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麻酔を使う時の注意事項

今回は「麻酔を使う時の注意事項」について3つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
麻酔をするとドキドキと感じることがある
 
■ポイント2
治療後に気をつけること
 
■ポイント3
アレルギー症状が出る場合がある
 

以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 麻酔をするとドキドキと感じることがある

麻酔のお薬の中には、アドレナリンという成分で、血管をぎゅーと縮める作用が含まれているため、ドキドキ感じる方がたまにおられます。


毎回なるわけではないですし、人によっては感じる方、感じられない方と様々です。
しかし、「ドキドキ」することが決して悪いわけではなく、数分すれば落ち着いて、元に戻ります。
しんどい場合には、
・すぐに周囲に伝えるということ
・そして以前にもしんどくなった場合がある方は事前に術者にその旨を伝えるということをおすすめします。


診療チェアで横になっている際に気分が悪くなった場合には、話せない事がほとんどかと思いますので、そんな時には手を挙げて伝えるようにしましょう。

 

ポイント2 治療後に気をつけること


治療後も個人差はありますが、少なくとも1〜2時間程度は麻酔が効いています。
ですので、治療後、家に帰ってから食事をされる場合には十分な注意が必要です。
なぜなら、噛んでも麻酔が効いている間は痛みを感じませんが、麻酔が切れると痛みを感じたり、火傷にも気付きにくいからです。
絶対に麻酔がきれなければ食事をしてはいけないということではありませんが、できる限り麻酔が完全に切れてからの食事をおすすめします。
お子さんの場合、初めての麻酔だと麻酔をしたところが気になって、腫れてる感じがしたり、噛んでも痛くないのでわざと噛んでしまったり、試しに噛んでみるという事をしてしまうお子さまもいらっしゃいます。
付き添いの保護者から「麻酔が切れるまでは噛んだらダメ」と伝えてあげましょう。



 

ポイント3 アレルギー症状が出る場合がある

ごく稀ですが、麻酔のお薬でアレルギー反応が出る方がおられます。


アレルギー反応が出た場合には素早い処置が必要です。
 
以前にも、気持ち悪いやふらつきがあったなどの症状が出たことがある場合は、事前にこちらも術者に伝えましょう。
場合によっては大きい病院で、設備の整った状態で治療が必要なこともあるので、無理はなさらずにお伝えくださいね。

 

まとめ

・麻酔のアドレナリンの成分でドキドキ感じることがある
・治療後も麻酔が効いていることがあるため、食事の際にはやけどやほっぺを噛んでしまわないように、できる限り麻酔がきれてからの食事をおすすめ
・麻酔によるアレルギー症状が出る場合がある

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根管治療での出血の原因

「根管治療での出血の原因」について2つのポイントで詳しく解説!
 
■ポイント1
歯の周り(歯茎)からの出血の原因は2種類
 
■ポイント2
治療でできた歯茎の傷について
 

以上の2つのポイントについて解説します。

ポイント1 歯の周り(歯茎)からの出血の原因は2種類


歯の周り(歯茎)からの出血の原因には以下の2つがあります。


1つ目は、歯茎の腫れからの出血です。
深い虫歯や、以前根管治療を受けたが細菌が歯の根っこの中に残っていると、細菌がどんどん歯の中で増え、やがて根っこの先で炎症が起こります。
細菌が増え続けると、根っこの先で炎症を起こし、やがて逃げ道を作り歯茎が腫れ、出血や排膿が起こります。
ですので、原因は根っこの中の「細菌」なのです。
細菌が原因なので歯の根っこの中をキレイにする「根管治療」をすることにより、根っこの先の炎症、歯茎の腫れを治し、出血を止めることができます。


2つ目は治療に伴い、歯茎にできた傷からの出血です。
これは、
・麻酔の針
・根管治療をする際に使用するラバーダムのクランプ
による歯茎の傷です。
ラバーダムとは根管治療に必須の器具で、ゴムのシートを使用します。


