根管治療大阪クリニックによる痛みの少ない根管治療・MI修復などお困り方はお気軽にご相談下さい。

根管治療で今まさに痛い方へ!痛みの対処法

今回は「根管治療で今まさに痛い方の対処法」について、3つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
痛みが出る原因について
 
■ポイント2
痛み止めを飲む
 
■ポイント3
歯医者さんを受診する
 

以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 痛みが出る原因について

根管治療を受けていて、痛みが出る原因は大きく3つあります。

 


1つ目の原因は、神経を取る「抜髄治療」時の痛みです。
抜髄処置を受けた歯に痛みが出る理由は、神経を切り取ることによって、神経に「傷」ができるからです。
この傷口の痛みが、根管治療(抜髄)の痛みとなるのです。
 
「神経をとる」とは「悪くなった神経を正常な神経から切り取る」ことです。
針のような器具を使って、歯の根っこの先の位置で悪い神経を正常な神経から切り取ります。
その結果、正常な神経の端は「傷口」となります。

 


悪い神経は取り除けているので、この傷口は自然と治っていくので何も問題はありません。神経が修復すれば痛みは治まります。
2つ目の痛みの原因は、「治療中に器具が正常な神経に触れる事」です。
神経を取り除いた後、歯の根っこの中を根っこの先までキレイにするのですが、その時に器具が歯の根っこの先にある正常な神経に触れると痛みが出ます。

 


3つ目の痛みの原因は、非常に稀ですが、「歯の根っこの先の組織に細菌が押し出され、その刺激で」痛みや腫れが出ることがあります。
発症率は約10%と言われています。

 


以上3つが、根管治療時に感じる痛みの原因です。

 

ポイント2 痛み止めを飲む

対処法の1つ目は、「痛み止め」を飲むことです。
痛みが辛く我慢できない場合は、鎮痛剤を飲んで様子をみていきます。
鎮痛剤は歯科医院で処方してもらえますし、ドラッグストアでも購入できます。
腫れや排膿などなく、噛んだ時に痛みがなければ。様子をみても問題はありません。
7日程度の日数が経過しても、痛みが消えなければ歯医者に行って治療を受けましょう。

 



 

ポイント3 歯医者さんを受診する

7日以上痛みが続いている場合には、歯医者を受診することをお勧めします。
痛みの出ている歯の、噛み合わせが高いことで、その歯に負担がかかり痛みが続いている場合があります。
噛んだ時に痛い場合には、噛み合わせの調整をすることで痛みを軽減できる可能性があります。

 


腫れを伴う痛みがある場合には、根管内部を洗浄することで、痛みや腫れを軽減できる可能性があります。
 
いずれも、何が原因で痛みが出ているのかは、患者様自身で見つけるのは難しい場合があります。
痛みが継続的に続いている場合には、我慢せずにかかりつけの歯医者さんで確認してみてくださいね。

 

まとめ

・痛みの原因は大きく3つある
・1つ目は神経を切り取ることによる痛み
・2つ目は正常な神経に触れた時の痛み
・3つ目は、非常に稀だが細菌が根っこの先に押し出されて痛みがでる
・対処法の1つ目は痛み止めをのむこと
・対処法の2つ目は歯医者を受診すること

 

根管治療の手順

今回は「根管治療の手順」について、3つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
根管治療は大きく2種類に別れる
 
■ポイント2
抜髄治療の流れについて
 
■ポイント3
感染根管処置の流れについて
 

以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 根管治療は大きく2種類に別れる

根管治療は大きく2つに分かれます。

 


1つ目は、「抜髄治療」です。
虫歯が進行し神経にまで達した場合に、歯の中の神経を取る治療があります。
それを「抜髄治療」と言います。
2つ目は、以前に根っこの治療をしたあと再度根っこの先に病気ができ、それを治す「感染根管処置」の二つに分かれます。
 
手順として似ているところも多くありますが、異なる部分も存在するので今回はそちらの説明を行っていきます。

 

ポイント2 抜髄治療の流れについて

 


