根管治療大阪クリニックによる痛みの少ない根管治療・MI修復などお困り方はお気軽にご相談下さい。

根管治療解説動画 <一般の患者様 >

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治療映像

Q.【マイクロスコープ映像】破折ファイル除去から根管治療までノーカット動画

噛むと痛い!と言う事で来院された患者様の治療で、『破折ファイル除去と精密根管治療』をマイクロスコープの映像でノーカットでお届けします。
 

1.打診痛検査

コチラの患者様は、50代の女性で

 


噛むと痛いけど、どの歯が痛いか分からない…歯茎が腫れてる感じがする
という事で当院を受診されました。
 
まずは検査を行いました。
今回は口腔内診査で
・打診痛
・咬合痛
・触診
以上3種類の検査を行いました。
 
1つ目の打診痛検査は、原因と考えられる歯とその前後の歯を軽くコンコンとノックをするように叩いて、それぞれの歯の痛みを比較してもらいます。
結果、どちらも痛みは無いようでした。

 

2.咬合痛検査

噛むと痛い。でもどの歯が痛いか分からないということでしたので、このような器具を原因と考えられる歯とその前後の歯を順番に噛んで、それぞれ歯の痛みがあるか比較してもらいます。
 
結果、原因と考えられる歯に強い痛みがありました。



 

3.触診検査

歯茎が腫れている感じがするとのことだったので、咬合痛があった歯の根っこに当たる部分の歯茎を軽く押すと、痛みがありました。

 



 

4.画像検査

まずは
●デンタルレントゲン


→歯の根っこの先に黒い影、膿が溜まっているのが写っています。
また、うっすらと破折ファイルと見られる物も写っています。
次に
●CBCT撮影


→デンタルレントゲンでの写りよりも大きな黒い影が写っています。
破折ファイルもよりはっきりと確認することが出来ました。
 
診断としては…
破折した器具の周囲が原因で、歯の根の先(根尖)に膿が溜まったり、歯茎が腫れたり、痛みが出ている
と考えられるので、破折ファイルを除去して根管の再治療が必要です。
 
患者様へリスクなども含めて、これらの説明を行ったところ治療を希望されたので、
今回は破折ファイル除去と精密根管治療を行いました。
 
ケースによって様々ですが、今回の破折ファイル除去と精密根管治療は以下の手順で進めて行きます。
 
1.虫歯除去
2.メタルコア除去
3.隔壁築造
4.破折ファイル除去
5.ガッタパーチャ除去
6.根管口の清掃と形成
7.作業長測定
8.根管形成
9.最終洗浄
10.根管充填
 
『噛むと痛い』と来院された患者様ですが、
治療前のレントゲンでは、破折ファイルがあり、歯の根っこの先に黒い影が写っていて、膿が溜まっていました。
 
破折ファイルを除去して、しっかり精密根管治療を行ったことで


治療1か月後には、黒い影がほぼ消失し、【噛むと痛い】という症状も治まっています。

 


現在、最終の被せ物を装着し、治療はひと段落しています。
定期的な経過観察は必要ですが、とても喜んで下さいました。