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一般の患者様

Q.歯髄壊死の症状とは?

今回は「歯髄壊死の症状とは?」について、2つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
歯の色が変色する
 
■ポイント2
歯茎にニキビのような腫れができる
 

以上の2つのポイントについて解説します。

ポイント1 歯の色が変色する

歯の神経が死んでしまうことを「歯髄壊死」と言います。
今回はこの歯髄壊死が起こっているかどうかの症状について解説していきます。
歯髄壊死が起こると出る症状というものはいくつかあります。
その1つが「歯の色が変色する」ということです。

 


歯の神経が死んでしまうと、歯髄組織が腐敗して歯に色素が浸透してしまうことから変色してくるのではと言われています。
歯が黒っぽくなっているということは、歯の神経が死んでしまっている可能性があります。
万が一歯の色が変色している場合には、神経が死んでしまっている可能性がありますので、歯医者さんでの診察を受けていただくことが大切です。
 
また、矯正治療をしていることで歯を動かす力で歯が黒くなることがあります。
神経が死んでしまっている可能性もありますが、矯正治療が終わることで元に戻ることもあると言われています。
ただし、患者様自身で神経が生きているか、死んでしまっているかの判断は難しいです。
歯医者さんでレントゲンを撮ったり、EPTと呼ばれる検査が必要で、これを受けることで神経が生きているかどうかを確認します。
もし、歯に変色がある場合には歯医者さんで確認を取ってみてください。

 

ポイント2 歯茎にニキビのような腫れができる

次の兆候は、「歯茎にニキビのような腫れができる」ということです。

 


このニキビのようなものは「サイナストラクト」と言われます。
これは、歯の神経が死んでしまうことで根っこの先に膿が溜まり、膿がたくさん溜まるとそれを外の世界に出そうとすることで歯茎にぷくっと腫れが生じてしまいます。
これができている場合には、すでに神経が死んでしまっている可能性があります。
 
痛みを伴う場合もあれば、痛みはないが出来たり治ったりを繰り返す出来物がある場合には、神経が死んでしまっている可能性があります。
こちらも患者様自身で神経が死んでいるかの判断は難しいですので、歯医者さんでの診断が大切です。

 

まとめ

・神経が死んでしまうと歯が黒く変色してしまう
・神経が死んでしまうと歯茎にニキビのようなもの(サイナストラクト)ができる