「抜髄治療」の流れは大きく3ステップです。
1つ目のステップは、虫歯や膿んでしまった神経を掻き出し中の汚れを徹底的に取っていきます。
2つ目のステップでは、消毒液など、液を用いて根管内部の消毒・殺菌を行います。
最後の3ステップ目で、最終的なお薬を詰め根管治療自体は完了です。
その後、歯に土台を立て、被せ物をすることで噛める状態に持っていくことが可能となります。
以上が「抜髄治療」の治療手順となります。

 

ポイント3 感染根管処置の流れについて

 


感染根管処置のステップは大きく4つです。
 
感染根管処置の多くの場合は、以前に治療をした被せ物や土台が入っています。
ステップ1ではまず、被せ物や土台を外していきます。
 
ステップ2では、以前に詰めていたお薬を取り出し、虫歯など悪い部分を全てとりきります。
 
ステップ3からは、抜髄治療と同じで根管内を洗浄液を使用して消毒・殺菌していきます。
 
根管内が綺麗になれば、ステップ4で、最終的なお薬を入れ感染根管治療は完了となります。

 

まとめ

・根管治療には大きく2種類あり、「抜髄治療」と「感染根管治療」がある
・どちらも、根管内部を綺麗にし、隙間なく最終的なお薬を詰めることが大事

 

ひどい虫歯の状態とは

今回は「ひどい虫歯の状態とは」について、3つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
ひどい虫歯の基準について
 
■ポイント2
ひどい虫歯の治療方法『C3』の場合
 
■ポイント3
ひどい虫歯の地理用方法『C4』の場合
 

以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 ひどい虫歯の基準について

 

虫歯の程度には「Co〜C4」という基準があり、表の右にいくに連れて虫歯がひどい状態になります。

 


虫歯は図の5つの段階がありますが、その中でも「C3」「C4」と呼ばれるところが「ひどい虫歯」にあたる状態です。
 
ひどい虫歯というのは虫歯になっている「歯の数」ではなく、どれだけ深く細菌に「侵食されているか」が基準となります。

 

ポイント2 ひどい虫歯の治療方法『C3』の場合

C3の場合は、「根管治療」を行うことで、抜歯を回避し残すことができる場合があります。
しっかりと虫歯を除去するだけでなく、「適切な根管治療」が行えるよう「歯の状態を整える」必要があります。

 


根管治療とは、歯の根の中の神経の治療です。ひどい虫歯の場合は、初めて神経を除去する抜髄治療と呼ばれる種類の根管治療になることがあります。

 


虫歯や膿んでしまった神経を掻き出し、消毒・殺菌を行ったあと、最終的なお薬を詰めます。
その後、歯に土台を立て、被せ物をすることで噛める状態に持っていくことが可能となるのです。
しかしながら、虫歯の状態によっては、根管治療が難しい場合もありますので、歯医者さんでの診断がとても大切です。

 

ポイント3 ひどい虫歯の地理用方法『C4』の場合

歯の根まで虫歯が進んでいたり、歯の根にヒビが入ったり割れたりしている場合は「抜歯」となります。
「抜歯」となれば、噛む場所がなくなってしまうので、食事に困ることはもちろん、抜歯をしたままにしておくと、抜いた歯の隣の歯が傾いてきたり、噛み合う歯が伸びてく(挺出)きてしまいます。

 


そうなると、噛み合わせがどんどんと崩れ、お口の機能が果たせなくなってしまいます。
そうならないためには、その部分で噛めるような治療が必要となります。
その場合

 


①インプラント治療
②ブリッジ治療
③入れ歯治療
これらの治療法を選ぶ必要があります。
 
それぞれ、どの治療にもメリット・デメリットが存在しますので、どの治療を選択するかなど、歯医者さんとの相談、連携がとても大切です。

 

まとめ

・ひどい虫歯とは、虫歯の段階の『C3』と『C4』に当たる
・根管治療で歯を残すことができる場合もあれば、虫歯の深さにいよっては抜歯をしなくてはならない可能性がある
・ひどい虫歯の状態とは、虫歯が多いことだけを指すのではなく、虫歯がどれだけ深いかで決まる

 

