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根管治療のQ&A

Q.根管治療を予定している歯の虫歯除去で痛みが出る理由とは?

「根管治療を予定している歯の虫歯除去で痛みが出る理由」について、質問をいただいたので、2つの理由と対処法を解説します。
 

今回、このような質問をyou tubeにコメントいただきました。

■理由1
一部神経が残っている場合
 
■理由2
外的な圧力がかかった事による場合
 
■対処法
治療をしている歯で噛まないようにする
 
以上の3つについて解説します。

理由1 一部神経が残っている場合

【詰め物を外したことにより一部残っていた神経に刺激がいっている可能性がある】
 
今回の質問者さんのレントゲンなど資料を見ていないので、考えられる可能性をご説明させていただきます。

 


感染により神経が死んでしまっているので、根管治療が必要な場合、通常は神経が死んでしまっているので痛みを感じにくいですが、一部分だけわずかに神経が生きていた場合、詰め物を外したり虫歯をとった衝撃により痛みを感じる場合があります。
 
通常は根管治療を進めていき、神経を全て取り切って清掃してあげることで落ち着くと思います。
あまりに痛みがある場合には、歯医者さんへご相談されることもお勧めいたします。

 

理由2 外的な圧力がかかったことによる場合

【再治療で痛みがある場合は外的な力が原因】

 


以前に神経をとった歯の再治療である場合は、歯の内部の神経の痛みではなく、歯の周囲が原因であることがあります。
理由としては、弱っている歯で硬いものを噛んでしまったり、治療中に詰め物を外す時などの外的な圧力による痛みであることが多いです。

 

対処法 治療している歯で噛まないようにする

【特に硬いものは厳禁】

 


対処法としては、治療を行う歯で硬いものを噛んだりなど圧力をかけないようにすることが大切です。
治療中の歯は、被せ物もしていないことが多く、割れやすい状態です。
そこへ、強い力を加えてしまうと、余計に負担になって痛みを感じてしまうことがあります。
麻酔が効いている間は気づきにくいかもしれませんが、「安静に保つ」ということが大切です。
また、痛みが継続して長く続く場合には歯医者さんにご相談いただくこともお勧めいたします。

 

まとめ

今回は、「根管治療を予定している歯の虫歯除去で痛みが出る理由について」について、2つの理由と対処法を解説しました。
1つ目の理由は、「一部神経が残っている場合」について
2つ目の理由は、「外的な圧力がかかった事による場合」について。
そして、その対処法は、「治療をしている歯で噛まないようにする」ということです。
 
今回の大切なポイントは、治療中の歯に強い力を加えず「安静に保つ」ということです。
最終的な被せ物が入るまでは、しっかりと様子をみていきながら無理をさせないようにして上げましょう。