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根管治療のQ&A

Q.自由診療で根管治療をしても痛みが取れない場合の対処法は?

「自由診療で根管治療をしても痛みが取れない場合の対処法について3つのポイントで解説
 

今回、このような質問をyou tubeにコメントいただきました。

■ポイント1
根管治療に完璧はないということについて
 
■ポイント2
根管治療をしても痛みが取れない場合は外科的根管治療を行う
 
■ポイント3
歯の手前にある大きな神経が関係していることもある
 
以上の3つのポイントを解説します。

ポイント1 根管治療に完璧はないということについて

【根管治療専門医が再根管治療を行っても成功率は70〜80%程度】
 
医療にとって全ての治療は完全に完璧というものはありません。
根管治療についても、根管治療専門医が一生懸命治療を行ったとしても、再根管治療では特に成功率は70〜80%と言われています。
それは、歯科医師がミスをするからではなく、

 


・根管内部は非常に複雑な形態をしていて歯の内部から物理的に清掃しきれない
・細菌の種類がよくない
・内部から清掃できない部分にまで細菌が広がっている
などの理由より、痛みや違和感が残存します。
 
この状態が続くのは患者さん自身もしんどいと思いますし、次の手段を考える必要がありますので、今日は手段について説明していきます。

 

ポイント2 根管治療をしても痛みが取れない場合は外科的根管治療を行う

【歯根端切除術や意図的再植術と呼ばれる治療を行う】
 
もちろん、治療直後に違和感があることはありますが、治療が終了しお薬を詰めてから3ヶ月以上違和感が続く場合には次の一手が必要です。
 
それが、外科的に行う根管治療です。
 
根っこの内部を綺麗にしたとしても痛みが残る場合は、歯茎を少しめくり根っこの外側から治療をしてあげる歯根端切除術、奥歯で見えにくい場合には一度歯を抜いて悪い部分を取り除く意図的再植術、このような治療が有効です。

 


根管治療専門医が行うことで、94%の成功率があると言われています。
ただし、自由診療の根管治療を行っている医院さんでも外科的根管治療を取り入れてないところもあります。
その場合には、外科的根管治療もきちんと行っている、根管治療専門医へお問い合わせいただくことをお勧めいたします。

 

ポイント3 歯の手前にある大きな神経が関係していることもある

【神経障害性疼痛について】
 
もう一つの可能性として、「神経障害性疼痛」と呼ばれるものがあります。
これは、歯の手前にある大きな神経が変性してしまうことで起こる痛みです。
ただし、この痛みを解消するには根管治療を行っても解消は難しく、顎顔面痛専門医の治療が必要になります。
どちらかというと、この場合は少ないことが多いですが可能性としては考えられますので、そういった専門医に相談されることもお勧めいたします。

 

まとめ

今回は、「自由診療で根管治療をしても痛みが取れない場合の対処法は?」について、3つのポイントを解説しました。
1つ目のポイントは、「根管治療に完璧はないということについて」
2つ目のポイントは、「根管治療をしても痛みが取れない場合は外科的根管治療を行う」
3つ目のポイントは、「歯の手前にある大きな神経が関係していることもある」
ということです。
 
外科的根管治療を行っても痛みが取れない場合には抜歯になってきます。
まずは痛みが取れることが大切ですので、できる手段を選んでいただくことをお勧めいたします。
そして、専門医での相談を受けることもお勧めいたします。