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根管治療解説動画 <一般の患者様 >

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一般の患者様

Q.根管治療で使うCTの役割とは?

今回は「根管治療で使うCTの役割とは」について、2つのポイントで詳しく解説!
 
■ポイント1
根尖の状態を見る
 
■ポイント2
治療後の薬の状態と経過を見る
 

以上の2つのポイントについて解説します。

ポイント1 根尖の状態を見る

CBCTをご存知でしょうか?
最近では、様々な歯科医院さんでも取り入れることが増えてきたかなと思いますが、CBCTとは歯を立体的、3次元的に見ることのできるレントゲンのことです。
つまり、360度様々な角度から歯の状態を見ることができます。

 


根管治療で一番見たいところは、「根尖(こんせん)」と言われる、根っこの先の状態です。
根管治療では、細菌の感染により根っこの先に膿が溜まってしまったり、歯を支える周りの骨を溶かしてしまいレントゲン状で黒く映り出します。
この状態を、360度いろんな角度から確認をしていきます。
見ていくことで、その感染してしまった部分がどのように広がりを見せているのか、また感覚を感じるための神経に感染したところが触れてしまっていないか、などを確認していきます。
また、治療の途中でも撮影を行うことがあります。
それは、昔に詰めたお薬が全て取り切ることができているかや、根っこの管(根管)が塞がっている場合もあり、そこが穿通できたかどうかということも確認します。
このように、治療前・治療途中でも根管治療ではCBCTを撮影することでわかることがたくさんあります。

 

ポイント2 治療後の薬の状態と経過を見る

先ほどは、根管治療の治療前・治療中のCBCTについての活用方法についてを確認しましたが、次は治療後についての役割について解説!
根管治療は、治療途中の経過もとても大切ですが、治療後の経過を見ていくこともとても大切です。
まず第一に、根管治療では最終的には隙間のないように、お薬を詰めていくという工程があります。
このお薬がきちんと根っこの先にまで入ったかどうかをCTを撮影することで確認していきます。


また、冒頭でもお話をしましたが、根っこの先に膿が溜まっていたり骨を喪失している場合には、レントゲンでは黒く映ります。
ですが、根管治療を行うことで改善が見られると、骨が再生していきレントゲン状でも白色に置き換わっていきます。
 
つまり、根管治療が終わってからも3ヶ月や半年などでCBCTを撮影し、治りの状況を確認することが大切です。
もし、根管治療で治りが良くない場合には、歯根端切除術や意図的再植など外科的な治療を有する場合もあるので、根管治療が終わって終わりと言うわけではなく、治療後の経過にもぜひ頑張っていただければと思います。

 

まとめ

・CBCTとは、歯やその周りの状態を360度、様々な角度から見ることのできるレントゲンのこと
・撮影をすることで、治療前・治療中・治療後の状態を確認している
・根管治療は治療後の経過をCBCTなどで確認していくことが大切