根管治療を繰り返さないために大切なこと

今回は「根管治療を繰り返さないために大切なこと」について、3つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
再発させない工夫が大事
 
■ポイント2
治療が長く続くのはよくない状態
 
■ポイント3
治療と治療の期間が空くのはよくない
 

以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 再発させない工夫が大事

 

根管治療というものは複雑かつ難しい治療です。
根っこの中が先で枝分かれしていたり、入り口が塞がっていたりと、困難な場合が多いです。
ですので、少ない回数・期間での治療が困難な場合もあります。
根管治療は歯を残していくための、最終手段の治療です。

 


出来る限り再治療なくきちんと治したいと思っているのであれば、しっかりとした検査・診断と、知識・技術のあるところで治していただくことを、強くおすすめいたします。
根管の中の複雑さは、肉眼で歯の中を見ただけではわかりません。
ですので、根管の中を見ることができる設備、治療技術を兼ね備えた歯医者さんを選ぶことがなにより重要です。

 

ポイント2 治療が長く続くのはよくない状態

治療期間が長引くことは、歯の状態が悪いということです。
つまり、長ければ長いほど治療が難しいということです。
ですので、もちろん治療期間が長いとリスクもそれだけ大きくなり、歯へのダメージも大きいということです。

 


では、一体どのくらいの期間が長いのか?
奥歯の再治療でも、1ヶ月半以上治療が続く場合は長いと言えます。
もちろん根管が複雑な場合もあり、一概には言えませんが、2ヶ月、3ヶ月と1つの歯で治療が続くと、歯への影響もよくありません。

 


保険診療での治療は一般的に多く普及していますが、国が定めた物や道具でしか治療することができないため、限界があります。
根っこが曲がっていたり、根っこの先が塞がってしまったり、保険診療ではそれをクリアにするのがなお難しいのです。
ですので、何度も症状が改善するまで治療を繰り返してしまいます。
しかし本当に大切なことは、1回の時間を長めに頂戴して、顕微鏡やCTを活用して根っこの先の状態を知り、技術ある術者にみてもらい、再発しにくい治療を受けるということです。

 


そして、ある程度の期間はもちろん必要ですが、できる限り歯へのダメージを減らすために短期間で治療を進められることが何より大切です。

 

ポイント3 治療と治療の期間が空くのはよくない

 


よくこのような質問を受けることがあります。
 
答えは「よくありません」
根管治療というものは、数回治療がかかるものということには間違いありませんが、次回の治療をするまでに、唾液などの感染から守るために、根っこの穴のフタをする仮の詰め物をします。
この詰め物の寿命は、通常は約2週間と言われています。
ですので、それ以上に期間が空いてしまうということは、いくらフタをしていても感染から守ることは難しいのです。
また、次回の治療までに根管内を消毒するお薬を使用する場合がありますが、このお薬の効果も1〜2週間と言われています。
こちらに関しても、治療と治療の期間が長くなることを出来るだけ避けた方が良いでしょう。
できる限り、根管治療の場合には治療期間を短く終わらせることが、歯を長持ちさせるために大切なことです。

 

まとめ

・治療を繰り返さないためには、精密な根管治療を行うことが大事
・根管治療は非常に難しく、技術ある歯科医師に治療してもらうことももっと大事
・治療期間が長引くのは良くないこと
・治療と治療の間も、期間が空くことは良くなく、細菌感染のリスクをあげてしまう

 

根管治療の成功率が上がるポイント

今回は「根管治療の成功率があがるポイント」について、3つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
世界基準の治療技術がある歯科医師かどうか
 
■ポイント2
精密に治療をすることのできる施設かどうか
 
■ポイント3
成功率をあげる治療機器
 

以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 世界基準の治療技術がある歯科医師かどうか

 

根管治療はとても難易度の高い治療であり、知識と技術が必要になります。
どんなに視力がよくても、根管内は肉眼では見えません。
ですので、真っ暗な中で、非常に複雑な歯の根っこの中をきれいにするのはとても難しいです。

 


