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一般の患者様

Q.40代の虫歯の平均本数とその原因

「40代の虫歯の平均本数とその原因」について、2つのポイントで解説!
 
■ポイント1
40代の虫歯の平均本数について
 
■ポイント2
加齢によって虫歯になる原因について
 

以上の2つのポイントについて解説します。

ポイント1 40代の虫歯の平均本数について

40代前後の人の虫歯の数は、(治療済みの歯、失った歯を含める)およそ12本あります。
お口の中の歯は、全部で28本(親知らずを除く)なので、約半分の歯が虫歯になっているということになります。


厚生労働省の平成28年歯科疾患実態調査結果の概要によりますと
40歳~44歳で虫歯のない人は、0.8%
45歳~49歳で、0.5%と非常に低い値となります。
つまり、ほとんどの人が、1本でも虫歯があるという事です。
もちろん40代の今、虫歯が始まったというわけではなく20代30代の頃の治療された虫歯もカウントされています。
さらに今後は、加齢による虫歯がどんどん増えていくと言われています。

 

ポイント2 加齢によって虫歯になる原因について


加齢による虫歯の原因は大きく4つあります。
1つ目は、「唾液の減少」です。
実は、加齢により唾液の分泌量は減っていきます。
歯の表面はエナメル質といって、人体で一番硬い組織に覆われており、虫歯はそのエナメル質が溶けてしまうことです。
唾液は、その溶けたエナメル質を、修復する働きがありますが、唾液が少なくなることで、修復速度が落ちるため、虫歯になりやすいのです。
2つ目は、「歯茎が下がる」です。
歯茎は、加齢や歯周病により下がります。下がった歯の根っこの部分は、エナメル質より柔らかい象牙質でできているので虫歯になりやすいです。
また、とてもハミガキが難しい場所でもあるので、ハミガキが上手くできないと更に虫歯リスクが上がってしまいます。


根面カリエスと言われる、まさにおとな虫歯の代表になります。
3つ目は、「神経が細くなる」ということです。
加齢により歯の神経は、徐々に細くなっていきます。
細くなることで、痛みを感じにくくもなり、虫歯になってもなかなか気が付きません。
また、過去に治療した詰め物などの隙間から、再度虫歯になっても、神経が細くなると痛みを感じにくく、虫歯が進行しても気付かないことがおおいのです。
早期発見のためにも、年に一度はレントゲン検査を受け虫歯を発見しましょう。
 
最後の4つ目は、「歯軋り、食いしばり」です。
さまざまなストレスを大きく感じる40代。
歯ぎしり食いしばりの原因は、ストレスと言われています。
体にとって、ストレス発散してくれる歯ぎしり食いしばりは、とても良いことですが、歯にとっては、とても悪影響になります。
 
 
歯にたくさんの力が加わわれば、歯には亀裂が入ったり、既に入っている詰め物に、隙間を作ったり、また歯茎を下げてしまいます。
おとなの虫歯の原因につながっているのです。
以上が大人の虫歯になりやすい原因でした。
早期発見をし、速やかな治療をすること、そしてそうならないための対策がとても大切です。
歯を失いやすい時期だからこそ、早期の治療を心がけましょう。

 

まとめ

・40代前後の人の虫歯の数は、およそ12本(治療済みの歯、失った歯を含める)
・28本中、約半分の歯が虫歯
 
・加齢により歯を失う原因は大きく4つ
①唾液が少なくなる
②歯茎が下がりやすい
③神経の管が細くなる
④ストレスによる歯軋り、食いしばりが増える