根管治療の内容
Q.根管治療で歯の神経を抜いた後でも歯の痛みを感じる理由
「根管治療で歯の神経を抜いた後でも歯の痛みを感じる理由」について2つの理由を解説
■理由1
神経を取ることによる傷口の痛み
■理由2
消毒液の刺激による痛み
以上の2つの理由を解説します。
理由1 神経を取ることによる傷口の痛み
【神経を取ると根っこの先に傷ができる】
神経を取る治療を受けた後に出る痛みが出る理由は、神経を切り取ることにより、「傷」ができるからです。
神経を取る治療、つまり抜髄治療とは、「悪くなった神経を正常な神経から切り取る」という治療のことをいいます。
針のような道具を使い、悪い神経を取って行くのですが、その際に正常な神経のところに「傷」をつけてしまうので、治療後痛みを伴います。
これは、悪いことではなく、悪い神経を取り除くためには必要なことで、傷口は自然に治って行くので問題有りません。
理由2 消毒液の刺激による痛み
【根っこの中をキレイにすることが大切!】
根管治療で大切なことは、根っこの中をキレイに消毒するということです。
その際、わずかですが歯の根っこの先の組織に細菌が押し出されたり、消毒液が触れたりします。
その刺激により、痛みや腫れが出ることがあるのです。
発症率としても10%とすべての人に出るわけではありません。
腫れがあれば膿を出してあげたり、鎮痛剤を飲めば問題はありません。
まとめ
今回は、「根管治療で歯の神経を抜いた後でも歯の痛みを感じる理由」について、2つの理由を解説しました。
1つ目の理由は、神経を取ることによる傷口の痛みについてと、
2つ目の理由は、消毒液の刺激による痛み
についてお話しました。
根管治療後の痛みは出ることがありますが、心配な場合には歯医者さんへの連絡も大切です。
ぜひ、今回の動画を見ていただき治療の参考になれればと思います。