治療をするためには、根管治療に関する知識と技術を兼ね備えていることが大切です。
成功率の高い根管治療を受けるには、担当の歯科医師が世界水準の根管治療技術を習得しているかどうかがポイントです。
世界水準の根管治療技術を習得している歯科医師を探すには、
日本歯内療法学会やアメリカ歯内療法学会の専門医であるかどうかを参考にしてみてください。
様々な知識に加え最新情報、治療技術も取得している根管治療専門医であることは、
医院のホームページなどのプロフィールをチェックしてみてください。

 

ポイント2 精密に治療をすることのできる施設かどうか

精密検査をしっかりできる治療施設であるかどうかも重要になってきます。
2次元のデジタルレントゲンに加え、3Dで確認する、高精度のCTも備えているかどうかです。

 


なぜなら、先ほどもお話ししましたが、根管内は暗く肉眼では見えないからです。
デジタルレントゲンやC Tを撮影し、根管内部の状況を細かく見ることが、根管治療の成功率は左右されるのです。
また、マイクロスコープの有無も大切です。

 


マイクロスコープは、精度の高い根管治療には絶対的に必要な機械です。
この根管治療に欠かせないマイクロスコープとは、歯科用顕微鏡です。
歯の中を20倍〜30倍に拡大して見ていくことができるので、良く見える治療を行う事ができます。
そうすることで、、根管治療を正確に行うことができ、成功率をあげる事が出来ます。

 

ポイント3 成功率をあげる治療機器

根管治療の成功率を大きく左右する3つ目のポイントは、
根管治療専用の治療器具です。
そもそも、根管治療に至る原因は菌です。治療の中では、その菌に対して様々な対策をしていかなければ成功率を上げていくことはできません。

 


成功率を上げるには、まずラバーダムを使用しているかどうかが大切です。
ラバーダム防湿法とは、歯にゴムのマスクをかけて完全無菌状態で治療をする方法です。
ラバーダムを使用する事で、唾液に含まれる菌からの感染を予防する事が出来ます。
無菌的処置の原則を遵守しなければ、再発を起こす可能性が高くなるのです。
次に、成功率を上げるニッケルチタンファイルの説明です。
ニッケルチタンファイルとは、根管内を清掃する器具です。

 


ニッケルチタンファイルは柔軟性があり、根の湾曲に沿ってしなり根菅を傷つける事なく処置する事が出来るため根管治療の成功につながります。
通常では硬いファイルを使用するので、根管内で折れてしまったり、根管治療失敗のリスクが高くなります。
この有能なニッケルチタンファイルを、更に使い捨てにしているかどうかも成功率を上げるポイントになります。菌が大敵な根管治療です。衛生的にも使い捨てが最も清潔です。しかし、非常にコストがかかるので実施している歯科医院は少ないかもしれません。
このように、治療をする上での器具が揃っていることも大切です。

 

まとめ

・歯科医師の治療技術が大事
・精密根管治療を行うための設備が整っていることも大事
・治療器具が揃っていることが大事で、菌の感染を防ぐことが治療成功への大事なポイント

 

歯茎にできる出来物の正体とは

今回は「歯茎にできる出来物の正体とは」について、4つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
サイナストラクトという出来物
 
■ポイント2
口内炎のため
 
■ポイント3
腫瘍やそれに関連する出来物
 
■ポイント4
全身疾患によるため
 
以上の4つのポイントについて解説します。

ポイント1 サイナストラクトという出来物

 

歯科医院で最も多く見かけるのが「サイナストラクト」です。
「サイナストラクト」とは歯の中で増えた細菌が根っこの先でも増え続け、膿を形成し、その出口として歯茎に生じた物です。

 


サイナストラクトの見た目の特徴は、できものと歯茎の境目がはっきりわかり、プクッと膨れていることです。見た目はニキビの様です。
また膿が出てきて、イヤなニオイ、味がすることもあります。
緊急度は高、中、低、で表すと「中」で、早めに病院での治療を受けましょう。
サイナストラクトは細菌感染によってできます。虫歯や歯が割れたりして歯茎の中で細菌が増え続け居場所がなくなった細菌が逃げ道として作ってしまうのです。
多くの場合、痛みはありませんが、炎症が強い時には、触ると痛みがあることもあります。
サイナストラクトは基本的に自然に治ることはありません。早めに歯科治療を受けましょう。

