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根管治療解説動画 <一般の患者様 >

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一般の患者様

Q.根管治療は歯科医師によって圧倒的な差がある

今回は、「根管治療は歯科医師によって圧倒的な差がある」について3つのポイントをお話します。
 
■ポイント1
根管治療はそもそも難しい治療である
 
■ポイント2
根管治療も日々進化を続けている
 
■ポイント3
何度も回数を重ねる根管治療はよくない
 

以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 根管治療はそもそも難しい治療である


根管治療とは、根っこの中の死んでしまった神経を取り出したり、また、根っこの先にできてしまった膿を無くすために行う、根っこに対する治療のことです。

一般的にも良く知られていると思いますが、虫歯がかなり進んでしまったり、外からの強い刺激によって、歯の神経というものは死んでしまうことが多いです。

この死んでしまった神経をそのままにしておくと、細菌はその死んでしまった神経を餌として増殖していくことで、根っこの先に膿を作り出してしまったり、歯を支える骨をどんどんと吸収してなくなっていってしまいます。

保険診療でも行われているのが、この根管治療ですが、実はとーっても難しい治療なのです。

 


根管内部と言うのはとても複雑で、根っこがクイーンと曲がってしまっていたり、根っこの先で枝分かれをしていたり、中で根っこが繋がっていたり、目で見えないほどの小さな根管があることもあります。

 


それを、歯科医師はこのぐらいの大きさでしかお口の中を見ることができず、実は手探り状態で治療を行っています。
 
想像できるかと思いますが、中で根管が繋がったとしていても、肉眼で見えない根管が存在したとしていても、このような状態だと治療仕切れないですよね。
 
ですので、最近ではCBCTや

 


マイクロスコープと呼ばれる顕微鏡を使用して治療を行うことも増えてきました。

 


ですが、こういった機材が揃っていたとしても、これを使いこなすということがとても大切です。
歯科の機材はどんどんと治療の質を上げるために良いものが出てきていますが、歯科医師によっては機材の使い方を知らなかったり、そもそも機材の種類すら知らない方もたくさんおられます。
 
つまり、根管治療は難しいのに、歯科医師の技術や知識はずっと同じ学校で習った時のことだけ、で治療されている方が多いのです。
 
ですので、難しい根管がある方や、悪質な細菌が住み着いている根管をどれだけ治療をしても、治りきらないといった事態が起こりえます。
 
ただし、これは歯科医師が悪いというわけではなく、こういった知識や技術は個人でもっと学んで行かないと分からない内容だということです。
 
お医者さんの中でも、脳外科や整形外科のように様々な分野があるように、歯科にも様々な分野があります。

 


根管治療専門医は、こうした根っこの複雑な状態での治療に対する知識や技術をたくさん兼ね備えています。
 
歯科医師の技術や知識も専門性に特化した方に治療をしてもらった方が、より成功率も上がります。
 
ですので、何度も根管治療をして苦労されている方、神経を取らないといけないと言われている方など、根管治療専門医による治療を受けられることをお勧めいたします。

 
 

ポイント2 根管治療も日々進化を続けている

現在、認知症のお薬が出るなど、医科の分野でも医療がかなり発達してきていますね。
 
実は、歯科の分野でも日々治療に対する進化や機材に対する進化を続けてきています。
 
歯科の世界でも2年もあれば、研究も進み、昔では治すことが困難だった歯も治療が可能になってきています。

 


例えば、以前は歯の神経を抜いたら蘇ることはできないとされていましたが、日本でもまだ少ない症例ではありますが、親知らずなどの不要な歯から『歯髄幹細胞』を取り出して、根管内部に移植することで、歯の神経が蘇るといった治療が可能になってきました。

 


また、昔だと虫歯を取り続け歯の神経が少しでも見えたら、歯の神経を取るというのが一般的でしたが、今は、神経の一部分を取り、MTAというお薬を使用することで第二象牙質という歯質ができ、歯の神経を温存することができるVPT治療という治療も可能になってきています。
 
このように、つい数年前には考えられなかったことが、医療の研究によってどんどんと進化を続け、不可能と思われていたことが、可能になってきているものも増えてきています。
 
ですが、こういった知識とそれを行うための技術を蓄えて、日々勉強をしている歯科医師というのはとっても少ないと感じます。
 
なぜなら、歯科医師が個人で論文などの研究結果を読み、新たな治療を行った歯科医師に学びに行き、機材を揃えて実践するということのハードルが高く、日々の診療に追われてしまっていることが多いからです。
 
しかしながら、歯を本気で良い状態に持っていこうとするのであれば、こういった知識や技術のある歯科医師に診てもらうことがとても大切です。
 
当医院でも、根管治療に対する新たな知識と技術を常にアップデートしながら治療を行っておりますので、もしご興味のある方はお問い合わせくださいね。

ポイント3 何度も回数を重ねる根管治療はよくない

最近の研究結果でも出ていますが、根管治療を成功に導くためには、できる限り少ない回数で治療を終えるということと大きく結びつきがあると言われています。
 
つまり、少ない回数で治療を終えることができれば、治りが良くなることも多いということです。

 


根管治療は複雑なことも多く、根っこの先まで到達したかを確認する機械の反応がなければ、何度も歯科医院に通ってもらい仮の蓋を外して根管治療を行っているところが多いです。
 
しかしながら、お口の中にある唾液には、細菌が含まれていることも多く、何度も治療をすれば、治療中の根管内部に細菌が入り込んでしまう可能性も高まります。
 
こうすることで、せっかく治療を行っていたとしても、さらに細菌が根管内部に入り治りにくくなることがあります。
 
もちろん、ラバーダムなどの唾液が入らないようにする工夫をすれば、唾液からの感染というところは防ぐことができますが、

 


それでも、何度も治療を行うと成功率というものは下がっていってしまうので、できるだけ少ない回数で根管治療を行うことが大切です。

しかしながら、こちらも何度も回数をかけて治療を行っている歯科医師の方も多いと思います。
根管内部は複雑なので、保険診療で使用できる限られた材料では仕方のないことなのかもしれませんが、人生100年時代と言われている今、できる限り歯を長持ちさせるためには、根管治療を丁寧かつ速やかに治療をすることはとても大切です。

ぜひ、何度も治療に回数がかかっている方は、一度根管治療専門医にご相談されることをお勧めします。

以上で「根管治療は歯科医師によって雲泥の差がある」ということについてのミニセミナーを終わります。
根管治療は難しく、治療をしきれていない場合も多いです。
それは、歯科医師の知識や技術によっても、成功率が変わってくるということにもよります。
もし、根管治療でお困りのことがありましたら、当医院ではこういった新たな治療や新たな研究結果も学び治療を行っておりますので、ぜひお問い合わせくださいね。