根管治療大阪クリニックによる痛みの少ない根管治療・MI修復などお困り方はお気軽にご相談下さい。

「奥歯の根管治療ならではの特徴」

「奥歯の根管治療ならではの特徴」について、3つのポイントで解説!
 
■ポイント1
前歯よりも奥歯の方が根っこの本数も多く、期間も時間も必要
 
■ポイント2
奥歯の方が根っこの中が複雑なことが多い
 
■ポイント3
奥歯はお口の中でも奥にあるため見えにくく難易度も高い
 

以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 前歯よりも奥歯の方が根っこの本数も多く、期間も時間も必要


奥歯は前歯の1本の根っこに比べて、2〜4本と根っこの数が多いのです。
根管治療を行う上でも、「根っこの数の違い」というのは大きな差が生まれます。
なぜなら、根管治療をしていく上での消毒や薬を詰める過程で、根っこが複数本あれば、その本数分、全ての根っこに消毒と薬を詰める過程が必要だからです。
ですので、期間がそれだけ必要になります。
本数が少なければ少ないほど、回数や期間を短くすることができるということですね。
つまり、奥歯の方が根っこの数も多く、治療期間もかかるので、根管治療に特化した、丁寧に治療をしてもらえる歯医者さん選びが重要になってきます。

 

ポイント2 奥歯の方が根っこの中が複雑なことが多い


奥歯の根っこは、根っこ同士の間がつながっていたり、肉眼では見えない根っこが潜んでいたり、根っこの先が枝分かれしているなど、複雑な形をしていることが多いのです。
複雑な形が悪いわけではありません。
しかし、複雑な根っこの形をしている歯を治療しないといけない時、消毒液が先まで行き渡らなかったり、お薬が最後まで入れられないなど、複雑であることが原因で、再治療につながりやすいと言われています。
これを解決させるためには、精密な根管治療を行っている歯医者さんを選ぶことがここでも大切になってきます。
歯医者さん選びのポイント
・マイクロスコープ(顕微鏡)やCT撮影があるところ
・根管治療専門医のいる歯医者さんを選ぶ
・きちんと治療の説明をしてくれるカウンセラーがいるところ
この3つです。
治療をする機器があることはもちろん大事ですが、機器があるだけで治療ができるのではありません。
機器を扱える術者の技術と知識が大切です。
また、根管治療は複雑なことが多いので、治療を納得して受けてもらうことも大切だと思います。
そのために、治療に関しての説明をしてくれたり、相談ができるカウンセラーがいている歯医者さんを選ぶこともポイントの1つだと思います。
このように奥歯ならではの複雑な形も特徴です。

 

ポイント3 奥歯はお口の中でも奥にあるため見えにくく難易度も高い

奥歯はお口の中でも奥の方に生えているので、治療をする術者も暗く見えにくく、治療が難しいのです。


特に、根管治療は根っこの中が複雑な上に、見えにくいとなると、治療の難易度も上がるのはお分かりいただけるかと思います。
上記にもありますが、マイクロスコープ(顕微鏡)やCTを用いた治療がここでも大事になってきます。
なぜなら、この道具を使うことで、肉眼では分からなかった情報を得ることができるからです。
分からないまま治療をするのと、分かってから治療をするのとでは、解ってからの方がより詳しく治療をすることができますよね。
奥歯の治療は前歯よりも難易度が上がりますが、精密な治療を行うためには機器があることも重要なポイントになります。

 

まとめ

・奥歯は前歯に比べて根っこの数が多く期間も時間も必要
・奥歯は前歯に比べると複雑なことが多く、根っこが中で繋がっていたり、目で見えない根管が潜んでいることがある
・奥歯はお口の中でもおくの方に生えているため見えにくく、治療の難易度も高い
 
【奥歯の根管治療の痛みの原因と対処法】からの枝分かれ記事

 