 

ポイント2 口内炎のため

口内炎は口の中にできた炎症の総称であり、歯茎にできたものを歯肉炎と言います。

 


口内炎は白く傷の様に見えます。大きさは歯の大きさと同じかそれよりかは小さいです。
歯茎だけではなく、頬や唇にもできます。
しかしながら、口内炎の緊急度は「低」です。
歯茎にできた傷口からの感染、磨き残しによる歯垢(しこう:プラーク)の蓄積、ストレスや疲れなどが、原因としてあげられます。
口内炎は接触痛があり、また会話や食事の時にしみたりすることが多いです。
基本的には、自然治癒が見込まれる病気です。丁寧に歯磨きをし、お口を清潔にしていけば、ほとんどの場合1週間〜10日で治ります。市販薬で様子をみることもできます。

 

ポイント3 腫瘍やそれに関連する出来物

腫瘍やそれに関係するものを見かける頻度は非常に少ないですが、歯茎にできものができ、とても重症です。
腫瘍とは過剰に増殖した組織の塊のことで、腫瘍には「良性」と癌と言われる「悪性」があります。
歯茎にできる良性の腫瘍は乳頭腫、悪性の腫瘍は歯肉ガン(扁平上皮癌)などがあげられます。
またそれに関連する病気として白板症という病気もあります。

 


特徴として、先に述べたサイナストラクトと比べると、歯茎の境目が不明瞭なことが多いです。表面がただれている様にも見えます。
緊急度は高く、今すぐ病院に行き精密検査を受けましょう。
最悪の場合、命に関わることがあります。
原因としては、遺伝、慢性刺激、タバコ、アルコールなどがあげられます。
また、金属による接触性アレルギー、免疫異常、物理・化学的刺激、なども原因と言われています。
接触痛がありますが、稀に、痛みがなく症状が無いこともあります。
自然治癒することはありません。口腔外科や内科での専門の治療が必要です。

 

ポイント4 全身疾患によるため

全身疾患のサインとして歯茎にできものを作る病気があります。
それは、ウイルスによる「ヘルペス性歯肉口内炎」、自己免疫疾患による「天疱瘡」などです。

 


天疱瘡の特徴は水ぶくれの様に見えることが挙げられます。
ヘルペス性歯肉口内炎の特徴は広範囲白いできものができることです。
また、両方とも歯茎だけではなく、皮膚にもできものができるのが全身疾患に関係するのものの特徴です。
 
緊急度は病気によって異なりますが、天疱瘡の緊急度は「高」です。
今すぐ病院に行き検査を受けましょう。
ヘルペス性歯肉口内炎の緊急度は「低」が、発熱や倦怠感を伴うので早めに病院に行くことを、お勧めします。
 
天疱瘡の原因は不明とされています。
ヘルペス性歯肉口内炎の原因はヘルペスウイルスの感染です。疲れがたまったりし、体力が落ちるとかかりやすくなります。
強い痛みを伴うことがほとんどで、喉の奥にできると食物摂食困難になることもあります。
2つとも自然治癒することはなく、投薬などの処置が必要です。

 

まとめ

・歯茎にできる出来物は大きく4つある
・ほとんどの場合自然に治癒することはなく、何かしらの治療が必要
・出来物がある場合には歯医者での受診が大切

 

根管治療で起こる腫れの4つの原因

今回は「根管治療で起こる腫れの4つの原因」について、4つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
被せ物の隙間からの細菌感染
 
■ポイント2
根管治療の失敗
 
■ポイント3
体の免疫低下
 
■ポイント4
磨き残しによる歯周病の併発
 
以上の4つのポイントについて解説します。

ポイント1 被せ物の隙間からの細菌感染

 