唾液には細菌が含まれているので、根っこの中に入ると、感染を起こす可能性があります。また、再治療の原因となります。
そして、根管治療で使用する洗浄液は、刺激が強いものを使用します。
ラバーダムは歯の中に唾液が入ること、洗浄液が漏れることを防ぐために使用します。
このラバーダムのゴムシートを歯に引っ掛ける金属の輪っかのことを「クランプ」といいます。
クランプの先が歯茎に刺さると出血が起こります。
これは歯茎に傷ができて起こる出血なので、特に治療の必要はありません。
治療後1〜2 日は歯茎に違和感があることがありますが、出血は治療当日には止まります。

 

ポイント2 治療でできた歯茎の傷について

麻酔の針やラバーダムのクランプでできた歯茎の傷からの出血は自然に治ります。単なる傷なので、違和感が出ることはありますが1〜2日で治りますので、そのまま様子をみましょう。
特別、治療の必要はありませんが、痛みがあれば痛み止めを飲んで様子を見てみましょう。
しかしながら、痛み止めを飲んでも痛みが消えずに1週間近く痛みが続く場合には、他のことが原因で痛みが出ている可能性もあるので、続くようであれば歯医者さんへの受診をお勧めします。

 

まとめ

・歯茎からの出血の原因は大きく2つ!
・虫歯などの細菌が増殖したことにより感染炎症が強く腫れる
・麻酔やラバーダムの治療後の傷口による痛みである
・痛みは通常2〜3日で落ち着く
・痛みが続く場合には歯科医院への受診をお勧め

 

根っこの先まで割れている場合は抜歯に!抜歯後の治療方法について

「抜歯後の治療方法」について3つのポイントで詳しく解説!
歯の根まで虫歯が進んでいたり、歯の根にヒビが入ったり割れたりしている場合は「抜歯」となります。
そして、その部分で噛めるよう治療が必要になります。
 
■ポイント1
抜歯後の治療方法1【インプラント治療】
 
■ポイント2
抜歯後の治療方法2【ブリッジ治療】
 
■ポイント3
抜歯後の治療方法3【入れ歯治療】
 

以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 抜歯後の治療方法1【インプラント治療】


まず1つ目の方法は、「インプラント治療」です。
インプラント治療とは、抜歯した部位にインプラントと呼ばれる人工の歯根を埋め込みます。
そうすることで、歯の根っこの役割をインプラント体が補ってくれるため、しっかりと噛むことができ、食事も楽しむことができます。
周囲の歯を削ったり、残っている歯に負担をかけることもなく、見た目も綺麗なので、お勧めです。
 
しかしながら、インプラント治療は保険適応では無いので、自由診療となります。
一般的に一流メーカーのインプラントを使用している場合は最低でも30~40万円程度かかることが多いのです。
 
また、手術が必要なため治療期間も少し長めに必要です。
持病などで服用しているお薬によっても手術が難しいこともあります。
 
ですので、歯科医師と相談しながらできる治療の選択肢を考えていただければと思います。

 

ポイント2 抜歯後の治療方法2【ブリッジ治療】


次にご紹介するのは「ブリッジ」です。
ブリッジとは、抜歯した部分の前後の歯を削り、被せ物を接着剤で着ける方法です。
保険診療を希望される方、全身疾患でインプラント治療が困難な方に向いています。
 
しかし、抜歯した本数や部位によってブリッジ治療が不可能な場合もあります。
保険診療では金属で製作した場合は、一番少ない本数でも3割負担で約16000円程度かかります。
自由診療の場合は、医院によって費用が大きく異なってきますが…
一番少ない本数でセラミックを選択した場合は、少なくとも30万円~40万円程度の費用が必要となることがあります。
 
また、ブリッジは他の健康な歯を削る場合もありますので、歯の寿命はどんどん短くなります。
データでも出ていますが、ブリッジの寿命は非常に短く、ほとんどの場合がやり直しが必要になることがあります。

 

ポイント3 抜歯後の治療方法3【入れ歯治療】


最後にご紹介するのは「入れ歯」です。
見たことのある方も多いのではないでしょうか?
 