抜歯を回避するための歯医者さん選びのポイント

「抜歯を回避するための歯医者さん選びのポイント」について3つのポイントで解説
 
■ポイント1
根管治療における抜歯回避の治療をしている
 
■ポイント2
技術・知識のある根管治療専門医がいる
 
■ポイント3
カウンセラーに相談ができる
 


以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 根管治療における抜歯回避の治療をしている

保険診療での根管治療だけでは、治りきらず抜歯になるケースが多数あります。
 
ですが、
・精密根管治療
 
・歯冠長延長術
 
・エクストリュージョン
 
・歯根端切除術
 
・意図的再殖
 
 
このような治療を行っている場合、抜歯をせずに歯を残せる可能性が高くなります。
これが出来るのと、できないのとでは、歯を残せる可能性がグーンと広がります。
 
ですが、こういった精密な治療はとても難しく、全ての歯医者さんで行っている治療というわけではありません。
 
ですので、事前にこのような治療を行っているかを電話やHP等で確認していただくことをお勧めいたします。

 

ポイント2 技術・知識のある根管治療専門医がいる

お医者さんの中でも、脳外科、神経内科など様々な分野があるように、歯医者さんにも様々な分野があります。
その中に「根管治療専門医」というのがあります。


ただただ、設備が整っていて、器具が揃っていたとしても、それを使用するためのポイントについてなどの知識、そしてそれを扱うことのできる技術はとても大切です。
根管治療とはかなり複雑な治療であることが多く、根管治療でお悩みの方には、こうした根管治療に特化した知識、そして技術がある先生に見てもらうということをおすすめします。
もちろん、これから始めて根管治療をされるという方も、今後の歯の寿命を伸ばすためには、初めから丁寧に治療を受けていただくことが大事ですので、ご検討いただければと思います。

 

ポイント3 カウンセラーに相談ができる

そして、治療の相談ができるということも大切です。


患者様自身が治療の内容を納得、抜歯について本当に必要か、残せる方法があるのかどうか、相談できることで、安心して治療を受けられると思います。
最近では歯医者さんにもカウンセラーがいていることが増えてきましたので、そちらの確認もとってもらえることもオススメします。

 

まとめ

・精密根管治療や外科的治療・矯正治療を用いた歯を残す方法の治療を行っている歯医者さんを探す
・知識・技術のある歯医者さんを探す
・HPや電話などで事前の確認をすることも大切
・カウンセラーに相談できることも大事

 

根管治療時の臭いがある時、放置してはいけない理由

今回は「根管治療時の臭いがある時、放置してはいけない理由」について、2つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
臭いを放置してはいけない理由について
 
■ポイント2
臭いの原因の1つとなるお薬について
 

以上の2つのポイントについて解説します。

ポイント1 臭いを放置してはいけない理由について

ではまず、根管治療中に臭いがある場合に放置をしてはいけない理由について解説します。
 
臭いがあるのに放置をしてはいけない理由はいくつかありますが、1つめ仮蓋が欠けて薬がもれている場合です。


仮蓋が欠けている場合、歯の中に入れた薬が漏れて臭いがするのと同時に歯の中に細菌が入り、いつまでも歯の中が感染し続けることになります。
この状態を放置していると、前回の治療の効果がなく、同じ治療を繰り返す必要があります。
ですので、薬の臭いがした時はすぐ歯医者に行きましょう!
 
次に考えられることは、歯茎に腫れができて膿が出ている場合です。


原因は歯の根っこの中にいる細菌なので、根管治療が必要です。
治療せず放置すると、歯の根っこの中で細菌が増え、根っこの先で炎症が起こり痛みが出たり、根っこの周りの顎の骨を溶かし最悪の場合、抜歯となります。
必ず治療が必要なので、今すぐ歯医者に行きましょう!

