レシプロケーションとは、根管治療で用いる「ファイル」という器具で行う「動き」を意味します。非常に専門的な内容になってしまいます！

ファイルが、元に切削方向に回転し、その次に逆方向に回転します。そのように特殊な動きをする事で、ファイルにかかった力（トルク）を解放します。
その結果として、ファイルが折れてしまうリスクを軽減する事が可能となります。
また、根管の中心を維持しながら同心円状に根管の形成を行う事で、湾曲根管や細い根管であっても、元々の根管の形状を壊す事なく、安全かつ効率的に根尖まで到達できます。

2020年現在、日本で一般的なRECIPROCというシステムでは、逆回転で150°、そして正回転で30°回転させます。
この角度も、ファイルのメーカーや、使用するエンドモーターという機材の種類によっても変わります。

根管治療大阪クリニックでは、前歯の直線的な根管に対して使用する事があります。