入れ歯とは、画像のように歯の無いところにプラスチックや金属などで作成する装置です。
必要に応じて抜歯した部分の前後の歯を少量削り、入れ歯を固定するためのバネが引っ掛かる場所を作ります。
そして、取り外し式の入れ歯を作成し、装着する方法です。
 
健全な歯をあまり削りたく無い方や、抜歯部位が多くブリッジ治療が困難な方、経済的にインプラント治療が困難な方にも幅広く使用できます。
 
費用は、ブリッジ同様に抜歯した本数や部位によって、そして保険診療か自由診療かで大きく変わってきます。
 
また、入れ歯は取り外しが必要なため、毎日、寝る前に外して自分の歯と同じようにキレイにする必要があります。
そして、金具をかける歯には大きな負担がかかり、金具をかける歯が欠けたり割れたりして抜歯となって、入れ歯がどんどん大きくなっていく事もよくあります。
 
ご自身が今どの治療が良いのかについては、歯科医師との相談と患者様自身のご希望によっても選択肢は異なります。
抜歯したままの状態で放置することが一番よくないことですので、いずれかの治療の選択をされることをお勧めします。

 

まとめ

・抜歯後の治療内容は大きく分けて3種類!
・インプラントはしっかり噛めるが手術が必要
・ブリッジは保険がきくが、他の歯を削る必要があり寿命が短い
・入れ歯は多く歯を失った場合にも保険で作成が可能だが、金具をかける歯への負担はある
・それぞれどの治療もメリット・デメリットがある
・どの治療にするかの選択は歯科医師と相談することが大事!

 

根管治療の回数に差が出る原因

「根管治療の回数に差が出る原因」について、4つのポイントで詳しく解説!
 
■ポイント1
神経の通り道が枝分かれしている
 
■ポイント2
根っこの中の管が固く神経の通り道が塞がっている
 
■ポイント3
見落とされがちな根管が潜んでいる
 
■ポイント4
根っこの先が曲がっている
 

以上の4つのポイントについて解説します。

ポイント1 神経の通り道が枝分かれしている


神経の通っている管が先で枝分かれをして迷路のようになっていることがあり、治療回数を有してしまうことがあります。
なぜなら、枝のように分かれているところを全て100%消毒するということが難しいからです。
もし消毒が行き届いていないと、根管治療の再発にもつながります。
想像していただければと思いますが、
細く、複数にもなっている根管に、消毒液を流し込み殺菌することを…
…難しいですよね。
ですので、神経の通り道が枝分かれしていると、治療回数が平均よりも多く必要になってきます。

 

ポイント2 根っこの中の管が固く神経の通り道が塞がっている


2つ目の原因は、根っこの中の管が硬く通り道が塞がってしまっているためです。


こちらのレントゲン画像を見てもらいたいと思います。
黄色い矢印の歯には黒い線が見えますよね?
これが神経の通り道です。
この通り道がはっきりとわかる場合は治療もしやすいですが、硬く塞がってしまっている場合の治療は大変です。
塞がっていても病気ができていなければ治療をしなくていいこともあります。
しかし、病気ができている場合は治療が必要です。
もちろん治療回数は通常より必要なことが想像できると思います。

 

ポイント3 見落とされがちな根管が潜んでいる


3つ目の原因は、見落とされがちな根管が潜んでいる場合があるということです。
通常は3本の根っこでできていると思われがちですが、もう1つの根っこがあることに気づかずそのまま見過ごされることもこれまでは多かったのです。
しかし、C T撮影が可能になったり、マイクロスコープを使うことで発見されることも多くなり、この根っこの治療が重要視されるようになりました。
もしこの根っこの発見がされないと、その根っこが原因で再治療になる頻度も高かったという結果も出ています。
これほど見つけにくい根っこであり、見つかった後も他の根っこと同様に消毒をしていかなくてはならないので、治療回数も通常より必要になることが多いです。

 

ポイント4 根っこの先が曲がっている


最後の4つ目の原因は、レントゲン写真のように根っこの先がクイーンとまがった根っこの場合です。
曲がった根っこも治療が難しく、治療回数に差が出る原因とされています。
根っこの治療に欠かせないのがこのファイルと言われる道具!