 

ポイント2 臭いの原因の1つとなるお薬について

根管治療では、様々な薬品を使用します。
日本で使われているお薬の多くは、臭いがきついものも多くあり、実は欧米では使われていません。


では、なぜこのようなお薬が欧米では使われていないのでしょうか?
これについて解説していきます。
 
お薬には「ホルマリン系」と「水酸化カルシウム」の2種類があります。
FCやペリオドンという薬は「ホルマリン系」と呼ばれる消毒薬ですが、歯の周りの組織に悪影響を与えることがわかっており、他の先進国では使用されていないのです。
また、水酸化カルシウムという消毒薬は、殺菌するために強いアルカリ性を示します。通常の使用では問題ありませんが、歯の根の先から多量に漏れ出た場合は、周囲の組織にダメージを与えて長期的に違和感が継続する要因となります。
 
この様なリスクを避ける為、可能な限り消毒薬を使用せず「洗浄薬を大量に使用し、可能な限り殺菌する」ことが大切とされています。

 

まとめ

・仮蓋がかけて薬剤が漏れて臭いがしている
・歯茎に出来物ができ、膿が出て臭いがしている
・臭いがある場合は我慢せずに、すぐに歯医者さんへいくことが大事
・日本で多く使われているホルマリン系や水酸化カルシウムのお薬は欧米ではあまり使われていない

 

他院で大きな嚢胞があるので抜歯してインプラントと言われた 40代/男性

他院で大きな嚢胞があるので抜歯してインプラントと言われた 40代/男性

 

 

項目 詳細
年齢・性別

40代/男性

年齢・性別 40代/男性
ご相談内容症状

痛みは無いが、違和感はある。いくつもの歯医者で【根っこの先の大きな嚢胞があるから抜歯】と診断された。本当に残せないのか診てほしい。

ご相談内容症状 痛みは無いが、違和感はある。いくつもの歯医者で【根っこの先の大きな嚢胞があるから抜歯】と診断された。本当に残せないのか診てほしい。
診断治療内容

診察・検査を行ったところ、歯の根の先に膿が溜まっており、確かに大きな透過像(黒い影)が確認できました。
通常、教科書的には【抜歯】と診断されてもおかしくない状態です。

しかし、残存歯質(残っている歯の量)やCTなどの画像診断、直接の口腔内診査の結果、まずは精密根管治療でリトリートメント(再根管治療)を行い、歯の中からアプローチして経過観察。

その後、経過を見て改善傾向になければ、意図的再植などの外科的歯内療法を行い、それでも改善傾向になれば【抜歯】
と、まだトライする価値はあると診断しました。

繰り返しの治療を行っている場合や被せ物の下に虫歯があり、ダメージが大きい場合には、残存歯質(残る歯の量)が少なすぎると、根管治療が成功したとしても被せ物が入れられないため、歯の長さを確保するために歯茎と歯の周辺の骨を切除する、歯冠長延長術も必要になってきますが、今回はそういった処置は行わなくても良い可能性が高いです。

診断治療内容 診察・検査を行ったところ、歯の根の先に膿が溜まっており、確かに大きな透過像(黒い影)が確認できました。
通常、教科書的には【抜歯】と診断されてもおかしくない状態です。

しかし、残存歯質(残っている歯の量)やCTなどの画像診断、直接の口腔内診査の結果、まずは精密根管治療でリトリートメント(再根管治療)を行い、歯の中からアプローチして経過観察。

その後、経過を見て改善傾向になければ、意図的再植などの外科的歯内療法を行い、それでも改善傾向になれば【抜歯】
と、まだトライする価値はあると診断しました。

繰り返しの治療を行っている場合や被せ物の下に虫歯があり、ダメージが大きい場合には、残存歯質(残る歯の量)が少なすぎると、根管治療が成功したとしても被せ物が入れられないため、歯の長さを確保するために歯茎と歯の周辺の骨を切除する、歯冠長延長術も必要になってきますが、今回はそういった処置は行わなくても良い可能性が高いです。

治療期間

3ヶ月

治療期間 3ヶ月
費用
※治療当時の価格表示となっております。

363,000円
<内訳>
リトリートメント…187000円
セラミッククラウン…176,000円

費用
※治療当時の価格表示となっております。
363,000円
<内訳>
リトリートメント…187000円
セラミッククラウン…176,000円
術後の経過
現在の様子

