一般の患者様
Q.歯の神経を取る治療の基礎知識2
今回は「歯の神経を取る治療の基礎知識PART2」という事で以前にも、神経を取る治療の基礎知識の動画を出していましたが、お伝えしきれなかったことを3つのポイントで詳しくお話しします。
■ポイント1
抜髄した歯はどうなるのか
■ポイント2
抜髄治療の期間や回数について
■ポイント3
抜髄にならないために日頃から気をつけておくべくポイントについて
以上の3つのポイントについて解説します。
ポイント1 抜髄した歯はどうなるのか
抜髄治療で歯の神経をとった後、「その歯はどうなるのか」について説明したいと思います。
抜髄治療をした歯は、元々の自分の歯と比較して割れやすくなります。
特に力のかかる奥歯は、割れてしまうと抜歯になるリスクが高くなるので、
歯が割れるリスクを下げるためにも、図のような被せ物にします。
被せ物をせずに放置したり、樹脂や小さな金属で詰める治療を行なった場合は、
被せ物をした場合よりも6倍も歯が割れるリスクが上がるのです。
つまり、抜歯になるリスクが何倍も膨れ上がります。
ですので、抜髄治療で痛みが消えた!としても、そこで治療を中断してはいけません!
途中で治療をやめてしまった場合は、再治療が必要になります。
そうすると、歯に大きな負担がかかることで、歯の寿命が短くなります。
最後まで、治療に通うことが最も大切です!
抜髄治療をした歯は、元々の自分の歯と比較して割れやすくなります。
特に力のかかる奥歯は、割れてしまうと抜歯になるリスクが高くなるので、
歯が割れるリスクを下げるためにも、図のような被せ物にします。
被せ物をせずに放置したり、樹脂や小さな金属で詰める治療を行なった場合は、
被せ物をした場合よりも6倍も歯が割れるリスクが上がるのです。
つまり、抜歯になるリスクが何倍も膨れ上がります。
ですので、抜髄治療で痛みが消えた!としても、そこで治療を中断してはいけません!
途中で治療をやめてしまった場合は、再治療が必要になります。
そうすると、歯に大きな負担がかかることで、歯の寿命が短くなります。
最後まで、治療に通うことが最も大切です!
ポイント2 抜髄治療の期間や回数について
こちらの図は、虫歯で神経の治療に必要な回数や期間についてまとめています。
1週間に1度の治療で、1回の治療時間も30分で治療したものとして示しています。
1週間に1度の治療で、1回の治療時間も30分で治療したものとして示しています。
歯の根っこの治療の期間は、治療の条件によって変わります。
その理由は、前歯と奥歯での根っこの数に違いがあるからです。
また、保険診療でこれ以上に期間が短い場合は、治療がきちんと行き届いていない可能性もあるぐらい、根管治療は非常に複雑で時間がかかります。
最近の研究では、1回の治療時間を長く、できる限り少ない回数でした方が治療の成功率も上がるという結果も出てきていますので、こういった方法を取ることも保険診療では限界があることがあります。
その理由は、前歯と奥歯での根っこの数に違いがあるからです。
また、保険診療でこれ以上に期間が短い場合は、治療がきちんと行き届いていない可能性もあるぐらい、根管治療は非常に複雑で時間がかかります。
最近の研究では、1回の治療時間を長く、できる限り少ない回数でした方が治療の成功率も上がるという結果も出てきていますので、こういった方法を取ることも保険診療では限界があることがあります。
ポイント3 抜髄にならないために日頃から気をつけておくべくポイントについて
ポイントは大きく2つあります。
1つめのポイントは「虫歯にならないようにする」ことです。
もちろん、しっかりと歯みがきをすることは大切です。
しかし、最も大切なことがあります。それは「食生活」です。
特に、甘い飲み物をチビチビと長時間に渡り飲み物を飲んだり、寝る前に飲食をすることは虫歯の発生に直結します。
2つめのポイントは「虫歯を早期発見すること」です。
どんなに気を付けていても、生まれつきの唾液や歯の性質で虫歯になりやすい方もいらっしゃいます。
ですので、定期検診に通院し「虫歯が出来ても、小さい虫歯のうちに発見して治療する」ことで、神経の治療を回避することができます。
「痛くなってから歯医者にいく」という方は、神経の治療が必要になる可能性が高くなります。
歯医者に定期検診に通う方は、近年、非常に増加しています。
定期検診の経験がない方は、是非、お近くの歯医者にて検診をしてもらいましょう。
1つめのポイントは「虫歯にならないようにする」ことです。
もちろん、しっかりと歯みがきをすることは大切です。
しかし、最も大切なことがあります。それは「食生活」です。
特に、甘い飲み物をチビチビと長時間に渡り飲み物を飲んだり、寝る前に飲食をすることは虫歯の発生に直結します。
2つめのポイントは「虫歯を早期発見すること」です。
どんなに気を付けていても、生まれつきの唾液や歯の性質で虫歯になりやすい方もいらっしゃいます。
ですので、定期検診に通院し「虫歯が出来ても、小さい虫歯のうちに発見して治療する」ことで、神経の治療を回避することができます。
「痛くなってから歯医者にいく」という方は、神経の治療が必要になる可能性が高くなります。
歯医者に定期検診に通う方は、近年、非常に増加しています。
定期検診の経験がない方は、是非、お近くの歯医者にて検診をしてもらいましょう。
まとめ
・抜髄をした歯は、割れやすくなるため、最終的には被せ物を入れることが大切
・根管治療の治療回数や期間は、治療の条件によっても異なる
・前歯と奥歯では根っこの数が異なる
・抜髄にならないためには、「虫歯にさせないこと」「虫歯の早期発見」が大切