真っ直ぐな根っこであれば道具も使いやすいですが、根っこの先が曲がっていると道具を使いこなすのもそれだけ難しくなります。
最近ではニッケルチタンファイルと呼ばれる、先まで曲がってくれる道具も出てきており、治療が以前よりは可能になってきました。


それでも通常の根管治療よりは回数も多く必要になります。

 

まとめ

・根管治療の回数に差が出る原因は大きく4つ!
①神経の通り道が枝分かれしている
②根っこの中の管が固く塞がっている
③見落とされがちな根管が潜んでいる
④根っこの先が曲がっている
これらのことが治療の難易度が上がり治療回数に差が出てくる

 

40代の虫歯の平均本数とその原因

「40代の虫歯の平均本数とその原因」について、2つのポイントで解説!
 
■ポイント1
40代の虫歯の平均本数について
 
■ポイント2
加齢によって虫歯になる原因について
 

以上の2つのポイントについて解説します。

ポイント1 40代の虫歯の平均本数について

40代前後の人の虫歯の数は、(治療済みの歯、失った歯を含める)およそ12本あります。
お口の中の歯は、全部で28本(親知らずを除く)なので、約半分の歯が虫歯になっているということになります。


厚生労働省の平成28年歯科疾患実態調査結果の概要によりますと
40歳~44歳で虫歯のない人は、0.8%
45歳~49歳で、0.5%と非常に低い値となります。
つまり、ほとんどの人が、1本でも虫歯があるという事です。
もちろん40代の今、虫歯が始まったというわけではなく20代30代の頃の治療された虫歯もカウントされています。
さらに今後は、加齢による虫歯がどんどん増えていくと言われています。

 

ポイント2 加齢によって虫歯になる原因について


加齢による虫歯の原因は大きく4つあります。
1つ目は、「唾液の減少」です。
実は、加齢により唾液の分泌量は減っていきます。
歯の表面はエナメル質といって、人体で一番硬い組織に覆われており、虫歯はそのエナメル質が溶けてしまうことです。
唾液は、その溶けたエナメル質を、修復する働きがありますが、唾液が少なくなることで、修復速度が落ちるため、虫歯になりやすいのです。
2つ目は、「歯茎が下がる」です。
歯茎は、加齢や歯周病により下がります。下がった歯の根っこの部分は、エナメル質より柔らかい象牙質でできているので虫歯になりやすいです。
また、とてもハミガキが難しい場所でもあるので、ハミガキが上手くできないと更に虫歯リスクが上がってしまいます。


根面カリエスと言われる、まさにおとな虫歯の代表になります。
3つ目は、「神経が細くなる」ということです。
加齢により歯の神経は、徐々に細くなっていきます。
細くなることで、痛みを感じにくくもなり、虫歯になってもなかなか気が付きません。
また、過去に治療した詰め物などの隙間から、再度虫歯になっても、神経が細くなると痛みを感じにくく、虫歯が進行しても気付かないことがおおいのです。
早期発見のためにも、年に一度はレントゲン検査を受け虫歯を発見しましょう。
 
最後の4つ目は、「歯軋り、食いしばり」です。
さまざまなストレスを大きく感じる40代。
歯ぎしり食いしばりの原因は、ストレスと言われています。
体にとって、ストレス発散してくれる歯ぎしり食いしばりは、とても良いことですが、歯にとっては、とても悪影響になります。
 
 
歯にたくさんの力が加わわれば、歯には亀裂が入ったり、既に入っている詰め物に、隙間を作ったり、また歯茎を下げてしまいます。
おとなの虫歯の原因につながっているのです。
以上が大人の虫歯になりやすい原因でした。
早期発見をし、速やかな治療をすること、そしてそうならないための対策がとても大切です。
歯を失いやすい時期だからこそ、早期の治療を心がけましょう。

 

まとめ

・40代前後の人の虫歯の数は、およそ12本(治療済みの歯、失った歯を含める)
・28本中、約半分の歯が虫歯
 
・加齢により歯を失う原因は大きく4つ
①唾液が少なくなる
②歯茎が下がりやすい
③神経の管が細くなる
④ストレスによる歯軋り、食いしばりが増える

 

根管治療での出血の原因

「根管治療での出血の原因」について2つのポイントで詳しく解説!
 