元々の透過像が大きく(骨が溶けている部分)治癒には数か月~数年かかる可能性も考えられましたが、治療後3か月で違和感などの症状は治まり、レントゲン上でも根っこの先にあった透過像がかなり小さくなりました。
この治癒傾向であれば、今のところは外科的歯内療法に移行しなくても良さそうです。
抜歯と言われた歯が残せて大変喜んで頂きました。

術後の経過
現在の様子
元々の透過像が大きく(骨が溶けている部分)治癒には数か月~数年かかる可能性も考えられましたが、治療後3か月で違和感などの症状は治まり、レントゲン上でも根っこの先にあった透過像がかなり小さくなりました。
この治癒傾向であれば、今のところは外科的歯内療法に移行しなくても良さそうです。
抜歯と言われた歯が残せて大変喜んで頂きました。
治療リスク

根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。
そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。

治療リスク 根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。
そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。

 

疲れがたまるとズキズキと痛む 50代/男性

疲れがたまるとズキズキと痛む 50代/男性

 

 

項目 詳細
年齢・性別

50代/男性

年齢・性別 50代/男性
ご相談内容症状

普段からずっと痛みがあるわけでは無いが、疲れが溜まったと感じるときに定期的に歯茎に出来物が出来たり、腫れたり痛みがでたりする

ご相談内容症状 普段からずっと痛みがあるわけでは無いが、疲れが溜まったと感じるときに定期的に歯茎に出来物が出来たり、腫れたり痛みがでたりする
診断治療内容

診察・検査を行ったところ、歯の根の先に膿が溜まっており、透過像(黒い影)が確認できました。

根管内の細菌はゼロには出来ません。根管内に隠れていた細菌が疲れが溜まり、免疫力が低下した時に暴れ出して出来物が出来たり痛みが出たりなどの症状があった可能性があります。

今回は精密根管治療でリトリートメント(再根管治療)を行い、歯の中からアプローチします。

コアと呼ばれる金属の大きな土台が入っていますので、これを除去するのにも出来るだけ歯にダメージの少ないように慎重に行う必要があります。

また、被せ物の下に虫歯があり、ダメージが大きい場合には、残存歯質(残る歯の量)が少なすぎると、根管治療が成功したとしても被せ物が入れられないため、歯の長さを確保するために歯茎と歯の周辺の骨を切除する、歯冠長延長術も必要になってきますが、今回はそういった処置は行わなくても良い可能性が高いです。

ただし、治療後、経過を見て改善傾向になければ、意図的再植などの外科的歯内療法が必要となる可能性があります。

診断治療内容 診察・検査を行ったところ、歯の根の先に膿が溜まっており、透過像(黒い影)が確認できました。

根管内の細菌はゼロには出来ません。根管内に隠れていた細菌が疲れが溜まり、免疫力が低下した時に暴れ出して出来物が出来たり痛みが出たりなどの症状があった可能性があります。

今回は精密根管治療でリトリートメント(再根管治療)を行い、歯の中からアプローチします。

コアと呼ばれる金属の大きな土台が入っていますので、これを除去するのにも出来るだけ歯にダメージの少ないように慎重に行う必要があります。

また、被せ物の下に虫歯があり、ダメージが大きい場合には、残存歯質(残る歯の量)が少なすぎると、根管治療が成功したとしても被せ物が入れられないため、歯の長さを確保するために歯茎と歯の周辺の骨を切除する、歯冠長延長術も必要になってきますが、今回はそういった処置は行わなくても良い可能性が高いです。

ただし、治療後、経過を見て改善傾向になければ、意図的再植などの外科的歯内療法が必要となる可能性があります。

治療期間

1.5ヶ月

治療期間 1.5ヶ月
費用
※治療当時の価格表示となっております。

308,000円
<内訳>
リトリートメント…132,000円
セラミッククラウン…176,000円

費用
※治療当時の価格表示となっております。
308,000円
<内訳>
リトリートメント…132,000円
セラミッククラウン…176,000円
術後の経過
現在の様子

