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一般の患者様

Q.根管治療のスペシャリストが解説 歯根嚢胞の抜歯後 治る経緯と予想される合併症

今回は「根管治療のスペシャリストが解説 歯根嚢胞の抜歯後 治る経緯と予想される合併症」について、2つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
抜歯後の治る経緯
 
■ポイント2
抜歯後の予想される合併症
 

以上の2つのポイントについて解説します。

ポイント1 抜歯後の治る経緯

歯の根っこの先に膿が溜まると、膿の大きさによっては抜歯が必要になることがあります。
抜歯後どのように治っていくかについて、解説していきます。

 


歯を抜くと、骨や歯茎がぐーんと下がります。
特に、歯根嚢胞が大きい場合には、すでに骨が吸収されてなくなっている場合があるので、骨の量がすくなる可能性は大きいです。
 
骨が少なくなったり歯茎が下がることで、抜歯をした後の入れ歯やインプラントをする時に大きく影響を及ぼします。

 


例えば、入れ歯であれば、骨が少ないと入れ歯の安定が悪く、ぐらついてしまったり、すぐに落ちてしまいやすかったりします。
インプラントであれば、インプラントは骨にネジを埋めるので、骨の量が少ないとインプラントが入れられなかったり、骨を増やす治療が必要となることがあります。
 
そうならないためにも、歯を抜く際に骨の元を入れてあげる「ソケットプリザベーション」という治療がありますので、抜歯時に事前に骨の減りを未然に防ぐということも大切です。

 

ポイント2 抜歯後の予想される合併症

抜歯後の予想される合併症についてです。
歯根嚢胞がある場合の抜歯に限るというわけではありませんが、抜歯とは外科治療になりますので、一定程度の合併症があります。
まず、抜歯をする時には麻酔を行います。

 


みなさんがそうというわけではないですが、麻酔薬によるアレルギー症状を出される方もおられます。
以前にしんどくなってしまった症状がある場合には、事前に歯科医師にお伝えいただくことが大切です。
また、歯を抜くことで腫れたり、痛みが出る可能性があります。
歯を抜いた当日よりも、歯を抜いてから2〜3日後がピークになります。
その後は1週間程度かけて落ち着いていきます。
痛みや腫れは、痛み止めを飲むことで落ち着きますので、我慢せずに飲むことが大切です。
 
 
他にも、外科治療には合併症が少なからずあります。
どれもがどの方に適応されるとは限りませんが、持病があったり服用しているお薬があるなど、何かあれば治療の前に歯科医師に伝えることが大切です。
よくご理解いただいてから治療をお受けしていただければと思います。

 

まとめ

・抜歯後歯を抜くと、骨や歯茎が下がりやすくなる
・抜歯時に骨を減りにくくする治療がある
・抜歯後は麻酔のアレルギーや痛みや腫れの症状が出る場合がある