根管治療で腫れる原因は「細菌による感染」です。
その細菌感染は、大きく分けて4つあります。
 
1つ目の原因は「被せ物の隙間からの細菌感染」ということです。
 
根管治療が終わり被せ物が入った歯でも、その被せ物の隙間から細菌が入り込み根管の中まで細菌が増殖すると、歯茎が腫れたりすることがあるのです。
 
何故なら、どれだけ精密な被せ物を作ってつけても、その被せ物と自身の歯との境目は必ず数ミリくらいの隙間があるからです。
 
その隙間にずっと磨き残しがあると被せ物の下の歯が虫歯になり、虫歯の部分から根管内に細菌が入り込みます。
そして根管内が細菌で充満すると根っこの先で膿ができて、その膿を体が外に出そうとするとその歯の付近の歯茎が全体的に腫れてきたり、もしくはプクッとニキビのように腫れてしまいます。

 


症状としては、腫れ以外に歯が浮いたような違和感、噛んだ時に痛む、膿が出てくるなどが挙げられます。
何もしてなくても痛みが出るということは、あまりありません。
しかし、何もしてなくても痛みが出る場合は早急に歯医者に受診しましょう!

 

ポイント2 根管治療の失敗

2つ目の原因は「根管治療の失敗」によるものです。

 


歯を削りすぎて割れてしまったり、根管治療の器具が根管から突き出てしまったり、元々の歯の根管の先の形を変えてしまうとその部分から細菌に感染して腫れたり、時には痛みも伴うことがあります。
この様なことから根管治療の失敗を避けるためには、根管治療専門医の治療を受けていただくことをお勧めします。

 

ポイント3 体の免疫低下

3つ目は、「体の免疫が低下」してしまうことで歯茎が腫れるという例です。


根管内や歯茎の溝の中に細菌が入りこんでも、ある程度の細菌なら体の免疫が勝つのでそう簡単に腫れません。
しかしながら、体調を崩し免疫が下がると、抑えられていた細菌が活発化して腫れる場合があるのです。
そうなった場合は抗生物質の薬を服用し、睡眠をしっかりとって体調を整えると腫れが落ち着きます。
それでも腫れが落ち着かない時は歯医者を受診しましょう!

 

ポイント4 磨き残しによる歯周病の併発

最後4つ目の原因は「磨き残しによる歯周病の併発」です。
 
根管内に細菌が増殖し、さらに歯周病も併発すると歯茎が腫れる場合があります。
 
何故なら歯周病の症状の一つに歯茎の腫れがあるからです。
歯周病が併発する原因は、歯ブラシ不足による磨き残しやその磨き残しが歯石になったものです。
この歯石には歯周病菌が沢山存在しており、歯を支えている周りの骨を溶かしてしまいます。
ですから、歯石になってしまうとセルフケアでの除去は不可能なので必ず歯医者で除去してもらいましょう。
さらに、根っこの先に膿が溜まる+歯周病が合わさると、腫れる・痛い以外の症状で歯がぐらぐら揺れる、硬いものが噛めないなどが挙げられます。
もし歯ブラシでしっかり磨いても腫れが落ち着かない場合は歯医者を受診することが大切です。

 

まとめ

・根管治療で歯が腫れる原因は4つ!
・原因は「細菌」による感染
・被せ物の隙間からの感染、根管治療の失敗、体の免疫低下、磨き残しによる歯周病の併発の4つがあげえられる
・腫れや痛みがある場合には歯医者を受診することが大事!

 

歯の神経を取る治療の基礎知識

今回は「歯の神経を取る治療の基礎知識」について、3つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
虫歯の神経の治療とは
 
■ポイント2
抜髄治療が必要な歯の状態
 
■ポイント3
抜髄治療の方法
 
以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 虫歯の神経の治療とは

 

虫歯の神経の治療とは、抜髄(ばつずい)治療と呼ばれており、歯の神経を除去する治療です。
虫歯が深く歯の神経にまで近づくと、徐々に歯の神経が死んでしまったり、炎症を起こして強い痛みを伴ってしまいます。
 
このような炎症を犯した神経をそのままにしておくと、歯だけではなく、歯を支える周りの骨にまで炎症を犯してしまうこともあります。
 
ですので、歯の神経を取る必要があり、それを「抜髄治療」と言います。

 