■ポイント1
歯の周り(歯茎)からの出血の原因は2種類
 
■ポイント2
治療でできた歯茎の傷について
 

以上の2つのポイントについて解説します。

ポイント1 歯の周り(歯茎)からの出血の原因は2種類


歯の周り(歯茎)からの出血の原因には以下の2つがあります。


1つ目は、歯茎の腫れからの出血です。
深い虫歯や、以前根管治療を受けたが細菌が歯の根っこの中に残っていると、細菌がどんどん歯の中で増え、やがて根っこの先で炎症が起こります。
細菌が増え続けると、根っこの先で炎症を起こし、やがて逃げ道を作り歯茎が腫れ、出血や排膿が起こります。
ですので、原因は根っこの中の「細菌」なのです。
細菌が原因なので歯の根っこの中をキレイにする「根管治療」をすることにより、根っこの先の炎症、歯茎の腫れを治し、出血を止めることができます。


2つ目は治療に伴い、歯茎にできた傷からの出血です。
これは、
・麻酔の針
・根管治療をする際に使用するラバーダムのクランプ
による歯茎の傷です。
ラバーダムとは根管治療に必須の器具で、ゴムのシートを使用します。


唾液には細菌が含まれているので、根っこの中に入ると、感染を起こす可能性があります。また、再治療の原因となります。
そして、根管治療で使用する洗浄液は、刺激が強いものを使用します。
ラバーダムは歯の中に唾液が入ること、洗浄液が漏れることを防ぐために使用します。
このラバーダムのゴムシートを歯に引っ掛ける金属の輪っかのことを「クランプ」といいます。
クランプの先が歯茎に刺さると出血が起こります。
これは歯茎に傷ができて起こる出血なので、特に治療の必要はありません。
治療後1〜2 日は歯茎に違和感があることがありますが、出血は治療当日には止まります。

 

ポイント2 治療でできた歯茎の傷について

麻酔の針やラバーダムのクランプでできた歯茎の傷からの出血は自然に治ります。単なる傷なので、違和感が出ることはありますが1〜2日で治りますので、そのまま様子をみましょう。
特別、治療の必要はありませんが、痛みがあれば痛み止めを飲んで様子を見てみましょう。
しかしながら、痛み止めを飲んでも痛みが消えずに1週間近く痛みが続く場合には、他のことが原因で痛みが出ている可能性もあるので、続くようであれば歯医者さんへの受診をお勧めします。

 

まとめ

・歯茎からの出血の原因は大きく2つ!
・虫歯などの細菌が増殖したことにより感染炎症が強く腫れる
・麻酔やラバーダムの治療後の傷口による痛みである
・痛みは通常2〜3日で落ち着く
・痛みが続く場合には歯科医院への受診をお勧め

 

根っこの先まで割れている場合は抜歯に!抜歯後の治療方法について

「抜歯後の治療方法」について3つのポイントで詳しく解説!
歯の根まで虫歯が進んでいたり、歯の根にヒビが入ったり割れたりしている場合は「抜歯」となります。
そして、その部分で噛めるよう治療が必要になります。
 
■ポイント1
抜歯後の治療方法1【インプラント治療】
 
■ポイント2
抜歯後の治療方法2【ブリッジ治療】
 
■ポイント3
抜歯後の治療方法3【入れ歯治療】
 

以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 抜歯後の治療方法1【インプラント治療】


まず1つ目の方法は、「インプラント治療」です。
インプラント治療とは、抜歯した部位にインプラントと呼ばれる人工の歯根を埋め込みます。
そうすることで、歯の根っこの役割をインプラント体が補ってくれるため、しっかりと噛むことができ、食事も楽しむことができます。
周囲の歯を削ったり、残っている歯に負担をかけることもなく、見た目も綺麗なので、お勧めです。
 
しかしながら、インプラント治療は保険適応では無いので、自由診療となります。
一般的に一流メーカーのインプラントを使用している場合は最低でも30~40万円程度かかることが多いのです。
 
また、手術が必要なため治療期間も少し長めに必要です。
持病などで服用しているお薬によっても手術が難しいこともあります。
 
ですので、歯科医師と相談しながらできる治療の選択肢を考えていただければと思います。

 

ポイント2 抜歯後の治療方法2【ブリッジ治療】


次にご紹介するのは「ブリッジ」です。
ブリッジとは、抜歯した部分の前後の歯を削り、被せ物を接着剤で着ける方法です。
保険診療を希望される方、全身疾患でインプラント治療が困難な方に向いています。
 
