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根管治療の内容

Q.歯根嚢胞とは?

「歯根嚢胞とは?」について2つの要点を解説します。
 
■要点1
歯根嚢胞とは?
 
■要点2
歯根嚢胞は抜歯をすることで初めて見つかる
 
以上の2つについて要点を解説します。

要点1 歯根嚢胞とは?

歯根嚢胞とは、顎の骨の中にある、「歯根」つまり根っこの先に「嚢胞」と呼ばれる膿の袋ができたもののことを言います。
原因は、虫歯やぶつけたりなど外的な衝撃により、歯の神経が死んでしまい神経が菌に感染をして炎症し続け、それが慢性化すると膿の袋ができてしまいます。
 
実は多くの場合が歯根嚢胞ではなく、【歯根肉芽腫】と呼ばれるもので、歯根嚢胞である割合は5%位と言われています。
ゆっくりと大きくなっていきますので、自覚症状の無いままに進行することが多いです。

 



 

要点2 歯根嚢胞は抜歯をすることで初めて見つかる

【レントゲンで歯根嚢胞があるかどうかはわからない】

 

では次に、歯根嚢胞ができたのがいつ分かるのかについてですが、実は、歯根嚢胞が見つかるのは、抜歯をした時に初めて分かるのです。
 
確かに、レントゲン上で根っこの先が黒くなっている場合に歯根嚢胞がある可能性もありますが、実際にはそれが膿が溜まっているからなのか、骨が溶けてなくなってしまっているのかはレントゲンだけではわかりません。
 
ですので、「歯根嚢胞」があるから抜歯をするということではなくて、歯が割れてしまったり、あまりにも虫歯が大きくて、歯が残らない場合に抜歯をし、その時に「歯根嚢胞が見つかった!」というのが正しい解釈なのです。
 
まずは、しっかりと根管治療をして、それでも改善されなければ外科的な根管治療を行い改善するかを確認することが大切です。
それでも良くならない、もしくは歯が割れている場合に抜歯することをおすすめします。
 
まずは、専門知識のある医師に確認することが大切です。

 

まとめ

今回は、「歯根嚢胞とは?」について、2つのポイントを解説しました。
1つ目の要点は、歯根嚢胞とは根っこの先にできた、膿の袋であるということ
2つ目の要点は、歯根嚢胞は、歯を抜歯することで初めてわかるということです。
歯根嚢胞かもしれないとお悩みの方は、ぜひ専門知識のある根管治療専門医にお尋ねいただくことをおすすめさせていただきます。