お仕事でお忙しくされている患者様で、時間を縫って通院してくださいました。定期的に腫れたり痛みが出ていましたが、治療後は症状も出ず順調に過ごされています。

術後の経過
現在の様子
お仕事でお忙しくされている患者様で、時間を縫って通院してくださいました。定期的に腫れたり痛みが出ていましたが、治療後は症状も出ず順調に過ごされています。
治療リスク

根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。
そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。

治療リスク 根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。
そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。

 

根っこの先が破壊・穴が空いている難症例 60代/女性

根っこの先が破壊・穴が空いている難症例 60代/女性

 

 

項目 詳細
年齢・性別

60代/女性

年齢・性別 60代/女性
ご相談内容症状

食事をしたときに痛みと違和感に気づいた。食べ物等が当たるとガーンと響くような痛みがある。
他院にて抜歯してインプラントしかないと言われたが、本当に残せないのか。

ご相談内容症状 食事をしたときに痛みと違和感に気づいた。食べ物等が当たるとガーンと響くような痛みがある。
他院にて抜歯してインプラントしかないと言われたが、本当に残せないのか。
診断治療内容

診察・検査を行ったところ、歯の根の先が破壊(根尖孔破壊)されており、膿が溜まっていました。
また、レントゲン画像から歯の根っこに穴が空いてしまっている(パーフォレーション)のが確認出来ましたので、パーフォレーションリペアが必要になります。
マイクロスコープやラバーダム防湿、有効な薬剤、患者様毎に使い捨てにする器具などを用いて、精密根管治療・リトリートメント(再根管治療)と同時にバイオセラミック MTAセメントを用いたパーフォレーションリペアを行い改善傾向に行くか確認していきます。
 
治療後、経過観察を行い、改善傾向になければ外科的歯内療法(外科的な根管治療)を行う可能性もあります。
 
実際に治療を行っていくと、やはり大きなパーフォレーションがありました。
 
パーフォレーションとは、根管治療を行う過程で、根管壁(歯の厚み)が薄くなって穴が空いてしまうことで、曲がっている根管に起きやすいトラブルです。歯茎よりも下に位置した部分に穴が空いてしまった場合は「抜歯」と診断されることもしばしばです。
 
バイオセラミックを用いたパーフォレーションリペア(穴が空いてしまった部分の修復)などで歯を残せる可能性が高くなっていますが、大き過ぎる穴の修復は不可能な場合や修復できたとしても、その後すぐに悪くなってしまう可能性が高い場合には残念ながら「抜歯」という診断となります。
 
今回のケースでは、パーフォレーションリペアにて修復出来る可能性があったので、バイオセラミック MTAセメントで空いてしまった穴を塞ぎ、精密根管治療・リトリートメントを行いました。

診断治療内容 診察・検査を行ったところ、歯の根の先が破壊(根尖孔破壊)されており、膿が溜まっていました。
また、レントゲン画像から歯の根っこに穴が空いてしまっている(パーフォレーション)のが確認出来ましたので、パーフォレーションリペアが必要になります。
マイクロスコープやラバーダム防湿、有効な薬剤、患者様毎に使い捨てにする器具などを用いて、精密根管治療・リトリートメント(再根管治療)と同時にバイオセラミック MTAセメントを用いたパーフォレーションリペアを行い改善傾向に行くか確認していきます。
 
治療後、経過観察を行い、改善傾向になければ外科的歯内療法(外科的な根管治療)を行う可能性もあります。
 
実際に治療を行っていくと、やはり大きなパーフォレーションがありました。
 
パーフォレーションとは、根管治療を行う過程で、根管壁(歯の厚み)が薄くなって穴が空いてしまうことで、曲がっている根管に起きやすいトラブルです。歯茎よりも下に位置した部分に穴が空いてしまった場合は「抜歯」と診断されることもしばしばです。
 
バイオセラミックを用いたパーフォレーションリペア(穴が空いてしまった部分の修復)などで歯を残せる可能性が高くなっていますが、大き過ぎる穴の修復は不可能な場合や修復できたとしても、その後すぐに悪くなってしまう可能性が高い場合には残念ながら「抜歯」という診断となります。
 