しかし、抜歯した本数や部位によってブリッジ治療が不可能な場合もあります。
保険診療では金属で製作した場合は、一番少ない本数でも3割負担で約16000円程度かかります。
自由診療の場合は、医院によって費用が大きく異なってきますが…
一番少ない本数でセラミックを選択した場合は、少なくとも30万円~40万円程度の費用が必要となることがあります。
 
また、ブリッジは他の健康な歯を削る場合もありますので、歯の寿命はどんどん短くなります。
データでも出ていますが、ブリッジの寿命は非常に短く、ほとんどの場合がやり直しが必要になることがあります。

 

ポイント3 抜歯後の治療方法3【入れ歯治療】


最後にご紹介するのは「入れ歯」です。
見たことのある方も多いのではないでしょうか?
 
入れ歯とは、画像のように歯の無いところにプラスチックや金属などで作成する装置です。
必要に応じて抜歯した部分の前後の歯を少量削り、入れ歯を固定するためのバネが引っ掛かる場所を作ります。
そして、取り外し式の入れ歯を作成し、装着する方法です。
 
健全な歯をあまり削りたく無い方や、抜歯部位が多くブリッジ治療が困難な方、経済的にインプラント治療が困難な方にも幅広く使用できます。
 
費用は、ブリッジ同様に抜歯した本数や部位によって、そして保険診療か自由診療かで大きく変わってきます。
 
また、入れ歯は取り外しが必要なため、毎日、寝る前に外して自分の歯と同じようにキレイにする必要があります。
そして、金具をかける歯には大きな負担がかかり、金具をかける歯が欠けたり割れたりして抜歯となって、入れ歯がどんどん大きくなっていく事もよくあります。
 
ご自身が今どの治療が良いのかについては、歯科医師との相談と患者様自身のご希望によっても選択肢は異なります。
抜歯したままの状態で放置することが一番よくないことですので、いずれかの治療の選択をされることをお勧めします。

 

まとめ

・抜歯後の治療内容は大きく分けて3種類!
・インプラントはしっかり噛めるが手術が必要
・ブリッジは保険がきくが、他の歯を削る必要があり寿命が短い
・入れ歯は多く歯を失った場合にも保険で作成が可能だが、金具をかける歯への負担はある
・それぞれどの治療もメリット・デメリットがある
・どの治療にするかの選択は歯科医師と相談することが大事!

 

根管治療の回数に差が出る原因

「根管治療の回数に差が出る原因」について、4つのポイントで詳しく解説!
 
■ポイント1
神経の通り道が枝分かれしている
 
■ポイント2
根っこの中の管が固く神経の通り道が塞がっている
 
■ポイント3
見落とされがちな根管が潜んでいる
 
■ポイント4
根っこの先が曲がっている
 

以上の4つのポイントについて解説します。

ポイント1 神経の通り道が枝分かれしている


神経の通っている管が先で枝分かれをして迷路のようになっていることがあり、治療回数を有してしまうことがあります。
なぜなら、枝のように分かれているところを全て100%消毒するということが難しいからです。
もし消毒が行き届いていないと、根管治療の再発にもつながります。
想像していただければと思いますが、
細く、複数にもなっている根管に、消毒液を流し込み殺菌することを…
…難しいですよね。
ですので、神経の通り道が枝分かれしていると、治療回数が平均よりも多く必要になってきます。

 

ポイント2 根っこの中の管が固く神経の通り道が塞がっている


2つ目の原因は、根っこの中の管が硬く通り道が塞がってしまっているためです。

 


こちらのレントゲン画像を見てもらいたいと思います。
黄色い矢印の歯には黒い線が見えますよね?
これが神経の通り道です。
この通り道がはっきりとわかる場合は治療もしやすいですが、硬く塞がってしまっている場合の治療は大変です。
塞がっていても病気ができていなければ治療をしなくていいこともあります。
しかし、病気ができている場合は治療が必要です。
もちろん治療回数は通常より必要なことが想像できると思います。

 

