根管治療のトラブル
Q.歯の神経が炎症する原因と対処法
今回は「歯の神経が炎症する原因と対処法」について、3つのポイントで詳しくお話しします。
■ポイント1
歯の神経が炎症している状態とは
■ポイント2
歯の神経が炎症する原因について
■ポイント3
炎症を取る対処法は抜髄治療をすること
以上の3つのポイントについて解説します。
ポイント1 歯の神経が炎症している状態とは
歯の神経が炎症している状態とは「神経が何かの有害な刺激を受けたときに、これを取り除こうと防御する反応」のことを言います。
歯に虫歯ができ虫歯菌による有害な刺激が起きると、刺激に対して歯の中の神経が反応しその刺激を取り除こうとします。
この刺激による反応には
①発赤(ほっせき) →「赤くなる」
②発熱 →「熱がでる、熱を持つ」
③腫脹(しゅちょう) →「腫れる」
④疼痛(とうつう) →「痛み」
⑤機能障害 →「正常に機能しなくなる」
の5つの特徴があります。
この中の④疼痛とは痛みのことで、炎症が起こると歯の神経にある血管が充血し膨らみます。そうなると歯の中で圧が上がり、それと同時に痛みを伝える物質(ブラジキニンなど)が生じて痛みが発生します。
これが歯の神経に炎症が起きると、ズキズキする痛みが生じる理由です。
歯に虫歯ができ虫歯菌による有害な刺激が起きると、刺激に対して歯の中の神経が反応しその刺激を取り除こうとします。
この刺激による反応には
①発赤(ほっせき) →「赤くなる」
②発熱 →「熱がでる、熱を持つ」
③腫脹(しゅちょう) →「腫れる」
④疼痛(とうつう) →「痛み」
⑤機能障害 →「正常に機能しなくなる」
の5つの特徴があります。
この中の④疼痛とは痛みのことで、炎症が起こると歯の神経にある血管が充血し膨らみます。そうなると歯の中で圧が上がり、それと同時に痛みを伝える物質(ブラジキニンなど)が生じて痛みが発生します。
これが歯の神経に炎症が起きると、ズキズキする痛みが生じる理由です。
以上のようには歯の中で、赤く、熱を持ち、痛みを発生しながら、有害な刺激に対して防御反応を起こしている状態が「炎症」なのです。
ポイント2 歯の神経が炎症する原因について
歯の神経に炎症が起こる原因は「細菌」です。
虫歯ができ、歯の神経に近づくほど深く虫歯が進行していくと、細菌(虫歯菌)により歯の中の神経に刺激が伝わります。
その刺激に対する防御反応として歯の中の神経に炎症が起こるのです。
つまり、虫歯が小さい場合には神経に炎症は起こらず、痛みも発生しません。
虫歯ができ、歯の神経に近づくほど深く虫歯が進行していくと、細菌(虫歯菌)により歯の中の神経に刺激が伝わります。
その刺激に対する防御反応として歯の中の神経に炎症が起こるのです。
つまり、虫歯が小さい場合には神経に炎症は起こらず、痛みも発生しません。
ポイント3 炎症を取る対処法は抜髄治療をすること
歯の神経の炎症や痛みを取るためには、神経を取り除く治療が必要です。
炎症を起こしている神経を取り除くことで痛みをなくすことができます。
ですので、歯に痛みがある時は必ず歯医者で治療を受けましょう。
また、痛みが出るほど炎症を起こした神経は残すことはできません。
それは炎症を起こした神経は、徐々に壊死していき歯の根っこの中で感染を起こすからです。
ですので、神経が大きく炎症した場合には歯の神経を取る抜髄治療が必要となります。
炎症を起こしている神経を取り除くことで痛みをなくすことができます。
ですので、歯に痛みがある時は必ず歯医者で治療を受けましょう。
また、痛みが出るほど炎症を起こした神経は残すことはできません。
それは炎症を起こした神経は、徐々に壊死していき歯の根っこの中で感染を起こすからです。
ですので、神経が大きく炎症した場合には歯の神経を取る抜髄治療が必要となります。
まとめ
・歯の神経が炎症している状態とは「神経が何かの有害な刺激を受けたときに、これを取り除こうと防御する反応」のこと
・歯の神経に炎症が起こる原因は「細菌」
・歯の神経が炎症し、痛みがある場合には、「抜髄治療」が必要