根管治療のQ&A
Q.逆根管充填の必要性について
「保険診療と自由診療の根管治療の差は?」という質問に5つのポイントで解説
今回、このような質問をyou tubeにコメントいただきました。
■ポイント1
逆根管充填とは
■ポイント2
逆根管充填しないところが多い理由について
以上の2つのポイントについて解説します。
ポイント1 逆根管充填とは
【根っこの先からお薬を詰めること】
歯根端切除術や意図的再植など、根っこの先からお薬を詰めてあげることを、逆根管充填といいます。
歯根端切除術を行った後、膿などを取るだけで歯に隙間があると、再度感染してしまう可能性があります。
そこで、できる限り感染させないために、根っこの先からもお薬を入れて隙間を埋めてあげることで、感染のリスクを下げています。
ですので、逆根管充填というステップはとても大切な過程になります。
歯根端切除術を行った後、膿などを取るだけで歯に隙間があると、再度感染してしまう可能性があります。
そこで、できる限り感染させないために、根っこの先からもお薬を入れて隙間を埋めてあげることで、感染のリスクを下げています。
ですので、逆根管充填というステップはとても大切な過程になります。
ポイント2 逆根管充填しないところが多い理由について
【日本の歴史では口腔外科での治療が従来多かった】
米国では、根管治療専門医での歯根端切除術が一般的ですが、日本では歴史的に、根管治療領域よりも口腔外科での歯根端切除術が多くされてきました。
逆根管充填にて細菌の再出現を防止するよりも「病変の切除」に主眼を置いてきたという歴史的背景があるのでは?と「推測」しています。
最近では日本でも、歯根端切除術を根管治療領域と捉える歯科医師が増えているため、状況は改善していくと信じています。
逆根管充填にて細菌の再出現を防止するよりも「病変の切除」に主眼を置いてきたという歴史的背景があるのでは?と「推測」しています。
最近では日本でも、歯根端切除術を根管治療領域と捉える歯科医師が増えているため、状況は改善していくと信じています。
まとめ
今回は、「逆根管充填の必要性について」2つのポイントを解説しました。
1つ目のポイントは、「逆根管充填とは」
2つ目のポイントは、「逆根管充填しないところが多い理由について」
歴史も段々と変わってきていますし、逆根管充填の必要性も広がりを見せてきています。
もし治療を検討されている方は逆根管充填についても知っていただけると嬉しいです。