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根管治療解説動画 <一般の患者様 >

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一般の患者様

Q.根管充填材の種類について徹底解説

今回は「根管充填材の種類について」3つのポイントで詳しくお話しします。
 
■ポイント1
根管充填とは
 
■ポイント2
根管充填材の種類について
 
■ポイント3
根管充填材を選ぶならここに注目!
 

以上の3つのポイントについて解説します。

ポイント1 根管充填とは


根管重点とは、根っこの中にお薬を詰めて、隙間をなくすことを言います。
どんなに歯の根っこの中をキレイにしても、細菌は必ず残ってしまいます。


根っこの中に残った細菌は、栄養とスペースがあるとどんどん増えていきます。
ですので、根っこの中に残った細菌がこれ以上増えないために根管内の隙間を埋める必要があります。
その隙間を埋めるために、根管充填をします。
根管充填材で根っこの中を封鎖することで細菌が増えるスペースを無くすことができます。

 

ポイント2 根管充填材の種類について

「根管充填剤」とは歯の根っこの中を封鎖する「詰め物」です。
歯の根っこの中には本来「歯の神経」が入っているのですが、根管治療を受けた歯の根っこの中には神経はなく、歯の根っこの管は空洞になっています。
この空洞に入れる詰め物を「根管(歯の根っこ)充填材(詰め物)」といいます。


根管充填材は種類があり、保険治療と自費治療で使える材料が違います。
それぞれの特徴を表にまとめました。


では、まず「保険適応のガッタパーチャ+シーラー」の組み合わせについて解説します。
保険適応のガッタパーチャは、治療後に体内に吸収されず、安定して根っこの中に存在します。
また、操作性がいいことも特徴の一つです。
しかし、
・封鎖性
・機械的強度など
根管充填剤として必要な、様々な性質が低いので再感染を起こす可能性があります。
シーラーは体に害はありませんが、歯の根っこの先に触れると刺激があったり、時間が経つと吸収されなくなります。
長期的にみると、再治療となる可能性が高い根管充填剤となります。
続いて、「バイオセラミックシーラー+専用のガッタパーチャポイント」の解説をします。


バイオセラミックシーラーとはMTAの性質に近いシーラーです。
ですので、従来の保険治療適応のシーラーと比べ、封鎖性や強度など根管充填材に適した性質を持っています。
また、根っこの内側と接着し、操作性もいいので根管充填に適した材料といえます。
専用のガッタパーチャとは、根っこをキレイにするために使った針のような器具(ファイル)の形にピッタリと合ったガッタパーチャのことです。
自費の材料ではメーカーがファイルの形とガッタパーチャの形が一致するよう精密に作っています。
そのため、この2つを使用することでキレイになった根っこの形に合った緊密な根管充填をすることができます。
 
最後に、「MTA」について解説していきます。


MTAは、最も根管充填に適した材料です。
上の表からもわかるように、操作性以外の根管充填剤としての性質を全て持っています。
再治療、破折による抜歯のリスクを軽減できる最適の材料です。
操作性が低く、キレイに根管充填をするには高い技術が必要ですがキレイに詰めることができれば長期的に根っこの中を健康に保つことができます。

 

ポイント3 根管充填材を選ぶならここに注目!


根管充填材はかならず「ガッタパーチャ+バイオセラミックシーラー」か「MTA」を選択して下さい。
従来の保険適応の「ガッタパーチャ+シーラー」だと封鎖性が悪く、機械的強度も低いのです。
また、従来の保険適応の根管充填剤だと、再根管治療、最悪の場合には抜歯になる可能性があります。
根管充填剤の性質を考えると、「ガッタパーチャ+バイオセラミックシーラー」か「MTA」を選択しなければなりません。
ですので、歯科医院選びも「ガッタパーチャ+バイオセラミックシーラー」か「MTA」で根管充填をしている医院を選んで下さい!
 
根管充填の例を症例写真を使って説明します。
こちらはMTAで根管充填した症例です。


根っこの先にある黒い影(病変)がキレイに消えているのが確認できます。

 

まとめ

・根管充填とは、治療後の根っこの中に隙間なく薬をつめていくこと
・充填がしっかりとなされていることで、細菌の増殖を防ぐ
・根管治療の充填材には大きく3種類ある
①保険のG.P+キャナルシーラー
②自費専用G.P+バイオセラミックシーラー
③MTA
・それぞれ取ることのできる方法は歯の状態と歯科医院でのやり方によって異なる
 
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