根管治療の内容
Q.歯根嚢胞で抜歯になった場合の費用とその理由について
歯根嚢胞で抜歯になった場合の費用とその理由 それぞれ2ポイントで解説します!
■ポイント1
歯根嚢胞で抜歯になった場合の費用について
■ポイント2
歯根嚢胞で抜歯になった場合の理由について
以上の2つのポイントを解説します。
ポイント1 歯根嚢胞で抜歯になった場合の費用について
【基本的には保険診療が適応される】
歯を残すことが難しく、抜歯が必要になった場合は、基本的には保険診療の抜歯の費用で治療が可能ですので、医院の基準や設備によっても、多少は異なりますが、おおよそ3000円から10000円程度です。
また、抜歯にも難易度があり、すぐに抜ける真っ直ぐ生えている抜歯は、費用も低く抑えられますが、根っこが大きく肥大していたり、歯が折れていて歯茎を切開して治療するなどの場合は、治療も難しくなるので、10,000円近く費用を必要とする場合もあります。
そして、上記の表にはお薬の費用は書いてありませんが、抜歯などの外科後には、お薬の処方をされることも多いため、その分費用が追加される場合があります。
ただし、抜歯をすることで、抜歯をした部分の、歯茎や骨が少なくなります。
抜歯後に、インプラントを考えておられる方は、骨があることがとても大切になりますので、抜歯をすることで、できる限り骨を減らないようにするために、骨補填材と呼ばれる、骨の素を入れる治療「ソケットプリザベーション」を行う場合には、自由診療となります。
ちなみに、アスヒカル歯科では55,000円で行っております。
医院さんによっても異なりますので、まずは治療を行っているかどうかをお確かめいただければと思います。
ポイント2 歯根嚢胞で抜歯になった場合の理由について
【実は、歯根嚢胞は抜歯してみないとわからない】
歯根嚢胞とは、根っこの先にできた膿の袋のことを言います。
レントゲンで根っこの先が黒く写っていると、何かしらの膿があったり、骨が溶けてなくなってしまっているという証にはなりますが、それだけで歯根嚢胞というものがあるということは断言できません。
実は、実際に抜歯をしてから、初めて歯根嚢胞があったということがわかります。
抜歯になる理由としては、歯にヒビが入ってしまったり、虫歯が大きすぎて、残る歯の量がとても少なくなった場合に抜歯をします。
ですので、歯根嚢胞があるから抜歯をするのではなくて、歯を残すことが難しい場合に抜歯をして初めて歯根嚢胞があるということが分かるのです。
まとめ
歯を残すことが難しくなった場合の、抜歯の費用は基本的には保険適応されるので、3000円から抜歯の難易度にもよりますが、10000円程度で行うことができます。
歯根嚢胞は、レントゲンを見ただけでは判断することができず、実際に抜歯をしてから、初めて歯根嚢胞があったということがわかります。
まずは、歯が残せるかどうかを歯医者さんでしっかりと確認してもらい、必要がある場合には抜歯をして次の手段を選択していただくことをおすすめいたします。