は、残っている歯の量が治療をするために削られて少なくなっているため、割れやすくなってしまいます。
例えるなら、もともとの歯の量が植木鉢ぐらいの厚さだったとすれば、治療をして薄くなった歯は、ガラスでできたグラスのようなものということです。
そこに、強い力がかかると、割れてしまうということも想像できると思います。

 


力の加わり方とは、日中は力がかかったとしても、意識のある状態なので、ある程度の力が加わったら体が勝手に制限してくれますが、夜寝ていて意識の無い状態の時であれば、体重の2〜3倍の力がかかっていることもあると言われています。
ですので、夜寝る時にマウスピースを入れていただくことで、力が分散され、直接歯と歯が触れ合うことがありませんので、マウスピースを使用することをおすすめいたします。

 

原因2 歯並びの影響で歯に負担がかかっているため

【ヒビを入れさせないためには矯正治療も1つの手段】

 

歯並びがガタガタしていることが、歯にヒビを与えている原因となっているかもしれません。
「歯」とは、全部で28本ありますが、全ての歯が機能することで、負担なく長期的に使用することができます。
しかし、歯並びがガタガタと悪いことで、1部の歯は噛むことができずに、他の歯に負担をかけてしまっていることがあります。
こうなると、負担がかかっている歯が耐えられなくなり、割れたりヒビが入ってしまうのです。
さらには、神経を取ってしまっている歯に、更に負担をかけてしまうとなお割れやすいことがお分かりいただけると思います。
ですので、歯並びをキレイに並べるということは、見た目だけがキレイになるのではなくて、歯に負担を与えることなく、歯を長期的に使用する目的でも必要というわけです。
将来たくさん歯を残してあげたいと思われる方は、歯並びについても歯医者さんで確認していただくことをおすすめいたします。

 

まとめ

歯にヒビが入ってしまう原因の1つは「力」もう一つは「歯並び」が大きく影響を与えていると言われています。
人生100年時代と言われるこの時代に、最後までヒビが入って割れてしまわないように、できる対策で大切に使っていただければと思います。

 

歯にヒビがある場合の最新の根管治療の手法について

歯にヒビがある場合の最新の根管治療の手法 2つのポイントを解説!
 
■ポイント1
バイオセラミックと呼ばれる薬剤でヒビを埋める
 
■ポイント2
基本的には歯にヒビが大きくある場合は抜歯になる
 

ポイント1 歯にヒビがある場合の最新の根管治療の手法について

【充分なエビデンスはない】

 


最近の最新情報によると、バイオセラミックと呼ばれる薬剤を、ヒビの部分に付けることで、歯を保存できるかもしれないと言われてきました。
ただし、まだ症例がたくさんあるわけではなく、充分なエビデンスがありませんので、本当にこれで歯を保存できるといった確証はありません。
また、バイオセラミックと呼ばれる薬剤は、どこの医院さんでもあるというものではなく、ものによっては海外から取り寄せるものもありますので、全ての医院さんで出来るものでもありません。
根管治療専門医に相談していただくことが一番だと思いますが、今はその専門家の中でも意見が様々ある段階ですので、そのような治療ができるかどうかはわからないのが現状です。

 

ポイント2 基本的には歯にヒビが大きくある場合は抜歯になる

【ヒビを全て隙間なく埋めることは難しい】

 

歯にヒビがある場合の治療方法は基本的には「抜歯」です。
なぜなら、歯茎に埋もれている部分のヒビを埋めようとしても、歯茎の中には水分があり、薬剤自体が付きにくかったり、そもそも歯の奥の方にヒビがあっても、そこを見ること自体も難しく、全て隙間なく埋めるということが難しいからです。
つまり、たとえ埋められたとしても、少しの隙間で細菌が入り感染してしまえば、治療をするために更に歯を削らなくてはいけないので、今度こそ抜歯となってしまいます。
その歯に費用と時間をかけるよりは、ヒビがある場合は次の一手を考えてあげることが有効なのではと考えます。

 

まとめ

確証はありませんが、バイオセラミックと呼ばれる薬剤を使用することで、ヒビを埋めることが可能かもしれないということが最新の情報です。
ただし、今の段階ではヒビが大きく入っている場合は抜歯をすることをおすすめします。

 

歯が縦に割れている歯冠破折は根管治療で治療できるのか?

歯が縦に割れている歯冠破折は根管治療で治療できるのか? 2つのポイントを解説!!
 