ポイント3 見落とされがちな根管が潜んでいる


3つ目の原因は、見落とされがちな根管が潜んでいる場合があるということです。
通常は3本の根っこでできていると思われがちですが、もう1つの根っこがあることに気づかずそのまま見過ごされることもこれまでは多かったのです。
しかし、C T撮影が可能になったり、マイクロスコープを使うことで発見されることも多くなり、この根っこの治療が重要視されるようになりました。
もしこの根っこの発見がされないと、その根っこが原因で再治療になる頻度も高かったという結果も出ています。
これほど見つけにくい根っこであり、見つかった後も他の根っこと同様に消毒をしていかなくてはならないので、治療回数も通常より必要になることが多いです。

 

ポイント4 根っこの先が曲がっている


最後の4つ目の原因は、レントゲン写真のように根っこの先がクイーンとまがった根っこの場合です。
曲がった根っこも治療が難しく、治療回数に差が出る原因とされています。
根っこの治療に欠かせないのがこのファイルと言われる道具!


真っ直ぐな根っこであれば道具も使いやすいですが、根っこの先が曲がっていると道具を使いこなすのもそれだけ難しくなります。
最近ではニッケルチタンファイルと呼ばれる、先まで曲がってくれる道具も出てきており、治療が以前よりは可能になってきました。


それでも通常の根管治療よりは回数も多く必要になります。

 

まとめ

・根管治療の回数に差が出る原因は大きく4つ!
①神経の通り道が枝分かれしている
②根っこの中の管が固く塞がっている
③見落とされがちな根管が潜んでいる
④根っこの先が曲がっている
これらのことが治療の難易度が上がり治療回数に差が出てくる

 

40代の虫歯の平均本数とその原因

「40代の虫歯の平均本数とその原因」について、2つのポイントで解説!
 
■ポイント1
40代の虫歯の平均本数について
 
■ポイント2
加齢によって虫歯になる原因について
 

以上の2つのポイントについて解説します。

ポイント1 40代の虫歯の平均本数について

40代前後の人の虫歯の数は、(治療済みの歯、失った歯を含める)およそ12本あります。
お口の中の歯は、全部で28本(親知らずを除く)なので、約半分の歯が虫歯になっているということになります。

 


厚生労働省の平成28年歯科疾患実態調査結果の概要によりますと
40歳~44歳で虫歯のない人は、0.8%
45歳~49歳で、0.5%と非常に低い値となります。
つまり、ほとんどの人が、1本でも虫歯があるという事です。
もちろん40代の今、虫歯が始まったというわけではなく20代30代の頃の治療された虫歯もカウントされています。
さらに今後は、加齢による虫歯がどんどん増えていくと言われています。

 

ポイント2 加齢によって虫歯になる原因について


加齢による虫歯の原因は大きく4つあります。
 
1つ目は、「唾液の減少」です。
実は、加齢により唾液の分泌量は減っていきます。
歯の表面はエナメル質といって、人体で一番硬い組織に覆われており、虫歯はそのエナメル質が溶けてしまうことです。
唾液は、その溶けたエナメル質を、修復する働きがありますが、唾液が少なくなることで、修復速度が落ちるため、虫歯になりやすいのです。
 
 
2つ目は、「歯茎が下がる」です。
歯茎は、加齢や歯周病により下がります。下がった歯の根っこの部分は、エナメル質より柔らかい象牙質でできているので虫歯になりやすいです。
また、とてもハミガキが難しい場所でもあるので、ハミガキが上手くできないと更に虫歯リスクが上がってしまいます。

 


➁歯の根っこの中の細菌や消毒液による刺激
 
感染根管治療が必要な歯は根っこの中で細菌が繁殖している状態です。
感染根管治療は根っこの先まで細菌を取り除き、キレイにする必要があり、わずかですが歯の根っこの先の組織に細菌が押し出されたり、消毒液が触れたりします。
その刺激で痛みや腫れが出ることがあります。
発症率は10%程度と言われています。

 

根面カリエスと言われる、まさにおとな虫歯の代表になります。
3つ目は、「神経が細くなる」ということです。
加齢により歯の神経は、徐々に細くなっていきます。
細くなることで、痛みを感じにくくもなり、虫歯になってもなかなか気が付きません。
また、過去に治療した詰め物などの隙間から、再度虫歯になっても、神経が細くなると痛みを感じにくく、虫歯が進行しても気付かないことがおおいのです。
早期発見のためにも、年に一度はレントゲン検査を受け虫歯を発見しましょう。
 
