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根管治療解説動画 <一般の患者様 >

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一般の患者様

Q.ラバーダムの役割

「ラバーダムの役割」について、4つのポイントで詳しく解説!
 
■ポイント1
唾液からの感染を予防することができる
 
■ポイント2
薬の漏れを防ぐ
 
■ポイント3
器具の落下を防ぐ
 
■ポイント4
術者が治療に集中できる
 

以上の4つのポイントについて解説します。

ポイント1 唾液からの感染を予防することができる


1つ目の重要なことは感染予防です。
お口の中には常に唾液が存在しますが、唾液の中には虫歯菌や歯周病菌など多くの菌が多数存在します。
それが、治療中の根っこの中に入ってしまうことで、せっかく治療をしても再発しやすい状態になってしまいます。
そこで必要になってくるのがこのラバーダム!

 


ラバーダムをつけることで、お口の中にある唾液の侵入を、つまり感染源の侵入を防いであげることができます。
これをすることで感染を防げるということです。
ですので、感染予防をするためにラバーダムというのは重要視されているのです。
また、近年ではラバーダムがコロナの感染をも守ることができる可能性があると言われています。
ラバーダムをしていると唾液自体が飛び散らず、ラバーダムをつけた際に歯の表面を消毒すれば、しっかりと感染から守られるということです。
歯だけではなく、患者様も術者にとってもラバーダムは非常に優れものなのです。

 

ポイント2 薬の漏れを防ぐ

2つ目に重要なことは薬の漏れを防ぐことです。


根管治療に欠かせないのが、「根っこの中を消毒する」という過程です。
この図の③の「消毒をする時」に、お薬をいくつも使用します。
このお薬、苦いものや、ほっぺなどの粘膜をヒリヒリと感じさせるものが中には含まれています。
これが、ラバーダムをせずにお口の中に直接こぼれてしまうと、粘膜がただれたり、苦味を感じてしまいます。
これは、かなり不快です。
ですので、ラバーダムをすることで、お薬がお口に直接流れることなく安全に治療をすることができます。

 

ポイント3 器具の落下を防ぐ

3つ目に重要なことは器具の落下を防ぐことです。

 


根管治療には、このファイルと呼ばれる道具を使用します。
このファイルは、治療にはとても優れており多くの術者がこれを使用していますが、ファイルの先は尖っているものがほとんどです。
これが万が一お口の中に落ちてしまっては大変です。
ほっぺなどが切れてしまう恐れもあります。
海外では、死亡例もあるのです。
そこで役に立つのがラバーダムです。
お口の全体を覆っているので、万が一器具が落ちてしまっても、直接お口の中に落ちるわけではないので、粘膜が切れてしまうことなく安心できます。

 

ポイント4 術者が治療に集中できる

4つ目に大切なことは快適さです。
ラバーダムというのは、患者様だけにたくさんのメリットがあるわけではありません。
実は、術者にとっても大切な道具なのです。
ラバーダムをしない状態で根管治療をしようとすると、薬をこぼさないように、器具を粘膜にぶつけないようになどたくさん気を使う必要があります。

 


しかし、ラバーダムをすることで患部に集中することができ、スピードアップ・クオリティーアップにつながるというわけです。
そのために、治療が早く進みますので、患者様も術者も快適に治療をすることができます。
このように、ラバーダムには様々な良い役割があります。

 

まとめ

・唾液からの感染を予防することができる
・薬の漏れを防ぐ
・器具の落下を防ぐ
・術者が治療に集中できる