根管治療のQ&A
Q.根管治療中の歯の周囲の歯茎が腫れて痛みがあるのは大丈夫なのか?
根管治療中の歯の周囲の歯茎が腫れて痛みがあるのは大丈夫か?という質問に2つのポイントで解説
今回、このような質問をyou tubeにコメントいただきました。
■原因1
痛みの原因は器具が根っこの先に触れたことによる炎症
■原因2
細菌や汚れが根っこの先に押し出されてしまった事による炎症
■対処法
1週間は様子を見てみる
以上の2つの原因と対処法について解説します。
原因1 痛みの原因は器具が根っこの先に触れたことによる炎症
【歯の根っこの先には正常な神経が存在している】
歯の神経は取られていても、歯の根っこの先には神経が無数に存在します。
根管治療中には、細い針のような器具を使用して根っこの中を綺麗にしたり、根っこの中を拡大したりします。
その器具が、根っこの先の正常な神経に触れた事による炎症で、歯茎に痛みを感じることがあります。
通常は数日から1週間程度で痛みは治ります。
根管治療中には、細い針のような器具を使用して根っこの中を綺麗にしたり、根っこの中を拡大したりします。
その器具が、根っこの先の正常な神経に触れた事による炎症で、歯茎に痛みを感じることがあります。
通常は数日から1週間程度で痛みは治ります。
原因2 細菌や汚れが根っこの先に押し出されてしまった事による炎症
先ほどの原因よりは可能性は少ないですが、治療中に何らかの原因で細菌や汚れを多量に、根の先端に送り込んでしまったりということもあります。
この場合は、何もしなくても痛みがあったり、1週間経っても痛みが続くこともあります。
この場合は、何もしなくても痛みがあったり、1週間経っても痛みが続くこともあります。
対処法 1週間は様子を見てみる
【歯茎を押さなければ痛みがない場合様子を見てみる】
歯茎を押したり、刺激を与えなければ痛みがない場合には、1週間程度様子を見てみましょう。
器具が根っこの先に触れて炎症を起こしている場合には、炎症が落ち着けば痛みが治ることも多いです。
あまりに痛みが続くようであれば、痛み止めを飲んでいただくこともお勧めします。
歯茎を押したり、刺激を与えなければ痛みがない場合には、1週間程度様子を見てみましょう。
器具が根っこの先に触れて炎症を起こしている場合には、炎症が落ち着けば痛みが治ることも多いです。
あまりに痛みが続くようであれば、痛み止めを飲んでいただくこともお勧めします。
ただし、何もしなくても痛みがある場合や、夜も寝られないほどの痛みが続いている場合には、別の原因も考えられますので、かかりつけの歯医者さんへご相談されることをおすすめいたします。
まとめ
今回は、「根管治療中の歯の周囲の歯茎が腫れて痛みがあるのは大丈夫なのか?」について、2つの原因と対処法を解説しました。
1つ目の原因は、「痛みの原因は器具が根っこの先に触れたことによる炎症」
2つ目の原因は、「細菌や汚れが根っこの先に押し出されてしまった事による炎症」ということ。
そして対処法は、「1週間は様子を見てみる」ということについてお話ししました。
痛みがあると不安になると思います。
まずは少し様子をみてみて、抑えたりしたら痛いのか、何もしなくても痛みがあるのかの確認をとっていただき、あまりにも痛みが続いている場合には、予約よりも前に歯医者さんにご相談されることをお勧めいたします。