■ポイント1
基本的には根管治療をしても良くならない 
 
■ポイント2
歯が本当に割れているかを確認するためには顕微鏡を使用する
 

ポイント1 基本的には根管治療をしても良くならない

【歯が縦に割れている場合は、抜歯選択となる】

 


抜歯をするかどうかの基準について説明をするときにも、歯が縦に割れてしまっている歯冠破折の場合は抜歯と患者様にもお伝えしています。
なぜなら、そのヒビをたとえ封鎖することを試みたとしても、根っこの先の方まで封鎖しきることは難しく、封鎖しきれなかった隙間から、再度感染を起こしてしまうケースが多いからです。
何度も細菌感染を引き起こしてしまうと、歯を支えている周りの骨をもどんどんと溶かし続けて、歯を支えられなくなり、抜歯後の治療内容減少に大きく影響を与えてしまいます。
ですので、歯が縦に割れてしまっている歯冠破折の状態の場合は、抜歯をすることをおすすめしています。

 

ポイント2 歯が本当に割れているかを確認するためには顕微鏡を使用する

【納得してから抜歯をする】

 

歯医者さんでいきなり「抜歯ですね」と言われても、びっくりしてしまいますよね。
本当に抜歯が必要なのか?抜歯する以外の他の方法は無いのか?
このように思われることは当然だと思います。
実際に顕微鏡を使用して、歯が割れている状態が確認できれば、抜かなくてはいけないことも覚悟できるのではと思います。
当医院でも、本当に抜歯が必要かどうかの判断を、顕微鏡を使い、実際に患者様に歯の根っこの状態を診させて頂いています。
逆に言えば、実際に歯の中を見てみて、割れていなければ歯を残せる可能性もあるということです。
自由診療にはなってしまいますが、しっかりと判断してから抜歯をするかを選択したいと思われている方は、顕微鏡を用いた歯医者さんで診ていただくことをおすすめしております。

 

まとめ

基本的には歯冠破折をしている歯は抜歯となります。
抜歯せずに放置してしまったり、抜かずにいると細菌感染を起こしてしまったり、歯を支えている骨にまで影響を与えてしまいます。
ですので、歯冠破折の場合は抜歯をおすすめします。
ただし、本当に抜歯が必要かどうかは、しっかりと診断も必要です。
顕微鏡を用いた知識ある歯医者さんで診てもらうことをおすすめいたします。

 

根管治療をすればもう歯にヒビや歯が縦に割れることは無いのか?

根管治療をすればもう歯にヒビや歯が縦に割れることは無いのか? 2つのポイントを解説!
 
■ポイント1
根管治療をした歯でも歯にヒビが入ったり割れる可能性はある
 
■ポイント2
再治療が必要になることで、割れてしまう可能性もある
 

ポイント1 根管治療をした歯でも歯にヒビが入ったり割れる可能性はある

【神経を一度取ると、歯は割れやすい状態になる】

 


根管治療をした歯でも、歯にヒビが入ったり割れたりする可能性はあります。
なぜなら、根管治療とは、根管の中にあった神経を取り、そこを拡大する治療をしているので、空洞も大きくなり、もろくなるからです。
ですので、たとえ根管治療をしっかりと行ったとしても、噛む力が強かったり、根管治療をした歯に負担がかかれば、割れてしまう可能性はあります。

 

ポイント2 再治療が必要になることで、割れてしまう可能性もある

【残っている歯の量は少なくなる】

 

根管治療をしても、根っこの先で細菌感染してしまうと、再度根管治療が必要になることがあります。
その場合、以前に入れていた被せものや、中にある土台を外したり、虫歯ができていれば、虫歯を取り除いたりなど、再治療をすることで残っている歯の量は少なくなります。
つまり、治療を繰り返すごとに歯が割れてしまう確率も上がるということです。
ですので、できる限り再治療をさせないためにも、顕微鏡やCTを用いて、技術、知識のある歯科医師に治療をしてもらう、「精密根管治療」を受けていただくことをおすすめします。

 

まとめ

根管治療を受けたことのある歯でも、歯にヒビが入ったり、割れてしまう可能性はあります。
それは、ご自身の歯の残っている量が少なくなり、もろくなってしまうからです。
また、再治療を繰り返すことで、より歯の残っている量が少なくなり、歯が割れやすくなってしまいます。
できるだけ再治療のないように治療を選択していただくことをおすすめいたします。

 

根管治療は麻酔なしでできるのか?

根管治療は麻酔なしでできるのか? 2つのポイントを解説!
 
