根管治療の内容
Q.根管治療で貼薬とは何を使用するのか?
根管治療で貼薬について2つの特徴
■使用する薬について
水酸化カルシウムを使用する
■使用してはいけない薬について
根管内部を消毒をしてもらう
以上の2つの特徴を解説します。
使用するお薬
水酸化カルシウムを使用する
【根管内部を消毒するために使用する】
一般的によく使われる薬が、「カルシペックス」と呼ばれるお薬です。
これを使用することにより、根管内に潜む多くの細菌を殺菌することができます。
根管内部には様々な細菌が潜んでいます。細菌が多いままでは、治療を進めたとしても、痛みが出てしまったりと大変です。
まずは根管内部の細菌を減少させることが大切ですので、カルシペックスと呼ばれる、カルシウムのお薬を使用します。
この「水酸化カルシウム」は、治療途中の歯に使用し、根管内にある細菌が減少してから、最終的なお薬を詰めていきます。
使用してはいけないお薬
近年、水酸化カルシウム以外の薬は体への害が強く、望ましくないといわれている。
【水酸化カルシウム以外のお薬では、メリットよりもデメリットの方が大きいと言われています 】
「水酸化カルシウム」以外にも、保険診療ではお薬を使うことがありますが、水酸化カルシウム以外は細胞毒性が強かったり、発がん性があるものなど、メリットよりもデメリットの方が目立っているため、一般的に使用することは少ないです。
当医院でも、「水酸化カルシウム」以外の薬は使用していません。
殺菌することも大切ですが、毒性の強いものは使用しないということが大切です。
まとめ
根管治療の貼薬で使用するお薬は「水酸化カルシウム」を使用します。これを使用することにより、根管内部を消毒することができ、中にある細菌をへらうことができます。
ただし、他のお薬も存在はしますが、体に害のあるお薬も存在するため、使用することは望ましくないものもあります。