ポイント2 抜髄治療が必要な歯の状態

実は、「歯の神経の治療が必要かどうか?」は虫歯の大きさのみで決まるのではありません。
 
・心臓のドキドキと同じようなリズムで、ズキズキと強く痛む場合。
・痛みが非常に強く、上の歯が痛いのか、下の歯が痛いのか区別が難しくなる。
・ズキズキ痛むはで、食べ物を噛むと激痛が走り噛めない。
・お風呂に入った時、お酒を飲んだ時に痛みが強くなる。
・運動したり、階段の昇り降りで痛みが強くなる。
・痛み止めを飲んだ後は痛みが落ち着くが、時間が経つと痛み出す。
 
 そして、何度も痛みどめを飲む状況になっている。
このような症状がある場合は、歯の神経の治療が必要になる可能性が高くなります。
緊急性も高い状態なので、なるべく早くに歯医者を受診することをオススメします。

 

ポイント3 抜髄治療の方法


抜髄治療では、まず初めに麻酔を行い、膿んでしまった神経を掻き出します。
その後、死んでしまった神経や虫歯などをしっかりと取りきり、薬剤を使用するなど消毒、殺菌を行います。
根管内部が綺麗になれば薬を詰めていきます。
 
以上が抜髄治療の流れになります。
1回で治療が終わることもあれば、数回必要なこともあります。

 

まとめ

・神経を取る治療とは「抜髄治療」と言い、虫歯などが進行し神経が死んでしまったり炎症を起こしている時に行う治療のこと
・ズキズキ痛かったり、お風呂に入ったりお酒を飲むことで痛んだりなどの症状の場合に「抜髄治療」が必要なことが多い
・歯に痛みがある時は早急に歯医者さんで治療を受けることがおすすめ

 

根管治療の費用について

今回は「根管治療の費用」について、3つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
根管治療は保険診療での根管治療と自由診療の根管治療で費用が異なる
 
■ポイント2
保険診療の根管治療には限界がある
 
■ポイント3
支払い方法もさまざまある
 
以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 根管治療は保険診療での根管治療と自由診療の根管治療で費用が異なる

 

今回は根管治療の費用について説明していきます。
根管治療では保険診療と自由診療で大きく2つに費用が分かれています。
 
保険診療での根管治療では、歯の大きさや、根っこの本数、によって費用が異なっていたり、また神経を取る「抜髄治療」と、根っこの先が感染していることによる「感染根管治療」の2つが保険診療の中でも存在し、その違いによっても若干の費用の違いがあります。
 
ですが、大本は国が定めた保険診療での治療となりますので、3割負担の方で2500〜8000円以内ぐらいで治療を行うことが可能です。
 
基本的には全国どこでも歯科医院の治療費は同じですが、施設基準によって多少の治療費の変動があったり、根管治療後の土台や被せ物のの費用は別で必要となります。
 
では次に、自由診療での根管治療の費用についてです。
自費治療の再根管治療の場合、歯科医師が患者さんの歯の状態や、患者さんの希望、地域性などを考慮して自由に費用設定しているので、保険診療のように「全国ほぼ同じ」ではありません。
 
ちなみに当医院では、初めて根管治療をするのと、再度根管治療をするのとで費用が異なっていたり、歯の大きさによっても費用が異なっていたりします。

 

ポイント2 保険診療の根管治療には限界がある

ではいったい保険診療と自由診療ではどのぐらい違いがあるのかというところをお話できればと思います。
実は根管治療と呼ばれる治療は、とても複雑で、肉眼ではよくわからない枝分かれをした根っこや、中でトンネル状につながっているような根っこなど、治療がとても難しいものなのです。

 


これを、肉眼で治療をしようとしても、神経の一部が残ってしまったり、汚れが取り切れなかったりなど、治療のやり残しが出てしまうなど、限界な部分が生じて来てしまいます。
一時的に痛みを取り除いたり、その時は良くなったように感じますが、数年後再治療が必要になる可能性もあるのが保険の根管治療なのです。
 
変わって、精密に根管治療を行うことで、顕微鏡やCTを使い肉眼では見えない細かなところも見えることができ、正確に治療をすることができたり、ラバーダムなどゴムのマスクを使用して感染を減らすことが可能となるなど、成功率も高くなります。
 
