根管治療のトラブル
Q.歯根嚢胞が原因での抜歯後に気をつけるべき3つのポイント
歯根嚢胞が原因での抜歯後に気をつけるべき3つのポイントを解説
■ポイント1
舌や指で触ったりしない
■ポイント2
当日はお酒や刺激物などを摂取しない
■ポイント3
タバコは吸わない
以上の3つのポイントを解説します。
ポイント1 舌や指で触ったりしない
【余計に出血させてしまったり、細菌感染の原因になる】
基本的には、歯根嚢胞があったとしても、その後の抜歯で気をつけることは通常の抜歯で気をつけることと同じです。
ポイントの1つ目としては舌や指で、抜歯をしたところを触らないということです。
なぜなら、舌や指で触ってしまうと、余計に抜歯をしたところを出血させてしまったりして治るまで時間がかかってしまいます。また、細菌感染のリスクが高くなり化膿してしまう可能性があります。どちらにせよ、傷口を舌や指で触らないことが、早く治すためのキーとなります。
また、同じようなポイントに、強くうがいをしないということも挙げられます。
ポイント2 当日はお酒や刺激物などを摂取しない
【飲食物も出血の原因につながる】
ポイントの2つ目も、歯根嚢胞があるからと言うことに絞ったことでは有りませんが、抜歯をするということで、お口の中には傷口ができるため、お酒だったり、辛いような刺激的な食べ物を摂取することで、血流が良くなり出血しやすい状態になるので、抜歯をした当日は特に、気をつけていただければと思います。
ポイント3 タバコは吸わない
【血流が悪くなり、治りも悪くなる】
先程から申し上げているように、傷口を治すためには出血しすぎても良くないですし、血流が悪いということもよくありません。
ポイントの3つ目も、歯根嚢胞があったからという状態だけに限りませんが、抜歯をしたあとにタバコを吸うことで、血流が悪くなり、傷口の治りを遅らせてしまう、または治りにくい状態に陥らせてしまう可能性があります。
一番はタバコを吸わないに越したことはありませんが、せめて、抜歯をしてから糸取りまでの1週間程度はタバコは控えていただくことをおすすめいたします。
まとめ
今回は「歯根嚢胞が原因での抜歯後に気をつけるべき3つのポイント」を解説しました。
1つ目は「舌や指で傷口を触らない」2つ目は「当日はお酒や刺激物を摂取しない」3つ目は「タバコは吸わない」ということについてお話しました。
どれも歯根嚢胞があったからといった状況に限りがあるものではなく、通常の抜歯後に必要なケアと同じことが当てはまります。
もし、抜歯が必要となった方は、ぜひ動画を見ていただき、抜歯後にもこのようなポイントに気を付けていただければと思います。