バイオセラミックスとは
バイオマテリアルとは「生体内の種々の組織(体液・ 軟組織・硬組織)と直接接触する材料」と定義されて います。
セラミックスとは「人為的な処理によって製造 された非金属無機固体材料」をいいます。
医療分野においてバイオマテリアルとして用いられセラミックス をバイオセラミックスと呼びます。バイオセラミック スは、その特徴と機能によってさらに「生体活性バイ オセラミックス」、「生体吸収性バイオセラミックス」、「生体不活性バイオセラミックス」に分類されます。
根管治療におけるバイオセラミックスは、上記の生体活性に含まれ、主成分がケイ酸三カルシウムや、ケイ酸二カルシウムを含みます。
バイオセラミックが、根管治療に導入されたのは、逆根管充填がきっかけになりました。
昔は、SuperEBAセメントやアマルガムが使用されてきましたが、「長期安定性」「封鎖性」「生体親和性」から、ベストではありませんでした。
そして、ロマリンダ大学のTorabinejad先生が、MTAというセメントを開発し、現在の自由診療の根管治療では欠かせない材料となっています。
多くのメーカーが、このMTAセメントを改良する事で、様々な特徴をもつバイオセラミックスが誕生しました。
根管治療大阪クリニックの北米式根管治療には、このバイオセラミックスは必要不可欠になっています。