今回のケースでは、パーフォレーションリペアにて修復出来る可能性があったので、バイオセラミック MTAセメントで空いてしまった穴を塞ぎ、精密根管治療・リトリートメントを行いました。
治療期間

2ヶ月

治療期間 2ヶ月
費用
※治療当時の価格表示となっております。

264,000円
<内訳>
イニシャルトリートメント…88,000円
セラミッククラウン…176,000円

費用
※治療当時の価格表示となっております。
264,000円
<内訳>
イニシャルトリートメント…88,000円
セラミッククラウン…176,000円
術後の経過
現在の様子

治療直後〜数か月は違和感が続いたものの、半年後には鼻の下の痛みや歯の違和感などの症状は治まり、レントゲン上でも根っこの先にあった透過像が消失しました。
かじったりするようなお食事も美味しく出来るようになったとの事で嬉しいお声を頂きました。

術後の経過
現在の様子
治療直後〜数か月は違和感が続いたものの、半年後には鼻の下の痛みや歯の違和感などの症状は治まり、レントゲン上でも根っこの先にあった透過像が消失しました。
かじったりするようなお食事も美味しく出来るようになったとの事で嬉しいお声を頂きました。
治療リスク

根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。
そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。

治療リスク 根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。
そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。

 

運動すると歯が響く感じがする 70代/男性

運動すると歯が響く感じがする 70代/男性

 

 

項目 詳細
年齢・性別

70代/男性

年齢・性別 70代/男性
ご相談内容症状

ウォーキングや運動をすると歯が浮いているような、響く感じがする

ご相談内容症状 ウォーキングや運動をすると歯が浮いているような、響く感じがする
診断治療内容

診察・検査を行ったところ、歯の根の先に膿が溜まっており、透過像(黒い影)が確認できました。
精密根管治療でリトリートメント(再根管治療)を行い、歯の中からアプローチします。

繰り返しの治療を行っている場合や被せ物の下に虫歯があり、ダメージが大きい場合には、残存歯質(残る歯の量)が少なすぎると、根管治療が成功したとしても被せ物が入れられないため、歯の長さを確保するために歯茎と歯の周辺の骨を切除する、歯冠長延長術も必要になってきますが、今回はそういった処置は行わなくても良い可能性が高いです。

ただし、治療後、経過を見て改善傾向になければ、意図的再植などの外科的歯内療法が必要となる可能性もあります。

診断治療内容 診察・検査を行ったところ、歯の根の先に膿が溜まっており、透過像(黒い影)が確認できました。
精密根管治療でリトリートメント(再根管治療)を行い、歯の中からアプローチします。

繰り返しの治療を行っている場合や被せ物の下に虫歯があり、ダメージが大きい場合には、残存歯質(残る歯の量)が少なすぎると、根管治療が成功したとしても被せ物が入れられないため、歯の長さを確保するために歯茎と歯の周辺の骨を切除する、歯冠長延長術も必要になってきますが、今回はそういった処置は行わなくても良い可能性が高いです。

ただし、治療後、経過を見て改善傾向になければ、意図的再植などの外科的歯内療法が必要となる可能性もあります。

治療期間

1ヶ月

治療期間 1ヶ月
費用
※治療当時の価格表示となっております。

363,000円
<内訳>
リトリートメント…187,000円
セラミッククラウン…176,000円

費用
※治療当時の価格表示となっております。
363,000円
<内訳>
リトリートメント…187,000円
セラミッククラウン…176,000円
術後の経過
現在の様子

治療後数か月で歯が浮いた感じなどの症状は治まり、レントゲン上でも根っこの先にあった透過像が消失しました。
毎朝の楽しみだったお散歩の時間をまた楽しめるようになったと喜んでいただきました。

術後の経過
現在の様子
治療後数か月で歯が浮いた感じなどの症状は治まり、レントゲン上でも根っこの先にあった透過像が消失しました。
毎朝の楽しみだったお散歩の時間をまた楽しめるようになったと喜んでいただきました。
治療リスク

根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。
そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。

治療リスク 根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。
そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。

 