■ポイント1
神経が死んでしまっている場合はできることがある 
 
■ポイント2
再治療の場合も麻酔無しで治療できることがある
 

ポイント1 神経が死んでしまっている場合はできることがある

【虫歯などですでに神経が死んでしまうことがある】

 


根管治療を初めて行う際、神経がすでに死んでしまっている場合があります。
それは、虫歯が大きく歯の神経が感染した場合や、ぶつけたなどの外的な刺激が原因で、死んでしまうことがあります。
根管治療を行う前には、神経が生きているかどうかの検査を行いますが、その検査で、痛みを感じなければ、神経が死んでしまっていることがほとんどです。
そのような場合の根管治療では、麻酔を使用せずに治療をすることができます。
ただし、ほとんど死んでしまっているようでも、歯の神経の一部が生きている場合は、痛みを感じてしまうので、その場合は麻酔のお薬が必要となります。
始めの段階で患者様自身での判断は非常に難しいですので、歯科医師での確認、検査が重要となります。

 

ポイント2 再治療の場合も麻酔無しで治療できることがある 

【再治療の場合はすでに神経が取られている状態なため麻酔は必要ない】

 

根管治療の再治療の場合は、すでに歯の根っこに存在する神経を除去しているので、麻酔をしなくても根管治療をすることが可能です。
ただし、再治療となってしまった根管治療であっても、根っこの先の顎周りの神経は無数に存在するため、治療時に使うファイルなどの刺激によって痛みを伴う場合があります。
そのような場合には麻酔のお薬が必要となることもあります。
他にも、治療を行う歯の炎症がかなりひどい場合にも、痛みを伴うことがありますので、麻酔が必要になることがあります。

 

まとめ

すでに神経が死んでしまっている場合、また根管治療の再治療が必要となった場合には麻酔なしでも治療が可能なことが多いです。
ただし、炎症の程度や、歯の状態によっては、痛みを伴うことがありますので、麻酔が必要となることがあります。
患者様自身での事前の判断は、いずれも難しいので、かかりつけの歯科医師とご相談の上、麻酔の必要性が感じられる場合は使用していただくことをおすすめいたします。

 

根管治療の土台とは何のことなのか?

根管治療の土台について2つのポイントを解説!
 
■ポイント1
人工の被せものを入れるための土台になるということ 
 
■ポイント2
最終的な被せものが入るまでは、噛む部分がない状態になる
 

ポイント1 人工の被せものを入れるための土台になるということ

【多くの場合は虫歯などで、歯の大部分を失う】

 


根管治療を行わなければならない歯のほとんどは、虫歯などで、ご自身の歯を多く失ってしまっていることがほとんどです。
そのため、根管治療後に蓋をして終わりといった状態だけでは、歯がより割れやすい状態となってしまいます。
そのために、根管治療をした後は土台を立てて、その歯を基として被せものをいれます。
つまり、根管治療をした歯は被せものが入るまでに土台の状態となるのです。

 

ポイント2 最終的な被せものが入るまでは、噛む部分がない状態になる

【つまり土台の状態になる】

 

先程の解説でも出てきましたが、根管治療をした後、土台の状態となり、その後かぶせものが出来上がってくるまでは、土台の状態が続くということになります。
つまり、しっかりと噛むことができる状態にするまで、最低でも数週間の間は土台の状態となります。
この土台の途中では、硬いものなどを噛んでしまうと、より歯が割れやすくなっていたりとしますので、硬いものは噛まないように注意することがポイントです。

 

まとめ

根管治療を行った歯は、根管治療後、土台を立てて、被せものを入れるという流れで治療が進みます。
しばらくの間は食事をするために噛んだりすることが難しい状態になります。
できる限り早く治療を終えられるように、根管治療期間中、そして土台の入った状態の間は、硬いものなど、治療部位で噛まないように注意しましょう。

 

根管治療の流れ手順について

根管治療の流れについて2つの手順を解説します。
 
■手順その1
「神経を取る治療「抜髄治療」について」 
 
■手順その2
「一度根管治療を経験した歯を再度治療する「感染根管治療」について」
 
以上の2つの手順を解説します。

手順その1 神経を取る治療「抜髄治療」について

【虫歯などで死んでしまった神経を取る治療】

 


根管治療には大きく分けて2つの治療の流れが存在します。
1つ目は歯の根っこの中の神経を取る治療「抜髄治療」と呼ばれる治療です。
虫歯が大きく進行し歯の根っこの中の神経が死んでしまったり、虫歯を取り切ると歯の根っこの中の神経が見えてしまったばあいに行う治療です。
 
