大きい虫歯(ひどい虫歯)とは
ここで言う「大きい虫歯(ひどい虫歯)」は、虫歯が歯の神経のところまで
到達してしまっている虫歯のことを意味しています。
歯医者さん用語ではC3と呼びます。
それ以上はC4となり「抜歯が必要な完全に崩壊してしまってた歯」となります!
このC3の大きい虫歯(ひどい虫歯)の状態では
①何もしなくても、じっとしていても痛い場合
②冷たい物がしみるが、何もしなければ痛くない
③冷たい物もしみなければ、全く痛くない
以上の3パターンがあります。
①何もしなくても、じっとしていても痛い場合
この状態はあなたにとって、非常に痛くてツライ状況かと思います。
多くの場合、虫歯によって神経が大きなダメージを受けています。
基本的には「抜髄(神経をとる)」治療が第一選択となってしまいます。
ただ、患者様の強い希望があればVPT治療(神経温存療法)を行うこともあります。
②冷たい物がしみるが、何もしなければ痛くない
実は、この状態が最も多いかもしれません。
「最近、食べものが歯に詰まるし冷たい飲み物もしみるなぁ」とあなたが感じてるかもしれません。
この状態の多くは、虫歯は大きくても歯の神経が生きている状況です。
一般的には「歯の神経をとる(抜髄治療)」になることが多いですが、
根管治療大阪クリニックではVPT治療(歯髄温存療法)という、神経を取らずに残す治療で
「歯の神経を取らずに治療する」ことを最優先しています。
③冷たい物もしみなければ、全く痛くない
この状態には色々な状況が考えられます。
ですので、複数の検査を行い「歯の神経が生きているか、死んでしまっているか?」を
見極めて行きます。
a.歯の神経が生きている場合
→②と同様にVPT治療にて歯の神経の温存を第一選択にして治療を行います。
b.歯の神経が死んでしまっている場合
→この場合は、死んでしまった歯の神経を除去してあげる必要があります。
なぜなら、死んでしまった神経を中心として細菌が繁殖してしまい
歯の根に膿が溜まって痛みが出現する可能性があるからです。
自分の歯に虫歯が存在する!と実感されている時は「どの状態で、どの治療が適しているか?」を
診断すること、そして、なるべく神経を温存した治療を行なって行くことが重要になってきます。