食べ物が当たると浮いた感じがする 40代/女性

食べ物が当たると浮いた感じがする 40代/女性

 

 

項目 詳細
年齢・性別

40代・女性

年齢・性別 40代・女性
ご相談内容症状

食事の時にかじったり、食器が当たったりすると歯が浮いた感じがする。加えて、噛むと鈍痛がする。

ご相談内容症状 食事の時にかじったり、食器が当たったりすると歯が浮いた感じがする。加えて、噛むと鈍痛がする。
診断治療内容

診察・検査を行ったところ、歯の根の先に膿が溜まっており、大きな透過像(黒い影)が確認できました。まずは精密根管治療でリトリートメント(再根管治療)を行い、歯の中からアプローチします。繰り返しの治療を行っている場合や虫歯が大きい場合には、残存歯質(残る歯の量)が少なすぎると、根管治療が成功したとしても被せ物が入れられないため、歯の長さを確保するために歯茎と歯の周辺の骨を切除する、歯冠長延長術も必要になってきます。

治療後、経過を見て改善傾向になければ、歯根端切除術(アピコ)が必要となる可能性もあります。

診断治療内容 診察・検査を行ったところ、歯の根の先に膿が溜まっており、大きな透過像(黒い影)が確認できました。まずは精密根管治療でリトリートメント(再根管治療)を行い、歯の中からアプローチします。繰り返しの治療を行っている場合や虫歯が大きい場合には、残存歯質(残る歯の量)が少なすぎると、根管治療が成功したとしても被せ物が入れられないため、歯の長さを確保するために歯茎と歯の周辺の骨を切除する、歯冠長延長術も必要になってきます。

治療後、経過を見て改善傾向になければ、歯根端切除術(アピコ)が必要となる可能性もあります。

治療期間

約2か月

治療期間 約2か月
費用
※治療当時の価格表示となっております。

363,000円
<内訳>
リトリートメント…132,000円
歯冠長延長術…55,000円
セラミッククラウン…176,000円

費用
※治療当時の価格表示となっております。
363,000円
<内訳>
リトリートメント…132,000円
歯冠長延長術…55,000円
セラミッククラウン…176,000円
術後の経過
現在の様子

治療直後は鈍痛があり、歯が浮いた間隔が続いたそうですが、1か月ほどで症状は無くなりました。歯茎の処置を行った際には、痛み止めを飲めば抑えられる程度の痛みが1~2日続いたとの事です。被せんのが入ってからは症状はなにもなくなり、食事を楽しめるようになったとの事です。

術後の経過
現在の様子
治療直後は鈍痛があり、歯が浮いた間隔が続いたそうですが、1か月ほどで症状は無くなりました。歯茎の処置を行った際には、痛み止めを飲めば抑えられる程度の痛みが1~2日続いたとの事です。被せんのが入ってからは症状はなにもなくなり、食事を楽しめるようになったとの事です。
治療リスク

根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。歯冠長延長術は歯の周辺の組織を少量除去するため、治療後歯の動揺が生じるリスクがあります。

治療リスク 根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。歯冠長延長術は歯の周辺の組織を少量除去するため、治療後歯の動揺が生じるリスクがあります。

 

前歯の再治療を何度しても良くならない 20代/女性

前歯の再治療を何度しても良くならない

 

 

項目 詳細
年齢・性別

20代・女性

年齢・性別 20代・女性
ご相談内容症状

数年前から痛みや違和感などの症状が消えず、治療を繰り返しているが良くならない

ご相談内容症状 数年前から痛みや違和感などの症状が消えず、治療を繰り返しているが良くならない
診断治療内容

診察・検査を行ったところ、歯の根の先に膿が溜まっており、大きな透過像(黒い影)が確認できました。数年に渡り痛みや違和感などの症状が出ていることで、症状が消失するのにも時間を要する可能性があります。このような場合には、まずリトリートメント(再根管治療)を行い、歯の中からアプローチし、その後、歯根端切除術(アピコ)で歯の外からアプローチ。そして、改善傾向に行くか確認していきます。

