一般の患者様
Q.ひどい虫歯の状態とは
今回は「ひどい虫歯の状態とは」について、3つのポイントで詳しくお話しします。
■ポイント1
ひどい虫歯の基準について
■ポイント2
ひどい虫歯の治療方法『C3』の場合
■ポイント3
ひどい虫歯の地理用方法『C4』の場合
以上の3つのポイントについて解説します。
ポイント1 ひどい虫歯の基準について
虫歯の程度には「Co〜C4」という基準があり、表の右にいくに連れて虫歯がひどい状態になります。
虫歯は図の5つの段階がありますが、その中でも「C3」「C4」と呼ばれるところが「ひどい虫歯」にあたる状態です。
ひどい虫歯というのは虫歯になっている「歯の数」ではなく、どれだけ深く細菌に「侵食されているか」が基準となります。
ひどい虫歯というのは虫歯になっている「歯の数」ではなく、どれだけ深く細菌に「侵食されているか」が基準となります。
ポイント2 ひどい虫歯の治療方法『C3』の場合
C3の場合は、「根管治療」を行うことで、抜歯を回避し残すことができる場合があります。
しっかりと虫歯を除去するだけでなく、「適切な根管治療」が行えるよう「歯の状態を整える」必要があります。
しっかりと虫歯を除去するだけでなく、「適切な根管治療」が行えるよう「歯の状態を整える」必要があります。
根管治療とは、歯の根の中の神経の治療です。ひどい虫歯の場合は、初めて神経を除去する抜髄治療と呼ばれる種類の根管治療になることがあります。
虫歯や膿んでしまった神経を掻き出し、消毒・殺菌を行ったあと、最終的なお薬を詰めます。
その後、歯に土台を立て、被せ物をすることで噛める状態に持っていくことが可能となるのです。
しかしながら、虫歯の状態によっては、根管治療が難しい場合もありますので、歯医者さんでの診断がとても大切です。
その後、歯に土台を立て、被せ物をすることで噛める状態に持っていくことが可能となるのです。
しかしながら、虫歯の状態によっては、根管治療が難しい場合もありますので、歯医者さんでの診断がとても大切です。
ポイント3 ひどい虫歯の地理用方法『C4』の場合
歯の根まで虫歯が進んでいたり、歯の根にヒビが入ったり割れたりしている場合は「抜歯」となります。
「抜歯」となれば、噛む場所がなくなってしまうので、食事に困ることはもちろん、抜歯をしたままにしておくと、抜いた歯の隣の歯が傾いてきたり、噛み合う歯が伸びてく(挺出)きてしまいます。
「抜歯」となれば、噛む場所がなくなってしまうので、食事に困ることはもちろん、抜歯をしたままにしておくと、抜いた歯の隣の歯が傾いてきたり、噛み合う歯が伸びてく(挺出)きてしまいます。
そうなると、噛み合わせがどんどんと崩れ、お口の機能が果たせなくなってしまいます。
そうならないためには、その部分で噛めるような治療が必要となります。
その場合
そうならないためには、その部分で噛めるような治療が必要となります。
その場合
①インプラント治療
②ブリッジ治療
③入れ歯治療
これらの治療法を選ぶ必要があります。
それぞれ、どの治療にもメリット・デメリットが存在しますので、どの治療を選択するかなど、歯医者さんとの相談、連携がとても大切です。
②ブリッジ治療
③入れ歯治療
これらの治療法を選ぶ必要があります。
それぞれ、どの治療にもメリット・デメリットが存在しますので、どの治療を選択するかなど、歯医者さんとの相談、連携がとても大切です。
まとめ
・ひどい虫歯とは、虫歯の段階の『C3』と『C4』に当たる
・根管治療で歯を残すことができる場合もあれば、虫歯の深さにいよっては抜歯をしなくてはならない可能性がある
・ひどい虫歯の状態とは、虫歯が多いことだけを指すのではなく、虫歯がどれだけ深いかで決まる