根管治療
Q.なぜ根管治療は難しい治療なのか?
実は数十種類の細菌が関与しており、根管の中に潜んでいます。その、隠れ家である根管は真っ直ぐな太いトンネルではなく、1〜4本程度の曲がったトンネルで、人によっては側枝と呼ばれる細かいトンネルが無数にあるのです。その内部にいる細菌を全て除去することは。どんな名医でも不可能なのです。
だから、取り残された細菌が再び増殖して、歯を悪くしていきます。
「細菌が敵ならば、抗生物質を飲めばいいでしょ!」と、お考えになる方もいるかもしれませんね。
確かに、怪我をして化膿しないように抗生物質が処方されますよね。しかし、抗生物質は血液に溶け込んで患部に効果を発揮しますが、一旦神経を取った歯の内部には血管がありません!
つまり、根管の中に抗生物質は届かないのです・・・。
よって、最も大切なことは「細菌」をいかにコントロールするかと言うことですね。そこに根管治療スペシャリストの知識と技術が生きてきます。