【①虫歯を取る】
まずは虫歯をしっかりと取りきります。
 
【②神経を取り出す】
その次は、死んでしまった神経が残っていると、最近がそれを餌にして増殖してしまうので、死んでしまった神経が根っこの中に残らないようにすべて取り除きます。
 
【③消毒】
取り除くことができれば、消毒をして、
 
【④お薬を詰める】
最終的なお薬を詰めていきます。
 
治療回数も1回でできる場合もありますが、大抵は2〜3回は必要です。
場合によってはもう少し時間が必要になるかもしれません。

 

手順その2 一度根管治療を経験した歯を再度治療する「感染根管治療」について

【一度治療が終了していても再度治療が必要に鳴ることがある】

 

一度治療が終了していても、根っこの先で病気ができたり、歯を支える周りの骨を溶かしてしまっている場合には、再度根管治療が必要です。
この場合は「抜髄治療」と少し異なる手順が必要です。
 
【①被せものと土台を外す】
まず始めに、治療が完了している歯の多くは、銀歯などの被せものと、中に土台が入っていることが多いので、それを外していきます。
これを外すことでも、歯が割れてしまう可能性があるので、慎重に外していきます。
 
【②根管内にある古いお薬を外していく】
次に根っこの中には、以前治療をしたお薬が詰まっていることが多いので、そのお薬を外していきます。
 
【③消毒】
取り除くことができれば、残りの作業は抜髄治療と同じです。
根管内を消毒し、
 
【④お薬を詰める】
最終的なお薬を詰めていきます。
 
 
感染根管治療の方が抜髄治療よりも時間が必要です。
なぜなら、土台や昔詰めたお薬を取り切ることが難しいからです。
通常であれば3〜4回は治療回数が必要です。

 

まとめ

根管治療は神経を取る治療「抜髄治療」と、一度根管治療をした歯が再度膿んでしまったので治療をする「感染根管治療」の2つがあります。
どちらの手順でも出てきますが、根管内部をきれいに消毒し、隙間なくお薬を詰めることが大切です。
根管治療を検討されている方は、専門医にご相談くださいね。

 

根管治療の専門医と一般歯科医の違いは何か?

根管治療の専門医と一般歯科医の違いについて3つのポイントを解説します。
 
■ポイントその1
「使用機材が揃っている」 
 
■ポイントその2
「機材を使いこなせる」
 
■ポイントその3
「根管治療についての知識がある
 
以上の3つのポイントを解説します。

ポイントその1 使用機材が揃っている

【マイクロスコープやCTなどの機材を使用する】

 


 

根管治療専門医と一般歯科医師の違いの1つ目のポイントは、歯科医院にきちんと根管治療を精密に行うための機材があるかどうかです。
根管治療専門医であれば必ず、マイクロスコープと呼ばれる顕微鏡やCTを使用して、根管の中を細かく見ながら丁寧に治療をしていきます。


 

ポイントその2 機材を使いこなすことができる

【ただ機材があるだけではいけない】

 

2つ目のポイントは、機材を使いこなすことができるかということです。
根管治療を勧めていく上で、ただ機材があるからそれで大丈夫というわけではありません。
この機材をきちんと使いこなせるかが大事なポイントです。
例えば、目の前に楽器があっても、その音が出せないと、ただの飾り物になってしまいますよね。
根管治療専門医は、マイクロスコープやCT、他の治療器具も使いこなすことが必須の条件です。
実際の難しい根管治療を治すことに成功している先生はこうした機材を自由自在に使いこなしています。

 

ポイントその3 根管治療についての知識がある

【新たな情報がたくさん増えていく治療】

 

これが一番大切なポイントです。
根管治療専門医は根管の中の専門的な知識を常に勉強し、新しい知識を取り入れたり、実際に難しい根管治療を治した先生に学んだりと、知識を蓄えています。
根管治療は、とても複雑な治療です。
また、どんどんと最新治療が出てくる治療でもあります。
こういった情報を得て治療しているのとしていないのとでは、治療結果も大きく変わるのです。

 

まとめ

根管治療を成功に導くためには、様々な機材があることが大切です。
ただし、ただ機材が揃っているだけでいいのではなく、その機材を使いこなすことができ、根管治療についての知識があるということがとても大切です。
ぜひ、根管治療を検討されている方は、複雑な治療になりますので、根管治療専門医に相談されることをオススメします。