診断治療内容 診察・検査を行ったところ、歯の根の先に膿が溜まっており、大きな透過像(黒い影)が確認できました。数年に渡り痛みや違和感などの症状が出ていることで、症状が消失するのにも時間を要する可能性があります。このような場合には、まずリトリートメント(再根管治療)を行い、歯の中からアプローチし、その後、歯根端切除術(アピコ)で歯の外からアプローチ。そして、改善傾向に行くか確認していきます。
治療期間

約2か月

治療期間 約2か月
費用
※治療当時の価格表示となっております。

198,000円
<内訳>
リトリートメント…132,000円
歯根端切除術…66,000円(通常132,000円の治療費がかかりますが、当院にて根管治療後1年以内で歯根端切除術をする場合は半額となります)

費用
※治療当時の価格表示となっております。
198,000円
<内訳>
リトリートメント…132,000円
歯根端切除術…66,000円(通常132,000円の治療費がかかりますが、当院にて根管治療後1年以内で歯根端切除術をする場合は半額となります)
術後の経過
現在の様子

根管治療の直後から鈍いお痛みや違和感は続きましたが、治療1年経過した現在では、お痛みやレントゲン上でも膿の袋は消失し、また骨も再生されています。数年にわたり長期間症状があったため、完全に違和感は消失してはいませんが、順調に過ごされています。

術後の経過
現在の様子
根管治療の直後から鈍いお痛みや違和感は続きましたが、治療1年経過した現在では、お痛みやレントゲン上でも膿の袋は消失し、また骨も再生されています。数年にわたり長期間症状があったため、完全に違和感は消失してはいませんが、順調に過ごされています。
治療リスク

根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。歯根端切除術は歯の根の先と病巣を切り取って除去するため、治療後歯の動揺が生じるリスクがあります。

治療リスク 根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。歯根端切除術は歯の根の先と病巣を切り取って除去するため、治療後歯の動揺が生じるリスクがあります。

 

上の奥歯に違和感がある 30代/女性

上の小臼歯

 

 

項目 詳細
年齢・性別

30代・女性

年齢・性別 30代・女性
ご相談内容症状

洗顔や化粧水を付けるときに鈍い痛みと違和感を感じる。かかりつけに行っていたが、専門医に診てもらった方が良いと言われた。

ご相談内容症状 洗顔や化粧水を付けるときに鈍い痛みと違和感を感じる。かかりつけに行っていたが、専門医に診てもらった方が良いと言われた。
診断治療内容

診察・検査を行ったところ、歯の根の先に膿が溜まっており、洗顔や化粧水を付けるときに口元を押さえたり触れることでその部分に違和感を感じていた可能性があります。このような場合には、まずリトリートメント(再根管治療)を行い改善傾向に行くか確認していきます。

診断治療内容 診察・検査を行ったところ、歯の根の先に膿が溜まっており、洗顔や化粧水を付けるときに口元を押さえたり触れることでその部分に違和感を感じていた可能性があります。このような場合には、まずリトリートメント(再根管治療)を行い改善傾向に行くか確認していきます。
治療期間

約1か月

治療期間 約1か月
費用
※治療当時の価格表示となっております。

330,000円
<内訳>
リトリートメント…154,000円
セラミッククラウン…176,000円

費用
※治療当時の価格表示となっております。
330,000円
<内訳>
リトリートメント…154,000円
セラミッククラウン…176,000円
術後の経過
現在の様子

根管治療の直後から数日は鈍いお痛みがありましたが、治療半年経過した現在では、違和感やお痛み、レントゲン上でも膿の袋は消失し、順調に過ごされています。

術後の経過
現在の様子
根管治療の直後から数日は鈍いお痛みがありましたが、治療半年経過した現在では、違和感やお痛み、レントゲン上でも膿の袋は消失し、順調に過ごされています。
治療リスク

根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。

治療リスク 根管治療を行った歯は、神経のある歯と比べて歯の強度が弱いため、破折のリスクがあります。そのため、最終の被せ物が入った後は就寝時に装着するマウスピースを使用した方が良い。