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一般の患者様

Q.麻酔って痛いの?根管治療での麻酔についての真実

今回は【根管治療での麻酔についてお話】について、2つのポイントで詳しく解説します。
 
■ポイント1
麻酔自体は痛みを感じるのか
 
■ポイント2
根管治療時の麻酔を使うタイミング
 

以上の2つのポイントについて解説します。

ポイント1 麻酔自体は痛みを感じるのか

麻酔と聞くと、痛みを取るために行いますが麻酔自体が痛いのではないかと思われてしまうかもしれませんね。
 
近年では、麻酔が痛くないような工夫がたくさん行われているため、私も麻酔をしてもらいましたが痛みを感じることなく治療をすることができました。
 
では、麻酔で痛みが出ないための工夫が3つありますので、それぞれ説明をしていきますね。
 
1つ目は、「表面麻酔を行う」ということです。

 


表面麻酔とは、シール状のものかジェルタイプのものが多く、シールを歯茎に貼ったりジェルを塗ることで、歯茎の表面のみが麻酔されるので、針を刺すチクっとした痛みを感じることがありません。

 


もちろん、シールやジェルは痛みを感じることはありません。
 
2つ目は、「ゆっくりお薬を入れる」ということです。
麻酔のお薬は、体内へ一気に入れてしまうと、痛みを感じやすくなっています。
ですが、ゆっくりゆっくりと入れていくことで、痛みを感じることなく麻酔をすることができます。
こちらは術者の技術にも関わってきますが、今では電動の麻酔をする機械もありますので、入れるスピードを変えながら麻酔を入れることができるため、痛みを感じにくくなっています。

 


最後の3つ目は、「体温と同じくらいの温度に薬もしておく」ということです。
お薬が体内へ入る時、外からの異物だと感じやすい環境であれば、痛みを感じやすくなります。
ですが、お薬を体温と同じくらいの温度に温めておくことで、より痛みを感じずに麻酔をすることができます。
 
以上のことから、最近では麻酔への痛みを感じにくい工夫がたくさん行われています。
もちろん痛みの感じ方はそれぞれなので、若干は感じるという方もおられるかもしれませんが、全く分からなかった!とお話しされる方もたくさんいらっしゃいますので、あまり気負いをせずにしていただければと思います。

 

ポイント2 根管治療時の麻酔を使うタイミング

では、根管治療でどんな時に麻酔が必要になるのかについて解説していきます。
根管治療で麻酔が必要な時は大きく3つです。
 
1つ目は、歯の神経をとる時です。
虫歯などで歯の神経が死んでしまった場合などに抜髄治療は行いますが、一部神経が残っている場合があります。
その時に、麻酔が効いていないと痛みを感じてしまう可能性があります。ですので麻酔が必要です。
 
2つ目は根尖部を触る時です。

 


根っこの中の神経は死んでしまったとしても、根っこの先の顎の神経は生きています。
治療器具が触れたり、お薬を詰める時に触れると痛みを感じてしまうので、最後の根っこの先の方まで治療をする時は麻酔を行います。
 
3つ目は炎症がひどい時です。
以前に根管治療を行ったことのある歯でも、根っこの先に膿が溜まったり、再度虫歯になると再根管治療が必要です。

 


炎症がひどい場合には痛みを伴い来院される時があります。
その時は、治療を行う前に痛み止めを飲んでいただき、麻酔を行い治療をします。

ここまでの痛みになる前に治療を行うことがベストですが、痛みがある場合はすぐに歯医者さんへご相談くださいね。

 

まとめ

・麻酔は、表面麻酔をして、ゆっくり、そして体温と同じくらいの温度で行うと痛みを感じにくい
・抜髄時や根尖を触れる時、炎症が強い時には麻酔が必要