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根管治療解説動画 <一般の患者様 >

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一般の患者様

Q.根管治療の回数に差が出る原因

「根管治療の回数に差が出る原因」について、4つのポイントで詳しく解説!
 
■ポイント1
神経の通り道が枝分かれしている
 
■ポイント2
根っこの中の管が固く神経の通り道が塞がっている
 
■ポイント3
見落とされがちな根管が潜んでいる
 
■ポイント4
根っこの先が曲がっている
 

以上の4つのポイントについて解説します。

ポイント1 神経の通り道が枝分かれしている


神経の通っている管が先で枝分かれをして迷路のようになっていることがあり、治療回数を有してしまうことがあります。
なぜなら、枝のように分かれているところを全て100%消毒するということが難しいからです。
もし消毒が行き届いていないと、根管治療の再発にもつながります。
想像していただければと思いますが、
細く、複数にもなっている根管に、消毒液を流し込み殺菌することを…
…難しいですよね。
ですので、神経の通り道が枝分かれしていると、治療回数が平均よりも多く必要になってきます。

 

ポイント2 根っこの中の管が固く神経の通り道が塞がっている


2つ目の原因は、根っこの中の管が硬く通り道が塞がってしまっているためです。


こちらのレントゲン画像を見てもらいたいと思います。
黄色い矢印の歯には黒い線が見えますよね?
これが神経の通り道です。
この通り道がはっきりとわかる場合は治療もしやすいですが、硬く塞がってしまっている場合の治療は大変です。
塞がっていても病気ができていなければ治療をしなくていいこともあります。
しかし、病気ができている場合は治療が必要です。
もちろん治療回数は通常より必要なことが想像できると思います。

 

ポイント3 見落とされがちな根管が潜んでいる


3つ目の原因は、見落とされがちな根管が潜んでいる場合があるということです。
通常は3本の根っこでできていると思われがちですが、もう1つの根っこがあることに気づかずそのまま見過ごされることもこれまでは多かったのです。
しかし、C T撮影が可能になったり、マイクロスコープを使うことで発見されることも多くなり、この根っこの治療が重要視されるようになりました。
もしこの根っこの発見がされないと、その根っこが原因で再治療になる頻度も高かったという結果も出ています。
これほど見つけにくい根っこであり、見つかった後も他の根っこと同様に消毒をしていかなくてはならないので、治療回数も通常より必要になることが多いです。

 

ポイント4 根っこの先が曲がっている


最後の4つ目の原因は、レントゲン写真のように根っこの先がクイーンとまがった根っこの場合です。
曲がった根っこも治療が難しく、治療回数に差が出る原因とされています。
根っこの治療に欠かせないのがこのファイルと言われる道具!


真っ直ぐな根っこであれば道具も使いやすいですが、根っこの先が曲がっていると道具を使いこなすのもそれだけ難しくなります。
最近ではニッケルチタンファイルと呼ばれる、先まで曲がってくれる道具も出てきており、治療が以前よりは可能になってきました。


それでも通常の根管治療よりは回数も多く必要になります。

 

まとめ

・根管治療の回数に差が出る原因は大きく4つ!
①神経の通り道が枝分かれしている
②根っこの中の管が固く塞がっている
③見落とされがちな根管が潜んでいる
④根っこの先が曲がっている
これらのことが治療の難易度が上がり治療回数に差が出てくる