ですので、少し費用は必要にはなりますが歯を長く残していくためにも顕微鏡を使った精密な根管治療が有効です。

 

ポイント3 支払い方法もさまざまある

ここまでくると、より良い治療を、できるだけ再発させない治療を受けようと思うと、比例して保険診療よりも自由診療のほうが費用も必要ということが分かって頂けたかと思います。
治療は受けたいけど、費用がなかなか捻出できないとお話しされる方もおられます。
しかし、歯科医院によって異なることもありますが、最近ではさまざまな手段の支払い方法を行うことができますし、分割ができるようになっていたりもします。
当医院では支払い方法は大きく4つあります。


カウンセラーもいて、支払い方法についても相談できますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせくださいね。

 

まとめ

・保険診療の根管治療は歯の大きさや根っこの本数、抜髄か感染根管治療かで費用が異なる
・自由診療では費用設定はそれぞれの歯科医院で行うため、全国一律というわけではない
・根管内は複雑なため、保険診療では治療が仕切れないことも多く、再治療の可能性が高い
・支払い方法もさまざまあり、当医院ではカウンセラーもいるため支払い方法についても相談することができる

 

20代でも虫歯を放置すれば抜歯になる

今回は「20代でも虫歯を放置すれば抜歯になることもある」について、3つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
20代でも虫歯を放置すると最悪は抜歯になる
 
■ポイント2
虫歯をこれ以上ひどくしないために大事なこと
 
■ポイント3
抜歯になった場合の選べる治療方法
 
以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 20代でも虫歯を放置すると最悪は抜歯になる

 

口を開けて大きく笑うことができない。
治療を受けないといけないことはわかるけど、歯医者さんが怖い、放っておいても大丈夫?と思われている方もおられると思います。
今回はまず、虫歯を放置するとどうなるのかについて説明を行います。
20代でも虫歯を放置し続けると、抜歯になる可能性があります。
若いから治療を受けなくても大丈夫と言うのは実は間違いで、虫歯は一度できると治ることはありません。
ですので、虫歯が悪化すると歯がかけてきたり、痛みを生じたり、最悪の場合は抜歯になってしまうなんてこともあります。

 

ポイント2 虫歯をこれ以上ひどくしないために大事なこと


虫歯をひどくしない為に一番大切なことは、いち早く「歯科医院での治療を開始すること」です。 
なぜなら、いち早く歯科での治療を開始することで、
ひどい虫歯と思っていたのが意外にも小さな虫歯治療で終わる事もあります。
そのような小さな虫歯のうちに発見ができれば、抜歯のリスクは回避できます。
しかし、虫歯は進行していくので、このチャンスを見過ごしてしまうとひどい虫歯となり、痛みも伴います。
大変な治療をしなければならない場合もあり、まだまだ放置を続けると、徐々に抜歯治療へ近づいてしまうのです。
ですので、いち早く歯科医院に行き、「小さな虫歯は、小さいうちに」治療をすることが大切です。
チャンスを見過ごさないでくださいね。

 

ポイント3 抜歯になった場合の選べる治療方法

抜歯になった場合の治療方法の説明をします。
抜歯をして歯が無くなれば、そこに何らかの歯の代わりのものを入れていかなければなりません。
なぜなら、歯がないままだと、噛み合わせる歯が伸びてきたり、隣の歯が倒れてきたりして、噛み合わせが大きく崩れ、更に歯を失う原因になるからです。
歯が無い部分をカバーするには、3つの方法があります。
それは、「ブリッジ・入れ歯・インプラント」です。


どの治療も条件があり、どの治療が適応かは歯医者さんでの診断と患者様とのご相談がとても大切です。
しかし、どの治療をとっても、抜歯の後は大掛かりな治療を受けなければならなくなります。
抜歯にしない為にも、いち早く歯科に行く事が大切です。

 

まとめ

・20代でも虫歯を放置し続けると抜歯になる
・虫歯は治ることはなく、進行を続ける
・抜歯にならないためにも、歯医者さんでの治療が大事
・抜歯になってしまったら、「ブリッジ・入れ歯・インプラント」などの大掛かりな治療が必要になることがある