最後の4つ目は、「歯軋り、食いしばり」です。
さまざまなストレスを大きく感じる40代。
歯ぎしり食いしばりの原因は、ストレスと言われています。
体にとって、ストレス発散してくれる歯ぎしり食いしばりは、とても良いことですが、歯にとっては、とても悪影響になります。
 
 
歯にたくさんの力が加わわれば、歯には亀裂が入ったり、既に入っている詰め物に、隙間を作ったり、また歯茎を下げてしまいます。
おとなの虫歯の原因につながっているのです。
以上が大人の虫歯になりやすい原因でした。
早期発見をし、速やかな治療をすること、そしてそうならないための対策がとても大切です。
歯を失いやすい時期だからこそ、早期の治療を心がけましょう。

 

まとめ

・40代前後の人の虫歯の数は、およそ12本(治療済みの歯、失った歯を含める)
・28本中、約半分の歯が虫歯
 
・加齢により歯を失う原因は大きく4つ
①唾液が少なくなる
②歯茎が下がりやすい
③神経の管が細くなる
④ストレスによる歯軋り、食いしばりが増える

 

根管治療後のズキズキの正体とは

今回は「根管治療後のズキズキの正体」について、2つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
抜髄後の痛み
 
■ポイント2
感染根管治療後の痛み
 

以上の2つのポイントについて解説します。

ポイント1 抜髄後の痛み

抜髄処置を受けた後に痛みが出る理由は、神経を切り取ることにより神経に「傷」ができるからです。
 
この傷口の痛みが、根管治療後(抜髄後)のズキズキ痛みとなるのです。
抜髄とは歯の中の神経をとる治療です。
「神経をとる」とは「悪くなった神経を正常な神経から切り取る」ことです。
 
針のような器具を使って歯の根っこの先の位置で悪い神経を正常な神経から切り取ります。
その結果、正常な神経の末端は「傷口」となります。

 


悪い神経は取り除けているので、この切り取った傷口は自然と治っていくので何も問題はありません。
神経が修復すれば痛みは治まります。
 
基本的には、数日間様子を見ることで改善しますが、痛みが強い場合には痛み止めを飲み様子をみていきます。

 

ポイント2 感染根管治療後の痛み

感染根管治療後に痛みが出る理由には、以下の2つがあります。
 
➀歯の根っこの先まで器具で細菌を取り除くため顎の神経に触れるから
➁歯の根っこの中の細菌や消毒液による刺激
 
では、それぞれ見ていきましょう。
「➀歯の根っこの先まで器具で細菌を取り除くため」について解説します。
 
感染根管治療は、歯の根っこの先まで細菌を取り除く治療です。
歯の根っこの先には正常な神経が存在し、感染根管治療も抜髄のときと同じで針のような器具を使って細菌を削りとっていきます。だから、治療中に器具が正常な神経に触れる事で治療後にズキズキ痛みが出ます。
痛みの原因は正常な神経に触れただけなので、2〜3日で痛みは消え特別な治療は必要ありません。
痛みが強い場合は鎮痛剤を飲んで様子をみていきます。

 


➁歯の根っこの中の細菌や消毒液による刺激
 
感染根管治療が必要な歯は根っこの中で細菌が繁殖している状態です。
感染根管治療は根っこの先まで細菌を取り除き、キレイにする必要があり、わずかですが歯の根っこの先の組織に細菌が押し出されたり、消毒液が触れたりします。
その刺激で痛みや腫れが出ることがあります。
発症率は10%程度と言われています。

 


痛みが強い場合は鎮痛剤を飲んで様子をみるか、腫れがあれば来院してもらい、歯の根っこの中を洗浄し排膿があれば促していきます。

 

まとめ

・抜髄治療の場合、悪い神経を良い神経から切り取る際の傷口で痛む
・感染根管治療の場合、器具が正常な神経に触れることで痛むか、稀に細菌が根っこの管を超えて出ることによる炎症で痛みが出る
・基本的には痛み止めを飲み様子を見るが、痛みがあまりにも続く場合にはかかりつけの歯医者さんへいくことが大事